恋愛テクニック-浅野

カウンセリングサービス浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。


今日、天気予報を見ると先月に続き関東地方は大雪の予報。今週末僕も東京に出張予定なのでお天気はかかさずチェックしているのですが、いやはや今年は雪がすごいですね。


気温の変化も激しいみたいですから、ホント、あっという間に風邪を引いてしまう時期ですしね・・・。皆さまどうぞお体ご自愛下さいね。(>ちなみに私の東京出張を含めた、カウンセリングスケジュールはこちらのブログ で確認していただけます。)


クローバーそして一つお知らせです。


来月(3/20・祝)福岡で開催される「カウンセリングサービス感謝祭・福岡 」に僕も急遽参加、講演をさせていただくことになりましたビックリマーク


今まで福岡を訪れることも殆ど無かったものですから、今からとても楽しみにしているんですねー。九州の方はお人柄が温かくドキドキ、しかも食べ物とお酒がめっぽう旨い音譜と、福岡に通うカウンセラーが口をそろえて申しておりまして、いつも伝え聞いております。


いやぁ、楽しみです。きっと3月中頃はもっと暖かくなって、身体でも心でも、そして味覚ナイフとフォークでも、春を感じられる季節なんでしょうねー(遠い目)



■それでは今日のテーマです。



彼は寂しさって感じないの?



例えばこんなケース。


彼はいい人なんだけど、あまり連絡をマメにしてくれない人なんです。一緒にいると楽しいし、優しくしてくれるんですけどね。


でも、メールを送っても返事が少ないし、あまり彼自身のことを私に話すわけでもない。確かに彼の仕事がとても忙しいことは知っているんですけどね。


私はもっと近くに彼を感じていたいし、彼のコトもっと知りたいなって思うし。もし私が彼だったらきっと寂しくて辛くなると思う・・・。


彼は寂しくないんでしょうか?男性って寂しさをいつも我慢できるものなの?


それとも私に興味が無い?・・・まさか他に女性がいるとか???だから寂しくない、とか?


いろんな不安が浮かんでは切なくなっちゃうんですよね。



ということで、今日は男性と寂寥感(寂しさ)について少し書いてみたいと思います。よろしければお付き合いください。



■さて、カウンセリングをしていると、今回のケースのようなご質問を受けることって意外と少なくありません。


もちろん、そのご質問に対しては、実際に彼がどういう人で、どういう状況に置かれていて・・・などの情報がないとある程度の見当がつかないので正直ケースバイケースだとしか言い方がないんですけどね。


ただ、男性って一人でも寂しくないの?というご質問の部分に対しては、「いいえ、そんなことは無いと思いますよ」とお答えすることは多いでしょうか。


確かに男性は女性ほど「寂しさ」を表現しない傾向が強いのかもしれません。どこか、寂しさや悲しさ、虚しさといった「あまり感じていても気分が良くならない感情」を、日々抑圧している側面があるとも言えますね。


特に男性の成長プロセスでは、周囲からとかく「感情を抑圧せよ」という要請を受けやすいものです。感情的になるよりも行動的になれ、感情に流されず意志を持て、という部分。これは自らが自律的な行動をするために必要な要素ですが、反面どうしても「感情」というものを重要視しない傾向が出てきてしまいがちです。


この行動パターンはどうしても「恋愛」にも顔を出してくることが多く、女性の前で感情的になることをよしとしない男性はたくさんいらっしゃると思います。逆に「恥ずかしいこと」だと感じている男性も少なくないのかな?と個人的には思います。


今までも、そして今も、感情的になるなと育てられ、それを当たり前のように行なってきた男性に、「ほれ泣け!」「ほれ弱音を吐け!」というのはある意味拷問に近い感覚を感じる人もいるぐらいですし・・・。


ただ、それをあくまで「感情的なものに苦手意識を強く持っている」と考えれば、男性の中にその感情がないわけじゃないんですよね。


多くの男性は無意識的に一人を選ぶことが多いもの。外からの感情的刺激から逃れることで、自分の内面のバランスを取ろうとする人はとても多いです。


それはあまりに多くの感情的な刺激に晒されると強いストレスを感じやすいということでもあります。


だから、恋愛中の彼が日常的に寂しさをリアルに感じているのか?と言えば、女性に比べればそんな感覚は薄いと言えるでしょうか。メールや会話を重視しなくても孤独を強く感じない部分はあると思います。(恋愛初期は別ですけども・・・)


