恋愛テクニック-浅野


カウンセリングサービス浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。

クローバーさて、まずお知らせです。今回から恋愛テクニック水曜日のテーマが変わります


男心のウラ☆オモテ」から「男性心理・女性心理の心理学」へ。


今までより広く恋愛心理について書かせていただけるようなテーマチェンジさせていただくことになりました。


僕の担当回では、当面今までのスタイルを変えずにいようと思っています。これまでのように男性心理についてのお話を含めつつ展開していくつもりです。また徐々に新しい要素も取り入れていこうと思います。


今後とも恋愛テクニック・水曜日をよろしくお願いします。


ちなみに、最近僕は数年ぶりにメインマシンとなる新しいパソコンを買いまして、実は今回の記事から新しいパソコンで執筆しているんですよね。あえて狙ってそうしたわけではないのですが、偶然そうなったといいますか。何とも不思議な感じです(笑)



■それでは今回のテーマはこちらです。よろしければお付き合いください。


一緒にはいられない。けれど友達でいたいという彼のこと


例えばこんなケース。


彼から別れを告げられたんです。それは突然に。私は大好きだったから受け入れるのが辛かったんですけど、何度話し合っても彼の気持ちは変わらない。だから私も別れようって、そう決めました。


ただずっと気になっていることがあって。


彼は別れ話をしている時にこう話していたんです。


「君はいつも辛そうにしている。君と一緒にいると辛い気分になる。だからもうこれ以上は一緒にいられない。」


私は私なりに頑張って彼を大事にしてきたつもりなんですけど、それがダメだったのかな?と思うと悲しくて。


そしてもう一つ・・・。


彼は「君とは友達でいたい」と言うんです。


別れた今も連絡だけはとっているんですけどね。ただ私が期待しても彼はすぐにそれを察知してシャットアウト。どうも私とはもう付き合う気がないみたい。


私はまだ彼のことが好きだけど・・・彼は今、何を思って私にあんな言葉を伝えてきたんでしょう?



■さて、まずは別れとその後との友達関係について。


別れって実はいつもネガティヴな結末に落ち着くわけじゃない。この仕事をしているとつくづくそう思うケースに出会います。


実際に、二人のプロセスに紆余曲折はあったにせよ、お互いにお互いの思いを受け止めて、別れの痛みや罪悪感をできるだけ残さず、感謝しながら別れを選ぶ方もいらっしゃいます。


また、今まで何度も恋をして、それが終わって・・・という経験を繰り返して、幸せや喜びと、悲しみや辛さを何度も感じてこられた方だと、どこか冷静に恋愛関係やそこで感じる感情を受け止めることができるようになるとも考えられます。


そんな恋愛を感謝で終える男性や、今までの経験で感情的にタフになっている男性の中には、恋愛関係じゃないけれど、今後も友人関係を続けていきたいと思う人がいてもおかしくないな、と思います。


「別に二度と会いたくないと思うほど、嫌いになったわけじゃない。」


こう書くとちょっとネガティヴですけどね・・・。今までお互いに分かり合おうとした関係だから、これからも友人でいようと思う。このことがいいかどうかは別にして、確かにそう思う心の流れにスジは通っているような気がします。これがいいかどうかは別にして。


ある程度恋愛感情に飲み込まれず、一つの人間関係として冷静に捉える方であれば、「別れても友達」でいられることはあり得ると思うんですよね。


もちろんこれはある程度相手の感情を見ていない発想とも言えますので、そんな男性を前にしてあなたがどう思うか?どう感じるか?はまた別の話なんですけどね。


やっぱり、人を好きになると大きな感情の波に飲まれてしまうこともありますし、誰もが簡単に別れられるわけじゃないとも思うんですけどね。


だから実際のご相談でも、あまりに辛く苦しいなら、「相手とある程度距離をとったほうがいいかもしれません」とご提案をするぐらいです。そしてゆっくり自分の中にある気持ちを消化していきましょう、と。


ちなみにここで感じる別れの痛みは、「今までに我慢してきた親密感や愛」の分だけ大きくなるような、そんな印象を僕は持っていたりもしますが。



■また、別の視点でお話をしたいと思います。


「別れても友達」という表現が、男性の中で「感情的な抵抗感」の表れであるケースも、無いとはいえないんですよね。


例えば、彼の中の何かしらの理由であなたと一緒にいると違和感を感じたり、感情的に苦しい思いをする。だから少しあなたと距離をとる。


するとあなたの素晴らしさや素敵な部分がたくさん見える。できれば別れたくはないとは思う。けれど一緒にいると・・・。


そんな時、彼はあなたと心理的な距離をとりたくなって別れを切り出すこともあるんですよ。



▼そこで僕がよく出会うケースはこんな感じです。


女性がとても頑張り屋さんで一生懸命彼を愛そうとしている。けれどそのあなたの表情はとても不安に満ちたものだったり、苦しさをどことなく湛えているような感じ。もちろん男女逆パターンもありえます。


