浅野

カウンセリングサービス浅野寿和です。いつもありがとうございます。

 

突然ですけど、どこか普段慣れていないことに出会うと、すごく違和感を感じませんか?

 

最近僕の中にもどうも慣れないことがあるんですよね。

それが、東海道新幹線の「切符拝見します」がなくなったことなんですよね。自由席はまだあるそうなんですが、指定席だとそれがなくなったという。

 

だから今も、つい座席に座って車掌さんを見ると、つい切符に手を伸ばしてしまう自分がいます。そんな時車掌さんと目が合うと、ちょっと恥ずかしい気持ちになりつつ、そーっと手を引っ込めるのでした・・・。

 

***

 

さて、今日のテーマです。

 

結婚に対して「今はまだ」と反応する男性の9つのパターン その5

 

■今回が最後になります「結婚に否定的なイメージ、思いを持っている男性は何を感じているのか?」という部分。

 

1.過去の恋愛(女性)を引きずっていて忘れられない「ハートブレイカー」パターン
2.結婚をすると実家(や両親)の心配ができなくなるから結婚できないと感じている「癒着」パターン。
3.結婚する自信がない(経済力や自活することへの恐れ)という「少年のまま」パターン。
4.結婚すると自分の家族に恋人を巻き込んで苦労させてしまうと怖れている「家族の十字架」パターン。
5.結婚すると自分が背負うべき責任が増えると思って気持ちが萎える「背負い込み」パターン。
6.結婚するとお金がかかり、自分の好きなことに使えないと思っている「ケチンボさん」パターン。
7.結婚すると自分の自由な時間がなくなると思い込んでいる「自分の思い通りにしたい」パターン。
8. 結婚すると自由な恋愛(セックス)ができないと思っている「自由が捨てられない」パターン。
9.結婚するといつか失敗すると確信を(過去の経験から)持ってしまっている「きっと失敗するぞ」パターン。

 

今回は残りのパターン、「6」「7」「8」をまとめてテキストにしてみます。

 

■6.結婚するとお金がかかり、自分の好きなことに使えないと思っている「ケチンボさん」パターン。

 

このタイプの男性の価値観は「分かち合い」「支えあい」という感覚を実感していない、もしくは、そういった感覚を感じたことは少ない男性に多いように僕は思います。

人によっては自分の好きなことにはガツンと投資するけれど、それ以外は思いきり出し渋る・・・と言いますか。

 

何事も自分のことは自分で、というのはいいことなのですが、その世界観があまりに「一人が前提」となっているといいますか。だから、自分の自由や喜びは自分で作り出すもの、という発想があるので、どうしてもケチンボさんのように見える方もいるようです。

 

その根っこには「自立」が当たり前のようにある方も少なくないですね。


■7.結婚すると自分の自由な時間がなくなると思い込んでいる「自分の思い通りにしたい」パターン。

 

このタイプの男性は「6」のタイプの価値観と同じような感じです。

 

が、結婚すると自分の自由がなくなる・・・というイメージが

「どこか学生時代の学校に通っているようなイメージで、時間が拘束されちゃうので嫌だ」と感じている方もいれば。

「結婚するなら相手のために時間を投資するべきでしょう?そうすることが大切なんでしょう?それが今は負担なんだよね」

と、本当は結婚するなら相手の時間を尊重したいという思いを持たれているタイプに分かれるような、そんな気が僕はカウンセリングの現場にいると感じることがあります。

 

どこか「本当に自分のことしか見えていないのか?」
それとも、実は「こうするべきだよね」とわかっているけど、それを負担と感じているか?

 

その違いがあるように思うんですね。


■8. 結婚すると自由な恋愛(セックス)ができないと思っている「自由が捨てられない」パターン。

 

このタイプの場合は、心の深いレベルで強めの罪悪感か、強い感情の抑圧がある可能性(あくまで可能性)がありますね。その罪悪感や抑圧がどうして起きているのか?は、個別ケースになるわけですけれども。

 

例えば、恋愛やセックスって「愛を交し合う」という素敵な意味合いもありながら、時と場合と、その人によって「罪悪感や抑圧を超える刺激」になることがあるんですよね。

確かに男女の関係性の導入部はものすごく刺激的であったり、興奮できたり、強いロマンスを感じることがありますし。

 

またセックスは一つの考え方として私たちにとって一般的に「タブー」になりやすいものですよね。だから、タブーを破るような感覚をセックスの中で感じていると、確かにそこに「解放感」を感じ、それを求める方がいても不思議ではないんですよ。

 

だから、どこか自由な恋愛・セックスができないというイメージは、その方にとっては抑圧される、自由を奪われてしまうという発想を生んでも不思議ではないかなぁ、と僕は思います。

 

 

■よく私たちの学ぶ心理学では「恋愛のロマンスは持って3年」なんて言葉を使います。

 

