浅野
カウンセリングサービス の浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。

最近、少し長めのお休みを頂いて旅行に行ってきたんです。まぁ殆ど温泉ざんまいだったんですけどね。もう季節は秋だというのに、旅行先でも非常に暑い日が続き、足湯でくつろいでいるだけでも汗がじわっと滲む・・・今年の猛暑は本当に凄いんだなぁ~と再認識しました。


そして、今年は各地で水害や突風被害が多いですよね。これも猛暑の影響であるとのこと。各地で被災されている方には、お見舞いを申し上げます。一日も早い復旧を願っております。

昨日から随分と涼しい気候になりましたが、もしかするとまだ夏は終わっていないのかもしれませんね。

■それでは今日のテーマです。

男性は連絡がなくても不安にならないのでしょうか?

このようなご質問を受けることがあるんですよね。

例えば、彼と週末に会う約束するときでも、連絡するのはいつも私から。
連絡して欲しいと言えばいつも「仕事で忙しい」。
私だったら連絡がないとやっぱり不安。けれど彼は不安じゃないんでしょうか?
どうしてこうも彼から連絡してくれないんでしょう?

ただ、このご質問って二人の関係がまだいい状態でのご質問ですよね。この不安や不満、彼への疑問が積もり積もると、まぁいろんな事が起こるとも考えられるわけですが。

このようなご質問をお受けするとき、僕は男性なので、皆さんのお話を聞きながら「それは大丈夫でしょう」と感じる彼の言動であっても、女性にとっては不安になってしまうこともあると思うんですね。

ということで、今日は恋と男性とその不安のお話を書いてみたいと思います。よろしければお付き合いください。


■まず、男性は恋愛で不安にならないのか?というご質問について。

男性も恋愛の中で不安になることはあると思います。

そもそも不安というものは無くなるものではないと思うんですね。そして不安という気持ちにはいつもトリガーとなる感情があると思うんですね。

恋愛で例えると、寂しい、怖い、心細い、孤独、別れ/分離などなど。

この感覚がやってきた時、男性はやっぱり不安になると思うんです。例えば、大切に思う女性がいなくなるということは男性にとって物凄く大きな痛手ですからね。

ただ、いつも書いていることですが、男性は自分の不安を無かったことにしたいと思う傾向が強いんですよ。特に独身男性であれば、あまり恋に振り回されている自分を感じたくないと思って頑張る方もいらっしゃると思うんですよね。

だから、寂しさも怖さも孤独も、感じていたとしても心の中でぐっと抑圧して感じないようにすることが多いものでしょう。


■男性は寂しくても平気なの?というご質問について。

平気か?と言われると、これは状況によって違うと言わざるを得ないと思います。平気でいたいと思う男性のほうがとても多いと思うんですけどね。

また、パートナーがいない寂しさと、パートナーがいて一人になる寂しさは、また趣を異にするものだと言えるのかもしれません。

例えば、独身の男性が毎日寂しさを感じているのか?という一概にそう言えないと思うんです。一人で暮らしていればそれなりに自由があり、その自由が一人の不自由さより勝っていれば、一人でいるのも悪い気がしないものですからね。

ただ、それは「自分は今、一人で過ごしている」という認識が前提になっている感覚とも言えそうです。

例えば、男性にとって、いつも一緒にいるパートナーがいて、何か事情でパートナーがいないとなれば、それは寂しさを感じるでしょうね。二人の関係が上手くいっていればいるほど「今日はいないんだな」と思うだけで寂しさを感じるものだと思うんです。

また別れなどの喪失体験が伴っていれば、その寂しさは大きくなりますよね。

ただ、その寂しさに慣れている男性がどれだけいるか?という部分は個人差があると思います。

例えば、寂しさを当たり前に感じて生きている人と、寂しさをあまり感じずに生きてきた人では、寂しさという感情に対する心の耐性も変わります。

また、自分の中で寂しさをちゃんと認めて「寂しいな」と言葉にできる男性であれば、ある程度感情も消化できるでしょうが、なかなか寂しさを表現できない男性は、寂しさを感じるとスネたり怒ったりすることもあるかもしれません。

だから、「男性は寂しくないの?」という女性のご質問の前提にあるかもしれない「恋愛で相手が寂しそうにしているから私は愛されている?」という愛情の測り方は、少しリスキーだと言えますね。男性がそんなに寂しさを表現したがらない側面を持っていますから、無理やり感情を引っ張りだそうとすれば、男性の反応はあまりいいものにならないことが多いかも、と思います。


■では(今回のケースのように)どうして彼からいつも連絡してこないのでしょうか?

