毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。

担当は「池尾昌紀」「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。

 

 

チューリップ赤  チューリップ紫  チューリップ黄

 

 

こんにちは、ずいぶんと暑くなってきましたね。

紫陽花もきれいな季節になりました。

いろんな色だけでなく、形もさまざまで、見ていて飽きません。

 

さて、今日は、こんなお話からスタートです。

おつきあいくださいませ。

 

 

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好きになったのは、彼が先でした。

彼の猛アタックで、お付き合いが始まりました。

やがて、彼からの熱いプロポーズに押されて、結婚。

 

迷いや、不安もあったのに、彼の押しの強さに負けてしまった。

こんな結婚、最初からうまくいくはずなかったんですよね。

 

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夫となった彼との関係があまりよくなくて、ご相談に来られた方から、よく聞くエピソードのひとつです。

「彼からの押しが強かったから」この人とパートナーシップを組むことになってしまった、という理由。

 

そして、もうひとつ、よくあるエピソード。

 

 

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「こどもができたタイミングで結婚した」授かり婚のケースでも、こんな声を伺うことがあります。

 

彼のことを、きちんと吟味できていなかったのではないか。

こどもを授からなかったら、そもそも夫にする人では、なかったんじゃないだろうか。

 

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私が選んだものではないからという理由

 

現在のパートナーとの関係がうまくいっていない時、または、関係がうまくいかない時はいつも、思い出し、何度も自分の結婚を後悔してみたり。

 

この2つのエピソード、どちらも、「私が」選んだ結婚ではなかったから、今、こんなふうになっていると感じているんですね。

 

ところが、パートナーシップを組む時、「女性」の同意なくして、成り立つことはないと言われているのをご存知でしょうか。「同意」などと言いましたが、そんな消極的な色のものではないようで、「選ぶ」とか「決意」とかいう、もっと能動的な「女性」の意志があって、パートナーシップは始まっているのです。

 

このお話を聞いて、びっくりされる方、たくさんいらっしゃいます。

 

「流れ」で結婚したと、

「押し」で一緒になったと、

「致し方なく」こうなったと、

そう思っていたのに、「私が」夫を選んでいた?!

 

そんなはずはないわーっ!

でないと、うまくいかないはずないもの。

 

今、うまくいっていない理由を、そこに見出そうとしていたけれど、でも、どうやらそれは、違うようなんです。

 

 

パートナーシップの決め手が「女性」?!

 

では、なぜパートナーシップの決め手が、女性なんでしょうか。そこには、ちゃんと理由があります。

 

「女性性」という言葉をお聞きになったことがあるかもしれません。パートナーシップには、この「女性性」が威力を発揮するのです。

 

例えば、「好き」という感情がありますよね。女性も男性も、この「好き」がないと恋愛というのは始まらないわけですが、「好き」の他にも、会えないから「寂しい」とか、わかってくれないから「悲しい」、「好き」だからわかって欲しい、理解してもらえると「嬉しい」、一緒にいると「楽しい」などなど、パートナーとの間には、他の誰かとの間よりも、もっといろんな「感情」が行き交います。

 

それは、もともと「他人」であったふたりが、深く理解し合っていくためのプロセスですが、このたくさんの「感情」を扱うのが得意なのが、「女性」なのですね。言葉にならないような「感覚」をキャッチする、または、それを表現したり、そうすることで「好き」とか「楽しい」などの感覚を、どんどん拡大させることもできます。そんなことができるのが「女性性」の特徴でもあります。

 

 

目に見えない「感情」が苦手な男性

 

男性は、どうでしょうか。

男性は、目に見えない心の中で起こっている「感情」を扱うのは、ちょっと苦手です。たとえそれが、自分のものであっても、持て余しているか、無感覚になりやすいのです。ですから、女性が「感情」を表現したり、感じたりするのを見て、初めて理解できたり、感じることができたりしています。

 

この感覚も、女性には、理解しがたいことかもしれませんね。

「あーもー、男ってもどかしい!」

と嘆く女性が多いのも、このためです。

 

パートナーとの間の「感情」によって「だけ」、結びついているとも言えるふたりにとって、女性の持つこの感覚は、なくてはならないものです。これ抜きには、成り立たないことは、一目瞭然です。

 

