池尾千里のプロフィール&ブログ池尾千里

毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。
担当は「池尾昌紀」「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。


チューリップ紫  チューリップピンク  チューリップオレンジ


めきめきと春の気配ですね。
桜の枝もピンク色を帯びてきました。
今年は、早く桜が咲くようですね。

でも、朝晩はひんやりと寒さが戻ります。

風邪に花粉症、
体調を崩す方も多い季節の変わり目、
お身体にはお気をつけくださいね。


***


さて、「草食系」なんていう言葉がありますが、
女の子に対して、ガツガツしていない、
大人しい男子を指す場合がほとんどかと思いますが、
実は、今、女子にも、恋愛は面倒だと考える方が
とても多いのだそうです。

二次元(アニメ)のキャラクターを
恋愛対象にする現象に
ご両親が不安を感じることも多いそうです。

しかし、若者に限らず、
「恋愛」を面倒なもの、
または、難解で手間のかかるものと
感じることは、世代や性別にかかわらず、
大なり小なりあるような気がします。

今回の恋愛テクニック「カップルカウンセリング」は、「恋愛」について書いてみたいと思います。
恋愛をすることや、パートナーを持つことに対し、それをつい避けてしまうのは、どんな時で、どんな理由があるのかを見ていってみたいと思います。

もともと他人であるふたりの間に生まれるものである「恋愛」。
最初は、とても不安定で、信頼がおけないものです。
先ほども申し上げたように、「面倒」だと思うこともあるでしょう。

なぜでしょう。
それは、どうなるかわからないからです。

うまくいくかもしれないし、玉砕するかもしれない。
いい人かもしれないけど、そうじゃないかもしれない。
未知な要素がてんこ盛りな時期です。

それが、恋愛の初期の大きな特徴でもあります。
わからないから知りたくて、
知りたいから仲良くなりたい。

一緒にいたいから、会えない時は寂しいし、
だから、会いたいって思います。

これって、恋愛の原動力でもありますよね。

ところが、そんな恋愛が非常に面倒だと感じる時があります。
そこには、こんな背景があるようです。


1、恋愛より、他のものの方が大切な時。

例えば、親友と同じ人を好きになってしまった。
親友を大切にしたくて、恋愛を諦めるケース。
コミュニティの中の恋愛を諦めるケース。

普段から、自分のことよりも「誰かのために」と動きやすい方に多いかもしれませんね。
優しくて、周りをよく観察し、自分がどう振る舞うとみんながハッピーかをいつも考えていたり、特に意識しなくても、オートマチックに「どうするべきか」を優先させていることがある。
そんな時、なかなか自分の本当の気持ちを表現することは難しくなってしまいます。
自分の中の「好き」に素直になる「恋愛」が、とても抵抗のあるものになってしまうのですね。              


2、男性(女性)の印象がよくない時。

男性は、女性を大切にしない。
男性は、強くて怖い。
女性は、気が強い。
女性は、気分が変わりやすく厄介。

結果、「結婚」に良いイメージが湧かない。

私たちは、自分の中にある巨大なデータバンクから、過去の記憶を引っ張り出しては、現在や未来を見ています。似たような状況を探し、その時の記憶をもとに、現在、目の前にいる人や、これから起こりそうなことを、「たぶん、こうだ」と想定していくのですね。

例えば、過去の恋愛で、ひどい目にあっていたとしたら、男性(女性)には、気をつけないといけないと思います。でないとまたひどい目にあってしまう危険があるからです。
過去の記憶は、行き着くところ、幼い頃、両親と過ごし、両親との間に感じたものです。
すると、父に対する感覚を、出会う男性たちへ、母に対する感覚を、出会う女性たちへと、写しやすいのですね。異性に対するこの感覚(印象)は、よいものであれば問題ありませんが、そうでない場合、恋愛に発展しにくくなったり、相手に近づきにくくなったり、といったことを引き起こしてしまいやすいといえます。


3、恋愛じゃないものに、エネルギーが取られている時。

仕事が忙しい。
家に病人がいる。
経済的に大変。

人のエネルギーは、使えば無くなります。一生懸命がんばったら、誰でも疲れますよね。でも、休めば、力が湧いてきて、また、がんばることができます。
でも、時にうまく休めないこともあります。バランスが崩れてしまうのですね。
何かにエネルギーを使うばかりだったら、省エネ運転するしかありません。エネルギーをなるべく使わないように、最低限のことしかできないようにするのです。

それが「恋愛」を遠ざけている理由、という場合があるんですね。
もちろん、これは無意識にそうしてしまっているのです。


いかがでしたか?
パートナーが欲しい、結婚したい、パートナーシップを手に入れたい、にもかかわらず、心の中では、無意識にブレーキを踏み込んでいることがあるんですね。

「恋愛」に限らず、夫婦間でも、同じことが起こります。

無意識にやっている、踏み込んだブレーキの理由は、何でしょうか。
危険を回避するためだけに、想定されたものなら、今、別の見方ができるかもしれないと気がつくことが、ブレーキを外すのに、とても役に立つものだと思います。


池尾千里


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この「カップル・カウンセリング」のブログ連載では、男性心理を「池尾昌紀」が、女性心理を「池尾千里」が担当し、「男心」「女心」を解き明かしていきます。

合わせて「男心」「女心」を理解しあった二人が、どのように問題を乗り越えていけるのか、という事例を紹介しながら、恋愛・夫婦問題で悩んだり、恋人が欲しい!方へのアドバイスを発信していきます。

手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。
>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ

今後の「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。

今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。

次週、4月3日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。

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