むしろそこには男性なりの別の感覚があって、誤解を恐れずに言えば、彼の中で二人は付き合っているという「事実」を根拠に、彼女と繋がっている感覚や、自分が彼女を愛している、相手も愛してくれているという想いから「安心感」や「信頼」が強めていくわけです。


その感覚があると、孤独や寂しさをあまり感じない心理的な状況を作ることができますから、男性は女性から見て一人でも大丈夫なの?と思える状況でも、平気な顔をしていることがあるんですね。


ちなみに、女性が寂しくなって彼に想いを伝えた時に、男性が「俺たち付き合ってんじゃん」「一緒にいるだろ?大丈夫だよ」と伝え安心させようとする行動は、この辺の感覚が根拠になっていると考えていいと思いますね。それで女性が満たされるかどうか?は別として、ですが。



■そう考えると、男性にとって恋愛で何よりも大切なのは「感情」だけではなく、自分で感じられる2人の「信頼」と言えそうです。


もちろん相手に自分を理解してもらうことも大切ですが、それはある意味、まだ横においておけるジャンルの感覚だと言える部分がありそうなんですよ。


逆に、お互いに信頼しあえているという感覚を失うことが男性にとって何よりも怖ろしいことなんですね女性に信頼されない=当てにされない=自分は無意味・・・といった感覚は、男性の中の自信や自己肯定感を大きく突き崩しますから。


そんな時に、内面に隠れていた寂しさや一人になってしまう分離感を感じ、男性の心の中を駆け巡っていくことになるわけです。



さて、このような男性の感情的な側面への感覚や反応。これがいいか悪いかは別にして、この感覚って自立した方ならば、どこか当たり前のように感じていることだと思うんですよね。


だから恋愛でも「感情的なこと」よりも、「思考や理性で判断できるもの」を大切にし、2人が一緒にいる事実を大切にしたがるし、それが幸せの根拠だと思っている部分があって不思議じゃありません。


そうなると、僕自身も経験がありますけれど、男性の理解を越えていく女性の繊細な情動や感情の動きって、男性にとってはホント分からないものになりえます。どう反応すればいい?と考えこみ、時には自分の中にある2人の「信頼」という感覚を脅かすような怖さを感じることだってありえます。


女性の繊細な情動と、男性が恐れる信頼を失うという感覚は時に大きくリンクする、といった感じでしょうか。


だから、もし2人の信頼関係が崩れそうな問題が起きた時、俺も寂しい、なんて男性は言っていられないのです。


どうすれば信頼関係が回復するのが、非常に現実的な物事を考えて、それを女性に伝えてきます。


しかしそれはあまりに女性の感情を無視した言動である場合があるので、何をされても女性の気持ちが満たされることがない、なんてことも多いようです。


それがケンカの一因になったり、お互いの気持ちがすれ違う決定打になるのかもしれませんね。


それぐらい、男性は、特に自立していればいるほど、女性が思うよりも強く感情的な理解ではない部分で恋愛をしている部分があると言えます。


そう考えれば、彼が私ほど寂しさを感じていない?だから愛されてない?と考えるのは、ちょっと待ったほうがいいかも?と言えそう


あなたの感覚で彼の感覚を推し量りすぎると、無用な不安が募るだけってケースも有り得ると思うんですよね。



■最後に、もし相手の気持ちが推し量れずにつらい気持ちになったり、その結果相手に迫りたくなったとしたら。


まずはちょっと待った!って感じで、一呼吸おいたほうがよさそうです。そして辛い気持ちがあるならばそのケアから先に始めてほしいなと思います。


何より、自分の感覚では割り切れないこと、理解できないことってやっぱりあると思うんです。そしてその分からないことがあることって、恥でもなんでもなく、お互いが違う人間なのだという証明でしか無いと。むしろそれ自体、問題なんかじゃないと思うんですよ。


もし今、あなたの中に、相手は自分を理解してくれない、そんな寂しさや辛さがあるなら。相手を変えようとする前に、「もういい」と切り離そうとする前に、できるならば、異性の友達(男性なら女性・女性なら男性の)の意見を聞いてみることをおすすめしたいと思うぐらいです。


そしてその人の話の内容はもちろん、男性女性なりの感覚を少し意識して感じながら意見を聞くと、お互いの気持ちが少しづつ見えてくるかもしれませんよ。


その上で相手の気持ちを少しづつでもいい、理解しながらコミュニケーションすることがよりベターな選だと思うんですよね。


自分を責めたり、その結果相手を責めたくなる気持ちより大事にしてほしいことがあるとするならば、「どうして相手はこう思うんだろう?」という相手の思いに興味をもつこと、だと僕は常々思っています。


今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました!




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