恋愛テクニック-浅野
カウンセリングサービス浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。



クローバーさて、まずお知らせをさせてください。



以前にもお知らせいたしましたが、今日(3/20)、福岡・博多駅前でカウンセリングサービス感謝祭 が開催されます!



名古屋を飛び出して福岡まで出張いたします。九州方面の皆様、ぜひお誘いあわせの上ご来場ください!お会いできますこと、楽しみにしています。



ということで、実はこの記事がブログにアップされる頃、僕は福岡にいるはずで(でないとイベントに間に合わない)きっとおいしい食事とお酒に満足している(という願望)ことでしょう。



そんなプチ未来の自分を想像しつつ。今日のテーマはこちらです。



愛してるのかどうか分からない。そんな彼のこと。


例えば、こんなケース。



最近、彼が私といても楽しそうじゃないんです。



彼は真面目なエリートなんですけど。仕事が忙しいのか?何か理由はわからないんですけど、毎日どこか空虚な表情を浮かべていて、少し辛そうな感じ。



私が「大丈夫?」と聞くと「大丈夫」と答える彼。「私のこと好き?」と聞くと「うん」と答える。そう答えるだけ。そこに「気持ち」がこもっているか?と言えばそうじゃない。



「どこか出かけようか?」と話しても「そうだね」という返事。
「何か美味しいものを食べに行こうよ」と少し強く誘いかけると「君が行きたいなら」と答えてくる。



彼が今何をしたいのかも分からないし、どうしたら喜ぶのかもわからないんですよね。


そんな彼と一緒にいると私も不安になってくる。彼、私や私との関係、どう思っているんだろう?



エッチも会話もそれなりにある。でも、いつも私から誘いかけてる感じ。彼から私を求めてくることってあまりなくて・・・。



私は彼にどうしてあげたらいいのか?よく分からない。それに私だって愛されたい。色々考えているうちに、どんどん2人の間に喜びがなくなっていくような気がする。これって別れた方がいいの?それとも・・・。



ということで今回は「意見が曖昧だったり、いつも元気の無い男性」についてのお話。よろしければお付き合いください。



■さて、今回のケースのように男性がどこか「エネルギッシュじゃない」状況になるとき。どうも男性のハートに「何かしらの強い制限や諦め、燃え尽きた感覚」があるのかもしれません。



特に恋愛・パートナーシップのご相談でいえば「男性があなたを求めて来なかったり、愛情表現を上手にできない時」ほど、その傾向は強まっていると考えていいケースは少なくないと思うんです。



では、彼はどうしてハートが燃え尽きてしまっているのか?今日は一つの考え方を書いてみようと思うんです。




このようなご相談って実際のカウンセリングでも多いですし、何より僕自身がそうでした。多くの自立された男性って、日々「自由」を感じながら生きているというより、社会や組織、ルールは義務などの枠の中で毎日生きている。そんな方が多いと思うんです。



もちろん、この生き方にストレスは感じていても、「大きな問題」に感じない人もいるでしょう。今ある状況の中で、日々意欲的にチャレンジされている方もいらっしゃいます。それは本当に素晴らしいことです。



ただ、そうではない男性もいらっしゃるのも事実のようで。



例えるならば「昔は毛嫌いしていた社会やそのルールや枠組みの中で生きている自分」を感じているような感じ。若干虚しくて切ないような、しかしそれが当然の流れであるような、アンバランスで微妙な感覚と共に毎日過ごしているといいましょうか。



そんな感覚を、自分で破ることができないままでいる男性って少なくないんじゃないか?と思うんです。特に20代~30代に多いかもしれませんが。




そんな感覚を抱えながら目の前にある、やらねばならないことに毎日向き合っていく。もちろんこれは大切なことですが、どうも何かの枠や制限にとらわれたような、窮屈な感じが消えないままでいる。



この感覚が仕事だけでなく日常生活や恋愛にも及ぶと「恋をしていても喜ばない・反応が薄い男性」が登場する場合があるんです。



■さて、そんな枠を破れないままでいる男性の心理。



シンプルに考えれば、「男性が自分の力で自分の枠を突破していけばいいじゃないのか?」と思われる方もいらっしゃると思うんです。その通りです。結局は自分でその枠を突破していければ、もっと自由になれると思うんです。