もちろんこれは男性によって差があるという前提がありますし、二人の関係が悪化している時は連絡してこないなんてことはありますけどね。

しかし、彼があなたとの関係に疑いを持っていないから彼からあなたに積極的に連絡してくることはない、というケースがあることも事実のようです。二人の関係が上手く行っているのに彼がマメに連絡してこないなら、それは彼に疑いがない、と考えていいケースは意外と多いんですよね。

だから週末会えば、今までどおり楽しめたり、彼も会えたことを喜び、大事にしてくれるという話は、僕が伺うお話の中でもよくあることですしね。まぁその都度の気遣いは欲しいところではありますが、それはまた別の話として・・・。

■男性は何事も理性的に捉えて、義務感や役割を感じやすいもの。と考えるとこんな仮説が立てられますね。

例えば、

「あなたからの連絡がある→彼がちゃんと返信しなければと思う→「義務感」が生まれる→ならば、目の前の緊急性が高い義務を果たそうとする→意識が仕事に向かう」

のような感じ。

特に男性が仕事など「向き合うべき」と感じているものがあるとき、それ以外のものに興味をもつことを禁止している男性は少なくないんですよね。それは、彼の意図として出てくるというよりは、自然な行動として出てくるものであることが多いようですよ。

つまり彼は悪意や戦略的な意図があってあなたとの連絡を優先させていないわけじゃないということ。

あえて問題点を指摘すれば、ここで出てきた彼の義務感の部分が、あなたとのコミュニケーションが「楽しみ」であれば、また全く別の展開になるのでしょうね。そういう意味では心理的に彼があなたとのコミュニケーションをどう捉えているか?で、状況が変わってしまうこともあるということです。


■また別の見方をしてみると、例えば彼が「別にこまめに連絡するより一緒にいる時間が大切なんじゃないの?」と思う人、というケースもあるんですね。

この言葉には「会うという事実」を大切にしたいという思いがあるのでしょう。ただここでもう少し深読みしてみると、「彼からパートナーに向けて連絡して、その返信が無かった場合」彼がどういう気分になるか?という部分がちょっと気になりますね。

もし、そこで感じる気分から回避したい~つまりこまめに連絡を取ろうとすれば、自分も寂しさを感じるリスクがある~と、意識的には捉えていなくても、過去の体験などから心がそう感じていれば、そもそも連絡を取ること自体に重きを置かなかったり、心理的抵抗から連絡を取らない男性になることもあるでしょうね。

もちろんこの彼の感覚は、彼の恋愛観や生き方によっても左右されますから、一概に言い切ることができないんですけども。

ただ、もっと二人がコミュニケーションを楽しむという目的を持てたら、より素敵な関係が築けるのかもしれません。

こんな時、お互いの心を通わせるため役立つのが「お互いが共通して興味の持てるもの」なんですね。

男性は理性。女性は感情。互いに持つ異なる感覚にも共通点があります。

それが感覚や直観の世界

互いの興味や好感を共有できれば、お互いに分かり合えることは増え、心理的な距離も近くなる。

となればコミュニケーションの質自体が向上することもあるでしょう。そうなれば女性側も不安が増大することが防げたり、男性側も義務感を感じるようなリスクも少なくなるかもしれません。


■最後になりますが、いろいろ書きましたけれど、やっぱり男性側も少しづつでいいですから連絡はマメにしてみるといいかもしれませんね。ここに書きましたけど連絡をしないって、何かしらの感情の影響や、感情を回避したいという行動である場合もありますから。

パートナーを大切にする」行動は、自分の気持ちに嘘をつかない行動ですから、連絡しない後ろめたさや罪悪感を感じにくくなりますし。また、自分に対する恩恵~愛情を与えただけ、自信や自己価値が高まりやすい~を感じやすくなるというメリットもある。

それぞれ個々にご事情もあると思いますけどね、まずは自分なりのベストを尽くされてみると、あなたの内面でいろいろな気持ちの変化が起こるかもしれませんね。

今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

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