毎週月曜日の「恋愛テクニック」は「カップル・カウンセリング」と題して、パートナーシップの問題の修復やもっと幸せな二人になるための提案をしていきます。
担当は「池尾昌紀」「池尾千里」の夫婦カウンセラー。夫婦で毎週交代で発信していきます。
「月曜日：カップル・カウンセリング」のコーナーを、どうぞお楽しみに！
＊＊＊ご案内＊＊＊
【池尾昌紀の「１DAYワークショップ」】
「自分を変える」「状況を変える」「夢を叶える」ための特別な１日のワークショップをあなたに！
＜名古屋＞２０１５年１０月１１日（日）会場：名駅・ウインクあいち
＜東 京＞２０１５年 ９月２７日（日）会場：五反田・ゆうぽうと（終了しました）
◎詳細・お申し込みはこちらへ！＞＞＞【池尾昌紀の「１DAYワークショップ」】
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先週、池尾千里が「スーパームーン」を見るように、私の母、千里の母、両方から電話があった話を書いていました。
＞＞＞「スーパームーンを一緒に観よう」（池尾千里）
実は、私の母からは、私にも電話があったんですね。
ちょうどその時、私は東京で「池尾昌紀の１DAYワークショップ」を開催した後の打ち上げ会場にいました。
最初は、突然の母からの電話に、何事か！と思ったのですが、
その内容が
「月を見よ！」
だったので、思わず
「それだけか！」
と私、電話口の母に言ってしまいました。
しかし、せっかくわざわざ電話してくれたので、打ち上げ会場の居酒屋を少し抜けさせていただき、ビルの谷間から見える美しい月を見ることができました。
母に感謝です。
同じタイミングで、妻（池尾千里）と子ども達も自宅で同じ月を見ていたことを思うと、改めて母の導きだったと思います。
私の母は、大きな出来事があっても、よほどのことがない限り連絡をしてきません。
昔から我慢強くて、人に迷惑をかけたくない性格の母は、息子である私にも気を使って連絡をあまりしてこないのです。
病気で入院なんかするようなことがあっても、それが数日で退院するような程度だと、心配をかけたくないあまりに連絡してこない人なのです。
だから、この電話も何か大変なことが起こったのでは？と思ったわけです。
ここには、母からの電話＝大変な出来事、という私の自己イメージがあるんですね。
こうした「自己イメージ」というのは、私たちの心の中に「思い込み」としてインプットされているようです。
◎「いつものことだ」と思い込んで、パートナーのサインを見逃していませんか？
私たちの自己イメージは、過去の記憶から作られることが多いようです。
例えば、夫が浮気を繰り返した過去がある、とか、妻はいつも自分の話ばかりで俺の話を聞いてくれない、くれないとか。
こうした過去は「悪いイメージ」を作るので、思考がネガティブな方向へ行きやすくなります。
・夫が最近、帰宅時間が遅いとまた何か悪さをしてるんじゃないか！と疑ってしまう。
・どうせ俺の話を聞いてくれないのだから、話しても無駄と諦めてしまう。
こんな発想になるのは、ある意味当然ですよね。
けれど、もしかしたら、相手がいつもと違う何かをしてあげようと思った時、その思いを見逃してしまう場合だってあるんです。
先の例を使ってみると
・夫が急に花を買ってきた。→やましいことがあるにちがいない！
・妻が優しく話しかけてきた。→また自分の話を聴いてほしいと思ってるな！
確かに、その可能性もあるでしょう。
でも、もしかしたら、そうではないかもしれないのです。
・夫は、たまには妻のために花を買ってあげたいと思った。
・妻は、最近の夫の様子を聴きたいと思って話しかけた。
でも、それを悪いイメージで終わらせてしまうと、相手の思いを受け取らないで終わってしまうことになります。
今回の例、リアリティーがないって思われるでしょうか。
確かに、ちょっと無理があるかもしれませんね。
でも、少し考えてみていただきたいのです。
こうした「悪いイメージ」から、相手の言動を勝手にネガティブなものにしてしまったり、あきらめたり、スルーしてしまうことって、夫婦生活の中で、よく起こっているのではないか、ということを。
相手が話しかけてきた。どうせいつもの愚痴だ、とスルーしてしまう。
今日も不機嫌で帰ってきた。また怒り出すと嫌だから、近づかないでおこう、と距離を置いてしまう。
それはいつものこと、なのかもしれません。
でも、相手からのサイン、なのかもしれないのです。
こうした小さなサインを見逃したり、スルーしたりしてしまうことで、夫婦のすれ違いは起こります。
小さくても、それが蓄積されていけば、夫婦の距離がどんどん離れていってしまうのです。
◎パートナーへの「小さなサプライズ」を楽しんでみよう
私のように、母からの電話が「今夜は月が綺麗だよ」なんてことは、そうそう起こらないことかもしれません。
相手からのアクションがないのなら、こちらから行動してみるのは、ひとつの方法です。
池尾千里の記事（「スーパームーンを一緒に観よう」 ）にもありましたように「今夜は一緒に月を見よう」と誘ってみるだけでもいいんです。
花を買ってくる。
久しぶりにお菓子を手作りしてみる。
マッサージをしてあげる。
デートに誘ってみる。
少し高いお酒を用意してあげる。
そうした「小さなサプライズ」が二人のコミュニケーションをつなぐきっかけになります。
ポイントは、相手が受け取れないほどのサプライズをしないこと。
小さくていいんですね。
そして、相手の反応がなくてもがっかりしないこと。
まずは、自分だけでいいので、この小さなサプライズを楽しむことを習慣づけましょう。
週に一度は、月に一度は、小さな何かをしてあげる、贈ってあげる。
それが積み重なると、サプライズから習慣になります。
そうすることで、あなたのパートナーは「自分のことを気にかけてくれている」「見てくれいる」と感じられて、近づきやすくなったり、警戒を緩めたり、いつもより話しやすくなったりします。
今回のお話が少しでもお役に立てたら幸いです。
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この「カップル・カウンセリング」のブログ連載では、男性心理を「池尾昌紀」が、女性心理を「池尾千里」が担当し、「男心」「女心」を解き明かしていきます。
合わせて「男心」「女心」を理解しあった二人が、どのように問題を乗り越えていけるのか、という事例を紹介しながら、恋愛・夫婦問題で悩んだり、恋人が欲しい！方へのアドバイスを発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい！」という方は下記の記事をご覧ください。
＞＞＞「こんな時の『男心』『女心』がわからない！」シリーズへ
また、夫婦の関係性についての記事は、下記をご覧ください。
＞＞＞「夫婦のラブ・クリニック」
今後の「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞお楽しみにしていただけたらと思います。
次週、１０月１２日（月）は妻、「池尾千里」が担当します。
どうぞお楽しみに！
池尾昌紀のプロフィール＆ブログ
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「許しと投影（２）」
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◎池尾昌紀の「基礎集中講座～心理学入門講座編～」も配信中！
◎前回の記事は＞＞＞「私の大事なものは、パートナーにも大事にして欲しい」（池尾千里）