浅野
カウンセリングサービス の浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。

ようやく先週末から夏休みをいただきました。ちょっと信州まで登山に出かけてきたんです。といっても今回はかる~いトレッキング程度だったんですけどね。山小屋泊をしつつ、素晴らしい景色を堪能してと帰って来ました。

いやぁ山はいいですね。ちょっとキツイぞ~と思う坂道を登ると、辛いけど何故か気分爽快。そしてちょっと大変な道のりの後に待っている景色がなんとも・・・。感動的で癒されますキラキラ

その後の温泉たまりません!今回はドライバーも兼ねていたのでビールをグイっと!
とは行きませんでしたが・・・。

また行きたいなぁ~と素直に思います。難易度の高い山は到底無理なんですが(笑)、それなりに装備を整えての夏~秋のトレッキングはとても楽しいし癒されますね。


■さて、では今日のテーマです。

怖れに「興味が持てる」人と「見たくない」人の話。

例えばこんなケース。

彼がなかなか「好き」とか「付き合おう」って言ってくれないんですよね・・・。
もう彼とは一緒に出かけたり、旅行に行ったり、殆ど毎日連絡をとりあってる。
それはまるで恋人同士のよう。
周りの同僚や友達も「付き合ってるんだよね?」って感じでいつも話してくる。

「まぁそんな感じ・・・だと思う・・・きっと(泣)」

そんな言葉で濁してるもの切ない毎日。あーもう嫌だ。
「好きなの?そうじゃないの?ハッキリしてよ!」
・・・って言いたいけど、彼の気持ちを確かめるのが私も怖い(汗)

これって彼が私のこと好きじゃないってことだったとしたらあまりに悲しいし。
何で好きって言ってくれないのかな?ずーっと待ってるのに・・・。

ということで、以前にも似た記事を書いた記憶がありますが(汗)今日はなかなか好きと言わない彼のことがテーマ。よろしければお付き合いください。

■さて、みなさんは恋をするとどんな気分になるでしょう?

すごく晴れやかな気分になりますか?
ドキドキ・ワクワクしますか?

それとも胸のあたりがググっと詰まるような感じがしますか?

人によって様々だと思うんですが、この辺りの現象って感情の動きという見方をすれば、「あなたの中に恋をすると動く感情」があって、それが自分の内面から外に向かって解放されているか?それとも外側に出ないように押さえつけているか?の違いで、あなたが恋をするときに感じる感覚も変わるんです。

「好きーーーーっ!」って素直に表現できる人は、好きというだけでスッキリした感覚を覚えるでしょう。

「すすすす・・・・あぁ言えない・・・」と、自分の気持ちを抑えちゃう人は、心がもやっとして切ない気分になっちゃうかもしれません。

そしてこの違いは日頃から、あなたが自分の気持ちをどう表現しているのか?によって、ある程度決まってくるものでもあります。

とはいえ、恋はどんな人もナイーヴにしてしまうのかもしれませんね。

僕自身、たくさん色んなお話を伺ってきてそう思うことが増えて来ました。年齢・性別・キャリアや社会的地位・・・様々なものをぶっ飛ばして、自分の内面にナイーブさがググっと出てくるのが「恋」なのかもしれませんね。

それは本気の恋であれば尚更に。それぐらい恋愛って「怖さ」を伴うものなんだと思うんですね。嫌われたらどうしよう?なんて怖さから、「人を本気で愛する」ことへの怖れまでいろいろあると思うんですが。

恋する怖さ。これを作っているものの心理的な理由、その一つが「恥ずかしさの抑圧」だと言えます。

「恥」という感情を抑圧する(自分の心の中で抑えつけてしまう)と「怖く」なっちゃう、という感情の動きがあるんですよ。だから恥ずかしくないように、恥かかないように・・・と恋をすると、何をするにも怖さがつきまとう傾向があるんですね。

■さて、今回のテーマは「なかなか好きといってくれない男性」についてですが。

男性の中には「俺は好きや!俺についてこーい!」ってタイプの男性もいらっしゃいますし、「もう○○さんすごく可愛いよね!素敵!」と平気で言えてしまう男性もいらっしゃいますね。

一方、今回のケースのように「なっかなか好きと言えない」男性もいらっしゃるでしょう。

そこで、この違いって何?どうしてこの差ができちゃうの?という部分について少しお話したいと思います。

・「感情を切っているかどうか?の違い」
平然と「好き好き!」と言える男性がいいかどうかは別にして、そもそも好きと表現するってに恥ずかしいこと。だから表現するには勇気が必要になることがありますね。

ただ、私達の感情っていつも自分の感覚と繋がっているわけでもないんですよ。逆に言えば「感情を感じないように切る」事もできる。

もし「好き」という気持ちを表現するときに、恥ずかしさという感情を感じなければ、自分の気持ちを表現するときにあまり勇気が必要ではなくなるわけですね。だからガンガン言えてしまう。