ただそうすることが難しい「心理状態」もあるのも事実。これって多くは男性が社会やルールに対する観念をどう感じて生きてきたか?に影響されている事が多いんですけどね。今日はその「一例」ですが、書いてみたいと思います。




例えば、子供時代に、日々仕事で父の疲れ果て帰ってくる顔を見て「そんな人生に何の意味があるのか?」と疑問をもった男性って少なくないんじゃないか?と思うんですよ。だからこそ自分は自由に生きる、やりたいことを貫いていくと思うわけです。



と同時に、疲れ果てている父の姿って「社会ってあの父をここまで疲れさせる、追い込むような厳しさがある」という感覚を覚える理由にもなるんですよね。どこか社会に対する脅威を感じる瞬間でしょう。



そして今、自分が社会の中で父と同じ立場に立っている、そんな状況になった時。



何故か子供時代には感じなかった「父の影」が何故か男性の中で大きくなることがあるんですね。そして男性の中で自分の今の立場と過去に見て感じた「父の存在」がリンクし始めることも少なくないんです。



また、この感覚はいろいろな影響を男性に与えていきます。



時には「社会で生きていれば当然のように、あの父のようになっていくものだ」という観念になることもありますし、「社会は怖ろしい」といった感覚や「社会で自由を得ることは難しい。何故ならあの父ですら超えられなかった壁」という自由に対する大きな制限のシンボルにもなっていくことがあるんですね。



そうなると「現実は変えるのではなく受け入れるしかない、父がそうしていたように」と社会に対するネガティヴさや、父が抱えているであろう「枠」や「制限」を知らず知らずのうちに学習していたわけです。感情的には父から無力感や怖れなどを学んでいると言えそうですね。



そして半ば無意識的に学んだその感覚を社会の中で映し出す。そしてその世界で奮闘して生きていく。ただそんな時って、男性にとって喜びや奮闘する意味、達成感や充実感があまりやって来ないことって多いんですよ。



だからいつしか心がエネルギー不足になり、その結果、徐々にではありますが、男性のハートは燃え尽きた感覚や未来に希望が持てない感覚に心が飲み込まれてしまう。



もちろん、父本人が仕事に対して社会に対してどう感じていたのか?はまた別の話です。疲れていても働くことに生きがいを感じている可能性だって大いにありえます。自由を感じている場合もあるでしょう。もちろんその反対もありえます。



大切なのは「子供の目から見て映った父の姿はどうだったのか?」という部分。



これが男性にとっての「男性に対する観念」を作っていくことって意外と多いんですよね。それぐらい男性と父の関係と仕事の問題は心理的に密接な関係があると言われています。(もちろんこれは一例で、この「父」の部分が、兄や先生、憧れていた先輩などに入れ替わることもあるんですけどね)




■そして、男性がこのような心理状態になったとしたら。恋愛や結婚に喜びを感じ前向きになれるでしょうか?という部分。



答えはNoに近くなるかもしれません。でもそれを素直に言えない男性も多いと思います



心理的に見ればいろいろな影響で自分の心の枠を破れず、未来に希望を感じられないから幸せを感じられなくなっているのかもしれない。それは恋愛だけでなく仕事や自分自身の人生に対しても同じなのかもしれない。



ただ男性側の心理を少し考えてみると。



今、パートナーであるあなたに対して、心から「幸せだ」と感じられない自分がいる。幸せだと伝えられない自分がいる。



しかし、そんな自分は隠さなければいけない。そんな自分を見せたらパートナーは傷つくに決まっている(と思う)。



だから自分なりに「幸せだ」「好きだ」と伝える努力はする。でもそれに何の意味があるのか?今まで彼女に対して常にそう言い続けてきたけど、いったいこんな空虚な言葉に意味なんてあるのか?自分にはそんな違和感しか感じない。



