恋愛テクニック-浅野

カウンセリングサービス浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。


さて、僕は先週末、3日間の東京出張カウンセリングを行なっていたのですが、街中に雪が残っていてビックリしたんですよね!まぁ、うっかりバスを降りるときに滑りそうになったとか、ならなかったとか。


そしてその寒さを宿泊中に実感し・・・いろいろ防寒グッズを揃えていてよかったと心底思いました。もちろんその1つが当日買い揃えたお酒だということはここだけの話、ということで(笑)


また、今回お会いしました皆さん、ありがとうございました!皆さんの毎日が幸せに溢れますよう、お祈りしています。



■さて今日のテーマはこちらです。


彼の話す「ゴメン」の意味。


例えばこんなケース。


彼とケンカしたり、何か二人の間で問題が起きたとき。最後に彼が「俺が悪かった」「全部俺が悪い」と謝罪することってありますね。


それは逆切れっぽい感じではなく、真剣に伝えてくるとき、です。


そんな時の男性の心理ってどういうものなのか?というご質問も意外と多かったりします。特に二人の関係が少しうまく行っていないケースなどで、「彼が謝ってきたときってどうすればいいの?」というお話もあるんですよね。


そしてその彼の言葉の意味や重みをキャッチできないと、二人がすれ違ったり、いらぬ誤解をしたり、彼が今度は逆襲に転じてくるなんてこともあるようです。


今日はそんな男性にとっての「ゴメン」とうう言葉の意味について書いてみたいと思います。よろしければ最後までお付き合いください。



■さて。まず、女性にとっての「ゴメン」ってどういうものなのでしょうか?もちろんこの記事を読んでいただいている女性の皆さんのほうがよくお分かりかと思いますし、人によってその感覚の差があることは踏まえた上で書いていきますが。


心理学の中で女性的な発想から見た「ゴメン」の意味合いは「対人関係を上手く進めるための要素」であることが多いと言われます。


ゴメンという言葉がどこか「気遣い」のような意味合いを持つのですね。優しい方や気遣いを意識しておられる方ほど何事にも「ゴメン」という言葉を使われることが多いようです。もちろん例外はあり、です。


一方、男性的な発想から考えていくと、実はそういう意味合いだけで「ゴメン」という言葉を使うわけではないんですね。


時には「ゴメン」という言葉に謝罪の意味だけでなく、自分なりの想い、愛情などを込めることもあるのです。ちょっと不思議なお話ですが、話を先に進めますね。


男性にとっての「ゴメン」。これはどうしても「責任」という感覚が出てきて、結構重たい言葉になることが多いです。なので男性は女性の気遣いからくる「ゴメン」であっても、連呼されるとあまりいい気分にはならないことも多いようです。


少し話はそれますが、以前、車のテレビCMでこんなものがありました。


ある俳優さん演じる上司が、女性の部下を連れて取引先に謝りに行くというシーン。その上司は深々と頭を下げて凛と謝罪しているシーンが写り、その後その部下が「部長、謝りすぎです。でもカッコ良かったです」という告げるシーンが続くのです。


僕自身、このCMを見たインパクトが強くで今でも覚えているのですが、そのCMを見ながら強い男とはこういうものだろうなぁ、と思った記憶があります。


一方で「カッコ良かった」と言われて「ありがたい」と感謝はするけれど、それと同時に「それで当たり前」といった感覚を覚える方のほうが多いかな?と個人的には思ったりします。


謝りすぎだと思われるぐらい、頭を下げる。そこには劣等感や屈辱感も感じることがあるでしょうが、それをぐっと抑圧していくわけです。


そしてこれ、自分のためにはなかなかできないことではないか?と思います。会社、部下、取引先、今後のこと・・・全部背負って謝罪する男性の背中には大きな責任感があるのでしょう。この感覚って自立男性的な愛情表現の真ん中にあるものだと思うのです。



