毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。
担当は「池尾昌紀」・「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。
パートナーシップというのは、非常にバランス感覚に優れた関係だといえます。例えば、とても神経質なご主人に、細かなことはあまり気にしないおおらかな奥さんがいたり、その逆もありますよね。
神経質なご主人は、家でも、あれこれ細かく言うのでしょうけれど、奥さんは、おそらく、
「はい、はい」
って、笑顔で受け止めているんじゃないでしょうか。
神経質な人は、そうなりたくてなっているわけではなく、細かいところが気になってしまったり、潔癖になったり、完璧を求めてしまう自分に対して、イライラする方もいるものです。すると、もしパートナーも似たタイプで、一緒にイライラされていては、気が休まりませんね。
ですから無意識に、そんな神経質さに対し、おおらかに受け止めてくれたり、あまり気にしないでいてくれるパートナーを選ぶのです。
また、おおらかな人は、細やかさだったり、ストイックさを兼ね備えたパートナーに魅力を感じたりすることも多いようです。
さて、このバランス感覚の他に、こんな要素があったらいかがでしょうか。
「相手と一緒にいて、心地いいかどうか」というものです。
パートナーとの関係のみならず、対人関係において、この心地よさというものは、大切ですよね。
以前働いていた会社で、面接のお手伝いをしていたことがありました。
上司の隣に座り、面接する人を見て、採用するかどうか、後で上司と相談するというものでした。
面接というのは、私自身も受けた経験がありますが、あまり楽しいものではありませんよね。履歴書を見ながら、品定めされているようです。
しかしながら私は、面接をして選ぶ側に立ったその時、こんなことを思いました。
「この人と一緒に、心地よく仕事をできるかどうか」
これに尽きることがわかりました。履歴書に、ズラリと並ぶ、資格でも、キャリアでもなく、容姿でもなく、話術でもありません。
「是非、一緒に仕事がしたい」
面接の時に、そう思わせる人を、採用したいと思うのです。
これから毎日、顔を合わせ、仕事をお願いし、ミスがあれば訂正し、世間話もするでしょう。そんな関わり合いがこれから始まる時、気持ちの良い関係が持てるかどうか、それが重要でした。
もし、そんな関係を持つことができたら、例えば、今、ビジネススキルで足りないことがあったとしても、サポートしたり、できるように教えてあげることも可能です。他に何か問題があったとしても、解決していく道が模索しやすいですよね。
では、この「相手と一緒にいて、心地よい関係」が、恋愛関係の中にあったり、夫婦関係の中に続いていたとしたら、どうでしょうか。とてもいいですよね。
お付き合いしていた頃に感じられていた「心地よさ」は、いつも一緒にいることで、感じにくくなっていきます。慣れてきてしまうんですね。
でも、この心地よさは、さきほどもお話ししたような「バランス」の中にあって、自分にない要素とセットになることで、安心感を得ていたり、パートナーのその部分への興味が尽きないなんていう効果があるのです。
長く一緒にいることで感じにくくなっているかもしませんが、それは今も、パートナーとの間にあって、お互いに「心地よさ」を共有しているはずです。
夫の細かくて、神経質なところが、私には持ち合わせがなく、代わりに、夫が、いろんなことに役立っていることや、妻の大雑把なところも、つい細かくなる自分にとってはありがたいものだ、などと、その絶妙なバランスを思い出してみてください。
一緒にいると心地よい関係を保つためには、パートナーがいることで助かっていることを思い出し、感謝することです。時々でよいのです。そして、私も、パートナーを心地よくさせていることにも気が付いてみてくださいね。
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この「カップル・カウンセリング」のブログ連載では、男性心理を「池尾昌紀」が、女性心理を「池尾千里」が担当し、「男心」「女心」を解き明かしていきます。
合わせて「男心」「女心」を理解しあった二人が、どのように問題を乗り越えていけるのか、という事例を紹介しながら、恋愛・夫婦問題で悩んだり、恋人が欲しい！方へのアドバイスを発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい！」という方は下記の記事をご覧ください。
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今後の「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。
今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
次週、１１月３０日（月）は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。