もちろん彼は彼なりに愛していたのでしょう。あなたの不安が消えるように。それはお互いに同じだったとして。


それでもあなたの表情から不安や苦しさが消えなかった時。彼の思いは空中分解してしまうんですよね。彼の愛情は彼の中で無意味になってしまうことがあるんです。


すると、お互いの中にある不安や疑いなどの感覚が相手と共鳴し始めることがあるんです。例えるならば、不安という感情を音叉のようにどちらかから鳴り始めて、その感覚がお互いの共通の感覚になっていく感じ。


そんな時男性が(逆の場合は女性が)「一緒にいると辛い気分になるから・・・」という答えを導き出してくる。


一緒にいても不安を感じ、距離をおいても相手の表情は冴えない。お互いにどこか不安や心苦しさから逃れられず、また自分を責めてしまいがちになるケースですよね。



▼こんなケースって実は「お互い」に、過去に傷ついた経験や、大切な人との間に距離を感じた経験、人と自分はなにか違う、それがいけないことだと思い込んだ経験などがハートの中に隠れていることが少なくないように思います。


ここに隠れている「感情」が音叉のように響いてお互いに疼く事が多いように思うんです。彼は彼なりに、あなたはあなたなりの感覚で、ね。もちろんすべてのケースでそうだとは言いませんけどね。


また、そのようなケースでよくよく過去を見つめていくと、昔どこかで感じていた不安や心苦しさを再度目の前のパートナーとの間で再現していっているケースもあるんです。


分離感と心理学では言いますけどね。人と自分の間に常に距離を感じて寂しさや辛さを抱えている感じ。この距離感をパートナーシップの間で一気に埋めたくなる。彼との親密感が欲しくなる。


と、同時に不安に駆られて距離もとりたくなる。この葛藤の中で一生懸命に相手を愛そうとするんです。


だから、このようなケースで彼側(別れを切り出した側)の心理を掘り下げていくと、本当に別れそのものを望んでいるのかというと、そうではない可能性もあるというケースもあるんですよね。


もちろん男性自身が自分の内面で起こっている感情の動きに自覚的か?と言えば、そうではないケースがとても多い気がするので、直接男性に迫ってもうまくいかないケースもあると思うんですが。



■さて、今回のような状況があなたに起こっているとしたら、どうすればいい?について書いてみたいと思います。


今回のようなケースでは、考えられるプロセスが大きく分けて2つあると思うんです。


一つは、あなたの魅力や才能を腑に落としていくラインですね。


ただ、不安や悲しみが強くてそれが難しい場合は、もう一つのライン、あなたの頑張る気持ちの裏にある「不安」にフォーカスして楽にしていく考え方がよさそうです。


つまり、頑張っている自分にこう語りかけて欲しいんです。


いつも自分の愛情が足りないわけではないこと。
そして、大切な人がいつもあなたから離れていくとは限らないこと。

何度も何度もあなたのハートにすり込んでいく感じで。


もちろん、そうアタマでわかっていても心が疼くこともあるでしょう。不安に駆られて冷静さを失うこともあるでしょう。


そんな時は思い出して欲しいのです。


んな不安を抱えながら、懸命に相手を愛そうとしているあなたは素晴らしい」と。


またこうも思うことがあります。この事は今のこの恋愛だけじゃなく、今までもずっとそうだったのではないか?と。


とにかく、今までの頑張ってきた自分を肯定していきましょう。不安があっても頑張って人を愛そうとしたあなたの愛情の強さに気づいて欲しいのです。


そうやって自分を認めて許してみましょう


そのために、あなたの不安を切り離さないこと。なかったことにはしないことも大切なんですね。感情に蓋をしてもそれはいつか漏れ出てしまいます。その不安にもちゃんと意味がありますから、大切にしてあげましょう


できるならば、あなたの気持ち、あなたの信頼出来る人に話してみてください。話すことで感情はある程度消化されていきますからね。


また、自分を許すために僕がたまにご提案するのが、「自分にラブレターを書いてみてくださいね」ということ。自分なりに自分の言葉で、自分を愛し労る言葉を実際に書いてみる。ぜひトライしてみてほしいですね。



▼また、どこか心の中に分離感が強くあると、自己肯定感を感じにくくなることがあります。


どれだけ頑張っても自分が満たされない、愛されているのは理解できるけど、なんだかそんな気がしない、そのような感覚です。


この感覚はいつからあなたの中に強く感じるようになったのでしょう?彼との間だけで感じてきたことなのでしょうか?


それはいつから、誰との関係の中で、どこでその感覚は起きたのか?


そんなあなたの未処理の記憶の中に、あなたが隠している「不安」や、本当に求めている「親密感」が眠っている可能性もありえます。


ここは実際のカウンセリングで扱うジャンルになってしまいますが、そんな記憶を探ったり、そこで感じていた感情ともう一度出会って癒してみることも大切ですね。


もちろんこれ、パートナーそれぞれが取り組むとよりよい効果が生まれると思うんですけどね。共鳴している感情はお互いの中にある感情ですから。どちらか一方だけの問題とは言い切れないんですよね。


そして、あなたのハートが純粋に分離感よりも親密感を楽に選べるようになった時、きっとあなたと誰かの間で共鳴していた感覚は変わっていくはず。一般的に言う「印象が変わる」ということなんですけどね。


そうなれば今までよりも「楽な愛し方」を選べる私になるということにもつながります。そんな私を目指してみるというのはいかがでしょうか?


今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。


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