自分の中にある言葉で彼女が喜ぶとは思えない。でも他に手が思いつかない。彼女のことを傷つけたいわけじゃないから。



だから自分の中で「嘘だ」と感じていても、好意を伝えるしかない。きっとそんなものなのだろう、恋愛って、結婚って・・・。


男性がこのような状態に陥ると、男性自身も自分を誤解して「自分は誰も愛せない冷たい人間だ」と感じておられる場合があります。



ただ、僕は思うんですね。それは感情的な影響が原因でそうなっているだけかもしれませんよ、と。男性に喜びや愛情が消えたわけではなく、ハートで感じられなくなっているだけかもしれないですよ、と。そんな心理的な要因を否定出来ないケースもあるんですね。



だから、恋愛の問題とハートの問題を一緒にして考えてもややこしくて混乱するだけかもしれません。もし男性がそんな感覚を持っているならば、ちょっと分けて考えてみたほうがよさそうですよ。そしてできるならばカウンセリングなどのサポートを受けていただければと思います。それは自分のためもありますし、パートナーのために、という意味もありますね。




■ではパートナーとして、このような時、どうすればいい?についてなんですが。



一言で言えば、無気力な状態になっている男性は「感動体質」の女性を求めていると言えるんです。



自分では破れない枠。それはルールや制限だけではなく、「感情的になれない」という意味合いも含まれています。「男性がかつて見た疲れ果てた父の姿」に感情的な要素はあまりなく、ひたすら耐えるというインパクトのほうが大きいはず。これを超える発想が彼の中にないんです。



だからここでは「彼に寄り添う」「彼を心配する」といった愛し方だけではうまくいかない事が多く、女性側にも強いストレスや無力感が襲い掛かってくるケースとも言えるんです。



あなたがどこか彼とは正反対のような「何者にもとらわれていないような情熱や自由さ、そして感情表現豊かな感動体質」であればあるほどいい。彼は自分にはないものを求めようとするでしょうから。



逆に、共に心配し不安になる関係は最も避けたい状況でしょうね。



もちろん自分とは正反対ですから、彼も最初はインパクトが強くて少し引く可能性もあります。だから彼の状態によって考えないといけないケースもあるでしょう。


ただ、そんなあなたに慣れれば、徐々に「あなたと一緒にいることで感情が引っ張られて楽になっていく」こともあるんです。



また、このタイプの彼は常に自立的な態度を取り、あなたが心配しても何もさせてくれないような状況も生まれやすいと思うのですが、そんな時こそ彼の傍にいながら、同時に心を自由に開放して感動体質になるチャレンジをしてみてもいいのかもしれません。



いわゆる「キラキラ感」のある女性を目指してみるのもいいかもしれませんよ、ということ。



ただ水曜はテーマが男性心理なので「どうすればキラキラした女性になれるの?」という部分については割愛します(笑)このような話は他の曜日にたくさん記事が書かれていると思いますので、一度参考にしてみてくださいね。



では最後になりますが・・・僕の個人的な体験からの感想を。



僕が心理学を学び癒しの道に入る前って、この「キラキラ感」がよく分からなかったんです。むしろ「どんな人も辛いんだろうなぁ」だとか、「目の前では元気にしているけど、きっと無理してるんじゃないか?」とネガティヴな目で人を見ていたのです。



そして相手の事情を理解し気遣うことこそ愛だし素晴らしいことだと思っていたんです。もちろんこれが間違っているとは思いませんけどね。



しかし、いろんな癒しや学びを通じてある気付きがやってきたんです。



本当にキラキラしている人は無理してそのエネルギーを作ってるのではないんだ
疑いなく喜びや楽しみを感じ満喫できる達人だからキラキラしているんだ



これは物凄い「魅力」なんですよね。そして僕自身キラキラした人と一緒にいると元気をもらえるというか、癒されちゃう経験をたくさんしました。



そう考えると、自分を癒し感動体質になる事って自分のためだけではなく、誰かのためにもなるのかもしれませんよね。なんかちょっとお得感ありませんかね?そう思うのは僕だけでしょうか?



共感以外にも人を元気づけ勇気づける方法ってあるんですよね。一度参考にしていただいて考えていただければと思います。


今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。




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