しかしながら、「女性」は、この感覚があたりまえなので、女性のほうが、これをとても得意としていて、しかも、ふたりの関係性の中で、非常に大切な要素であるとは、あまり思わないのですね。

ましてや、「私」が「夫」を、このようにして選んでいたなどということも、自覚していない場合も多いのです。

 

パートナーシップにおける、リーダーシップを取るのは、力強い男性ではなかったのです。

女性らしい、繊細な感覚こそが、ふたりをしっかりと繋ぐ鍵なんですね。

 

「私は、愛されない」

「私は、選ばれない」

 

この感覚に支配されている時、思い出すべきことは、そもそもこうだったのです。

 

「私が愛した」

「私が選んだ」

 

ということを。

 

もっと積極的で、能動的な意志があったはずなのです。

でなければ、この目の前にいるパートナーと、今、ふたりでいるはずはないのですから。

 

 

「女性」が自由に感じるリーダーになる

 

私がリーダーなのだとしたら、どうでしょう。

パートナーシップの上で、ずいぶんと引きこもっていなかったでしょうか。表現することも、長い間止めてしまっていたのではないでしょうか。感じることさえ、許していなかったかもしれません。

 

だとしたら、まだできることはたくさんあります。

 

「女性が、先にやる」

 

ということです。男性が、この目に見えないジャンルで、お尻を上げるのを待っていても、おばあちゃんになってしまうか、もしかしたら今世では無理かもしれません。

 

また何より、「女性」が「女性らしく」生きることを大切にするのは、とてもいいことです。

 

きれいなものに、心がときめいたり、

美味しいもので、心が豊かになったり、

安心感できる場所にいて、心が満たされたり、

 

そんなふうに、心が惹かれるものがたくさんある人生を生きること、感じることにもっと自由になる、そんな生き生きとした「女性」が家に居たら、どんなにいいでしょう。

 

罠に嵌らないでください。

いつも、にこにこしていなくてはいけないの?

いつも、ポジティブでいなくてはいけないの?

 

私たちは、人間です。いつでも機嫌がいいはずもなければ、笑顔でいられるはずもありませんよね。

 

ぷりぷりと腹が立つ日も、落ち込んで泣いちゃう時もあってあたりまえ。ネガティブも感じる自由を持たせます。喜怒哀楽を感じられる、うまく表現出来る、そんなこどものような天真爛漫さが、女性の担当です。

 

わかりやすいのは、こどもが怒って、キーッとなっていても、悲しくて、わんわん泣いていても、こどもはそれを、止めないから、バーっと発散して、あっというまに、機嫌が直りますよね。

 

それを見ていても、こちらもあまり嫌な気分にならないものです。

抑圧がないからです。

 

大人になっている私たちには、いきなりそれは難しいものですが、それでも、こんなふうに「自由に感情を感じるのを止めない」ことは、女性が自分の人生を豊かに生きるためにも、パートナーシップの上でも、忘れてはならないものです。

 

怒っていても、泣いていても、暫くしたらケロっとして笑っている。

そんな「女性」の自由さは「男性」は、あまり嫌だとは思わないのです。

 

静かであっても、いつまでも不機嫌だったり、笑顔がなかったりするほうが、よほど恐ろしいようですよ。

 

「女性」がリーダーなのです。

さあ、あなたができることは、何でしょうか。小さなことから、もう一度始めてみましょう。

 

お花をリビングに飾ったら、あなたの気分が良くなるでしょう。

気分の良いあなたを見たら、パートナーはもれなく気分が良いのです。

 

パートナーシップの「鍵」は、いつだって「女性」の手の中にあります。

 

 

お役に立てれば嬉しいです。

 

 

池尾千里

 

 

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この「カップル・カウンセリング」のブログ連載では、男性心理を「池尾昌紀」が、女性心理を「池尾千里」が担当し、「男心」「女心」を解き明かしていきます。

 

合わせて「男心」「女心」を理解しあった二人が、どのように問題を乗り越えていけるのか、という事例を紹介しながら、恋愛・夫婦問題で悩んだり、恋人が欲しい!方へのアドバイスを発信していきます。

 

手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。

>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ

 

今後の「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。

 

今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。

 

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次週、6月13日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。

どうぞお楽しみになさってくださいね。

 

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