まぁ人は恋をすると、どこかときめくわけです。そしてそのときめきは確かに私たちをいい気分にさせ、素晴らしいギフトになるわけですよね。

 

が、ここでいうロマンスの向こう側・・・つまり、恋愛や二人の関係が長く続いていくときに起きるロマンスって、ある意味「その個人個人の選択と意思」によって培われていくものだろうなぁと僕は感じることがあります。

 

よく「コミットメント」という言葉で表現されることがあるんですが、「この人と生きていく」と決めるからこそ、さらに別のレベルでときめいていけることってあるんですよね。

 

が、この発想をあまりに「一人で生きる価値観」の中で解釈するとき、「結構な負担・・・」のように思うことが少なくないようです。

 

「今まで一生懸命自分なりに頑張ってきたのに、また相手のために与えろって・・・それが結婚ならしんどいよね」

 

そんなお声も実際にお聞きしないこともないんですね。

 

僕はそんなお話を伺うたびに思います。確かに一人で頑張ってきた延長に「また頑張って与える」というイメージしかなければ、その女性が好き・嫌いといった感覚ではなく、シンプルに頑張ること自体にうんざりするだろうな、と。

 

だからこのような状態を抜けていくには「人と分かち合い生きる」選択肢があると、ずいぶん楽になれる可能性があるかも?と思うんですね。

 


■今回ご紹介した3つのパターンは、この「分かち合うこと」という感覚が少し薄くなっているパターンとみることもできます。

 

つまりこのタイプの男性との未来をあなたがもし思い描くならば、お二人がお二人の考え・気持ち・生き方などを「分かちあうこと」で感じる「親密感」や「一人で生きなくてもいいんだなぁ・・・という安心感」を感じることが鍵になるケースが少なくないと僕は思います。


ただ、これがうまく前に進むためには条件みたいなものがあるんですね。

「分かち合い」を今の相手が望んでいるか?
「分かち合い」を相手の負担になること、自分の恥をさらすこと、だと感じてしまっていないか?

 

その男性に、何かしら自分を相手に見せることに抵抗がある場合は・・・確かに二人が触れ合えないこともあるような気がします。ちょっと残念なことですけどね。

 

でもこれは女性が云々という話ではなく、男性の生き方の話になっていることが多いので、ここで女性の皆さんには自分の価値を失ってほしくないなぁと僕は切に願っています。

 

また、じっくり彼と向き合って「分かち合いのすばらしさ」を伝えたり、「少しづつお互いのことを話す、認め合う、知りあう」ことができれば、一人で生きる世界を男性が少しづつ抜け出せていく可能性が出てきます。

 

そうなると次、が見えてくるケースもあるんですね。

 

 

と、いろいろ今回まで書かせていただきましたが、パートナーシップは「共に生きる」ということですよね。

 

ならば、パートナーシップを持ちたいけれど、なかなか前向きになれないときって、「自立を手放せない何かしらのこだわり・理由」がある、と考えることもできます。

 

そういった場合はどこかで「人を当てにする」・・・例えばロマンスであるとか、相手への信頼の仕方であるとか、そういった要素をパートナーに与えたり、自分自身に与えることでよりよい関係性に向かっていけることもありますね。

 

ぜひ皆さんにとって素敵なパートナーシップが訪れますよう、僕も願いつつ今回のテキストはおしまいにしたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

電話浅野のカウンセリングを受けるには?

>>>弊社カウンセリング予約センターにお電話ください!
06-6190-5613 ・ 06-6190-5131(受付:12:00~20:30・月曜休)

名古屋・鶴舞駅前のカウンセリングルームでお待ちしております。
また毎月、東京/大阪出張カウンセリングにも伺っております。

>>>カウンセリングスケジュールはコチラからどうぞ。

 

 

  浅野は『ワークショップ』も開催しています!

現在、浅野は『心理学ワークショップ」を、各地で開催しています。
ぜひぜひ皆さんの日常にお役立てください!


○5月22日(金) 19:00~20:50
いつも必要とされる私になる心理学 3
【会場:名古屋・名駅ウインクあいち

 

 

心理カウンセラー浅野寿和オフィシャルブログ
LINEスマホ版ブログから「ブログの更新情報」がLineで届くように登録できます!


過去に執筆+時々新作書きおろし中の「恋愛と男性心理」のテキストもご覧いただけます。>>>浅野寿和のブログはコチラ

 

日々更新しております「男性心理だけじゃない心理学コラム」「浅野の個人カウンセリングのご案内」「お客様のカウンセリングやセミナーの体験談」などもご覧いただけます。

 

 

心理学講座音声配信サービス「きくまる」
いつもご愛読いただいていますこのブログが、無料の音声配信により、耳で聞いて学んでいただけるようになりました。>>>きくまるサイトへ
心理学講座音声配信サービス「きくまる」では毎月7のつく日に、無料音源を配信しておりますので、どうぞこちらでもお楽しみください。

◆カウンセリングを受けるには?  ◆会場案内