■男性にとっての謝罪、「ゴメン」という言葉。これはどこかで「重大な自分の非やその責任を認めた時」に使われることが多いんですね。


そして、この状況の責任を全て自分でとり、なんとかしなければ・・・。そんな意味合いが込められているんです。


そしてこの感覚はビジネスだけでなく、恋愛でも同じ事が言えそうです。


今、自分のパートナーが怒っている、泣いている、悲しんでいる、苦労している・・・などなど。この光景を見て男性は「自分の責任」であると感じやすい部分を持っています。


しかし、自分にはどうにもできないと手がない感覚を覚えたり、まさに自分が悪いとき・・・男性は感情的にはただただ耐え忍ぶという選択をすることが多いものかもしれません。


そこでは「相手に許されるまで耐えるしかない」という感覚を持ち合わせていつつも、もし現実的な問題があるならその責任を取りたいという感覚を持ちます。ここに男性は「責任という感覚=男性なりの愛情のような感覚」を込めるのです。その感覚が時として「俺が全部悪い」という形になって出てくるんですね。


どこか男性が「本気」で「ゴメン」と謝っているときというのは、責任を取ることだけが自分が思いつく最後の手段、ぐらい感じていることもあるんですよね。どこか相手の思いや感情を見る発想はあまり浮かばないのです。


更に言えば、このように自分の中で罪悪感と向き合いきれるかどうか?って、男性の中の「強さ」のバロメーターになっている側面があり、これが男性の中では「良いこと」だと感じている部分があることも事実のようです。


・・・そういう意味では男性にとって「今更謝られても・・・」「謝るぐらいならはじめから考えろ」という言葉は結構ぐさっと刺さりますね。よほど成熟したマインドを持ち合わせていない限り、自分の想いを完全に否定されたような感覚を覚えるはずなので。


これがいい悪いという意味ではなく、男性にとっての「ゴメン」にはそんな心理がついてまわっていると考えていただければ、と思います。



■もちろん男性の中には内心感じる「罪悪感」に耐え切れず、怒り出したり、言いくるめようとしたり、逃げ出したくなる男性もいらっしゃるかもしれません。ただ許されたくて使う「ゴメン」は、今回のケースでお話するものとは違います。


また、自分に厳しかったり、とにかく優しい女性は、男性が真剣にあなたと向き合っていても、男性がシリアスになり謝っている姿を見て更に傷つかれる方もいっしゃるようですね。相手はゴメンしか言わない。それって愛情がないってこと?と感じてしまうこともあるかもしれません。


ただ、そこではあなたが自分を責めないでほしいなと思います。傷ついたならその気持ちのケアを考えて欲しいのです。人が誰かを責めたいと思うとき、実は内面では自分のことを責めているものだと心理学では考えますしね。


誰しも問題が起きると、そこで失敗感や罪悪感を感じる度合いだけ自分を失敗を責めてしまう、そんな心理を持っています。パートナーシップの問題はその心理が浮き彫りになりやすいものです。


ただ、男性と女性ではゴメンの意味も、問題が起きた時に相手に伝えたくなるメッセージ、その意味やポイントも違う事が多いのです。


だからこそお互いの気持ちをどうキャッチしていくか?を求められるケースって結構あるような気がします。自分一人の判断では見えない、相手の本音を知ることって本当に大切だと思いますよ。


とはいえ、もちろん辛い時はお互いにココロの余裕もありませんからね。そんな時はまず心理的な安定を求めることが大切だと思います。その手段としてカウンセリングも含めていろいろ考えていただけるといいかと思います。


最後に、男性が本当にあなたと向き合い、自分の気持ちとも向き合っているとき。そんな時の「ゴメン」は真剣だからこそ、男性の方にも心理的なダメージが残ることが多いものです。


男性がたとえ許されてもすぐに気持ちが切り替わるわけではなく、その余韻が残ることが多いです。そのあたりが彼の気持ちや本気度を見極めるポイントになりそうですし、彼がそんな状況なら、一時的にそっとしておいてあげる事も大切かな?と思います。


今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。



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