恋愛テクニック-浅野

カウンセリングサービス 浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。


さて、今日もまずお知らせをさせてください。


クローバー今週末・17日(土)に名古屋でカウンセラーズフェスタ というイベントが行われます!

参加カウンセラーが毎回用意されたテーマに沿った講演をしたり、みなさんの「いいところ」を私たちカウンセラーがお伝えしたりと様々なイベントを用意して皆さんをお待ちしております。


今回のフェスタテーマは「愛されるあなたになるために


僕もこのテーマに沿った講演をさせていただきます!みなさんのご来場お待ちしております。


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虹カウンセラーズフェスタ名古屋

日時:2012/11/17(土)10:00~17:00
会場:(名駅)愛知県産業労働センター・ウインクあいち
交通:名古屋駅より徒歩5分
料金:¥3,150-
※出入り自由のフリーパスです。
※オフ会(打ち上げ)は、別途費用(飲食代2,000円程度)が必要となります。

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■それでは今日のテーマです。


男性の「怒り」とあなたの「不安」


例えばこんなケース。


最近、彼が仕事で大きなミスをしたらしいんです。元気がなくって連絡も途絶えがち。今はすごく落ち込んでいるっぽい。


こんな時こそ私を頼って欲しいというか。支えてあげたいし、私も彼と会いたいし、いろいろメールや電話で連絡を取ろうとしてたんですよね。大丈夫?とか。元気?とか。


そしたらある時彼から「ちょっと放っておいてくれないか!」とメールが。怒った感じで突き放されちゃったんです。


その反応にビックリしちゃって、彼にごめんねってメールしたんですけど。それ以来彼の反応がなくて。もう1週間ぐらいそのままなんです。


彼、私に怒ってるんでしょうか?だから連絡くれないの?それとも・・・。こんな時ってどうすればいいんですか?


ということで男性が仕事などで落ち込んでる。そんな彼を励まそうとしたら怒りの反応が来たってケース。今日はこの辺の話を書いてみたいと思います。よろしければお付き合いください。



■さて、今回のケース。


今までに彼が深く深く凹むことが何度もあって、時とともに彼が回復してまた向き合えるようになる、なんて経験をした女性にとっては「あぁ、またか・・・」という感想をお持ちになることもあるかもしれないんですけどね。


このように彼を待つことができる信頼関係があればそれほど不安になることも少ないのかもしれませんが、付き合ったばかりでこういうケースに出会ったり、今まで優しかった彼、いつも穏やかだった彼が急に今回のケースのように怒り出したりすると、女性側が驚いて慌ててしまうことが多いかもしれませんね。


今回のケースは、誰でもミスや失敗などをすれば自分を責めたり、誰かに叱責されたり、いい気分やいい状態でいられることは少ないもので、そういう時に出てくる反応、なんですよね。


男性がいろんなストレスや無力感、失敗感を感じると、感情的に「弱さに入れない」分だけ感情の蓋である「怒り」という感情表現を使うことが多いものですから、どうしても男性の態度は怒ったような、若干攻撃的なものになってしまうのかもしれませんね。


しかも仕事のミスなど彼自身でも自分を責めてしまうような出来事であったならば尚更。そもそも彼の中で自己嫌悪が強まっていますから気分も穏やかでいられないし、できればこんな自分は見られたくないと感じていても不思議じゃない。


そんな彼の気持ちって「今、辛いんだ。助けて欲しいんだ」って感覚ではなくて、「今、辛いんだ。だから自分がもう一度気持ちを落ち着ける時間をくれないか?」といった本音が隠れているのかもしれませんね。もちろんその彼を助けてあげたいというお気持ちは素晴らしいと思うのですけれども。


■さて少し話を変えまして。


あくまでこれは余談で、恥ずかしながら我が家でよく起こる光景の一つをご紹介してみたいんですが・・・。


例えば僕が何か考え事をしているとします。仕事に夢中になっていたり、なかなか出てこないブログのネタ(笑)に手こずり苦闘していたとしましょう。もちろんこれは仮に、のお話ですよ。


そんな時に妻が何気なく話しかけてきたとして。そこで僕がついつい「ん?何っ!」って怒ったような表現で相槌を打ってしまうことがよくあるんですよ。


こちらに悪意は何もないんですけどね。自分が向かっている心のベクトルとは違う刺激をもってこられると、感情的な刺激を受けてつい反射的にイラっとしてしまうんですね。


その度に怒りが得意でない妻は「なんで怒るのよ!」と、怒りを表現するんですけどね。きっと僕の反応が彼女の怖れを刺激したんでしょうね。だから感情的な反応が出てくる。


すると怒っているわけじゃない僕は「別に怒ってないよ!」と応酬してしまい、「ほら!怒ってる!」と妻がまた反応。


そのうち本気で2人が怒り始めるのは容易に想像できると思うのですが(笑)