ただ、恥ずかしいという感情を感じていればこそ生まれる「リアリティ」「想いがこもった感覚」がありますので、あまり切り離すことがいいことだとも言いがたい部分はありますけれども。

なかな好きと言えないということは、しっかり自分の恥ずかしさや本当に好きやねん・・・気持ちと繋がっているとき、とも考えられるんですよね。だから一概にダメなこととも言えない部分がありますね。


・「自己嫌悪の程度の違い」
自分を嫌っている「自己嫌悪」が強ければ強いほど、「自分の思いは相手に迷惑じゃないか?伝わらないんじゃないか?」と感じてしまいます。

すると好きだという言葉に恥ずかしさ以外にも感情的リスクが伴いはじめ、より怖くなっちゃうわけです。

つまり自己嫌悪が強ければ強いほど、好きと表現するハードルはグングン上がっていく。そして相手に好きだと言って欲しくなる。受け身になっちゃうんですね、恋のスタンスが。なので、できるだけ自分を愛しておくということは、この辺りにもメリットがありそうですね。

・「期待の大きさの違い」
「恋に恋する」という言葉がありますけれど、恋そのものに期待をたくさんかけてしまうと「現実よりも恋の妄想」が大きく膨らんでしまいます。するとそもそも怖さを内包する「恋」がお化けになって、そこにある「怖れ」もお化けになる。

すると、手の付けられないぐらいの恥ずかしさや怖さがやってきます。

・「怖さに興味が持てるかどうか?の違い」
好きという気持ちと怖いという気持ちはよく共存するわけですが、そもそも私たちって怖いことはできるだけ避けたいと思う人が多いと思うんです。

でも、よく考えてみてください。

遊園地のジェットコースターが、全くスリルのない安全なアトラクションのように、ただ平地をクルリと一周回るだけの乗り物だったとしたら、あそこまで人気が出るでしょうか?もちろんあなたがよっぽどジェットコースター恐怖症だったらば別ですけどね。

怖いからこそ意味がある。スリルがあるから楽しい。ジェットコースター好きの方ってそう思って乗っていると思うんです。

怖さって心理的な強い強い刺激です。その刺激に興味を持って自ら楽しむこともできます。いわゆる勇者タイプの人はそうですね。たまに無鉄砲な行動もできちゃう方もいますけれど、それはそれとして・。

しかし私たちにとって「怖いものは怖い」ので、できれば回避したいと思うことも自然なことです。いわゆる石橋を叩いて渡る・・・たまに橋の土台まで確かめに行く人がいますが、慎重に物事進めたいタイプの人になりますね。

その違いが恋愛で浮き彫りになってくることって少なくないんですよ。

「怖い」と感じた時に、「面白さ」や「興味」を持つ男性は、もうぐいっと恋に突っ込んできます。

しかし「あぁ怖いなぁ」と感じて興味を持たない男性は、できる限り「安全で失敗しない」恋を求める傾向が生まれます。


そう。「安全で失敗しない」恋を求める。

今回のケースのように、すごく親密感があって彼もちゃんと向き合っているのに「なかなか好き」と言わない男性は、もしかすると「あなたとの恋を出来るだけ失敗しないように」進めたくなっているのかもしれません。

そういう意味では二人の関係を大事に考えているかも?とも言えそうです。

でも、ちょっと考えすぎて身動きがとれないというか・・・バンジージャンプで言うならば、勢いで飛び出しちゃえばよかったものの、恐れ慄いて飛ぶタイミングを逸してしまった、そんな感じかもしれません。

まぁでもこの状態が一番怖くて焦るんですけどね・・・。

こんな時に周りが「あぁ・・・なんだよ~勇気出して飛びなさいよ!」なんてブーイングしたくなるかもしれませんが、「大丈夫!頑張れ~!」と言ってあげた方が優しくていいな~と、カウンセラーとしてはそう思います。

人を好きになるって怖いものだからね~って。
私も僕も怖いんだよね~って。

少し気持ちの面でサポートしてあげてもいいのかもしれませんね。


■最後に恋に怖れを感じやすい人へ。

恋は誰でも怖いもの。その怖さに興味を持てるかどうかで確かに行動は変わってきます。そして勇気のある人を見て「すごいなぁ」って見上げてしまうかもしれません。

けれど、怖がることは何ら恥ずかしいことじゃありませんできないことも同じです、恥じゃない。だからどうか自分を責めず、相手に好意を伝えるために、少し勇気を出してみましょう。どんな人の心の中にも勇気は必ずあります。あなたの中にありますから。

かつて勇気がなく恋愛に臆病だったカウンセラーから、エールを込めて。

今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。


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