ちなみにこんな時僕はね、ムカムカを否定するんじゃなくそのまま「仕事してたはずなのに何で怒ってんだ?」と自分に問いかけてみるんです。


すると、ただ話しかけられただけなのに自分が怒っていること、その意味が「あまりになさすぎ」て笑えてしまうんです。すると不思議なもので怒る気にもならなくなるんですよね。



■心理的に「怒り」って感情の蓋なので、反射的な反応の一つとしてよく出てくるんです。例えば、自分が感じている感情を隠したいとき、何かに集中して余計な刺激を受けたくないとき、何か強い怖れを感じているときなどなど・・・。


例えるなら、あなたがずーっと正座していて足がジンジン痺れたとき。その足を誰かに触られそうになったら「さ、触るなぁっ!」って強く反応しまいませんか?触られると悶絶してしまうから。


でもそれって悪意がある反応でしょうか?そうしたくてしていることでしょうか?


違いますよね。ただ「悶絶したくないと必死なだけ」で、その必死さが反射的に強い反応になっているだけですよね。


そう考えると、今回の彼のような反応もどこか同じ反応だと言える部分があるんですよね。少しそっとしておいてくれ、それを強く伝えたかっただけで、それ以上でもそれ以下でもないってこと、少なくないようですよ。


逆に、彼の感情を乱してしまったと不安になり、自分の気持ちを彼に分からせようとすると逆効果になってしまいます。


だから少し見守るスタンスで、いつもどおりのあなたでいて大丈夫ってケースだって大いにあり得るんですよね。


もしここであなたが不安に駆られて


「なんでどうして?冷たくするの?え?私が悪かったの?ごめんね・・・」なんて反応を(してもいいんですが)あまりにガツンとしてしまうと、彼の怒りを「攻撃・悪意という形」で肯定してしまうことになっちゃうんですよね。


すると、彼の心理的には「そもそも悪意なんてない」かもしれないけれど、「加害者の位置」に入ってしまい罪悪感を感じ、そのバツの悪さから本気で怒りはじめる、ウンザリするなんて反応が出る。自分が凹んでいるなら気分はあまりよくないですからなおさら強く出てきますね。


また「大丈夫?」という彼への思いは素晴らしいのですが、過剰にやりすぎるとどこか「過干渉」なイメージ(多くの場合母親のイメージ)をあなたに映し出してしまい、反発したくなるなんてことも起こるようです。


もちろん彼もここで「うん、ありがとう」と反応して、今の自分の気持ちをしっかり話すことが大事だったりするんですけどね。気持ち的にいっぱいいっぱいだとそうも言っていられないときがあるのかもしれませんね。それはお互いに、ですけども。


だから今回のようなケースは最初が肝心かな?と思いますよ。いらぬ誤解でお互いに感情的にブレている状況を作らないってことが大切ですね。


そしてもし気持ちがブレ始めたら、まずは友達など誰かに話を聞いてもらって気持ちを落ち着けたりすることも大切だと思いますよ。


また、もしこのような状況になるまえにあなたが心理的に見つめるといい事は


・あなたの「怒り」という感情への反応のしかた(怒りに触れるとどうしていいかわからなくなる?)
・彼とのコミュニケーションパターン(嫌われたくないがゆえに自分を隠してない?)
・あなたの恋愛ポジション(彼と対等さを感じられていますか?)


このあたりになるでしょうか。このあたりを変化させるアプローチをカウンセリングなどを使って考えてみてもらえるといいのかな、と思います。


どんな形でも、あなたの中にある相手に対する想いをもう一度しっかり自分の中で捉えていける余裕が欲しいですね。ここが見えなくなるだけ不安に飲まれたり、相手に向き合えなくなりますから。


■最後に男性に向けてのメッセージ。


もしあなたが凹んでいて、辛さや惨めさ、やるせない気持ちがあるなら、彼女にはなかなか話せないのなら。


どこかで男友達や先輩に話を聞いてもらうといいかもしれません。


確かに同性だから手厳しい意見が出るかもしれませんし、くそ~って気分になるかもしれませんけどね。結構励まされたりもしますよ。


「でもさ~お前、それぐらい頑張ったんだろ?」


って同じ男に言われたら、結構頑張れたりしません?


傷ついた男性性や自信って男の信頼関係の中で大いに癒されるんですよね。一人で悩むのではなく誰かの助けを借りる方法も考えてみてくださいね。


悩んだり落ち込んだり。それって決して恥じゃない。あなたが必死に頑張っているからそうなるんじゃないのかな?僕はそう思うんですよね。


今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。



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