■カウンセリングサービス の浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。
さて、今日は皆様にお知らせです。
この度、カウンセリングサービスでは名古屋にカウンセリングルームを開設することになりました!オープンは明日、11月1日となります。(詳しくはコチラ )
今まで名古屋でカウンセリングをご利用いただいているお客様にはご不便をお掛け致しましたが、今後はより快適にカウンセリングをご利用いただけると思っております。
この機会に皆様にカウンセリングをご利用いただき、身近に感じていただければと願っております。
新しいルームともども今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
■それでは今日のテーマです。
「恋する気持ちが見えない男性。」
例えばこんなケース。
「最近、素敵だなと思う男性と出会ったんです。彼は私よりちょっと年齢が上なんですけど。(30代~50代あたりを想像してみてください)今までずっと独身だったみたい。なんか、可愛いんですよ、彼。
彼は仕事人間でしっかりした役職もついている人。でも忙しい中時間を作ってくれて、一緒に食事やショッピングに行くんです。もちろん彼はいつも一生懸命優しくしてくれますよ。
まぁ・・・確かに仕事を理由に待たせることも多いし、正直、女性に慣れてない?あれ?って思うことはあるんだけど(笑)それも許せてしまうというか。私はもっと近づきたい!できればずっと一緒にいたいなーって思うんですけどね。
ただ、なぜか彼にはどこか「壁」のようなものを感じてしまうんですよね。だから今以上に近づこうと思うとブロックされているような気分になるし。実際に拒絶?されたこともあって。
それがとっても悲しい。
これって私の魅力や自信のなさが理由?なんて思うんですけど。んー・・・あんまり考えたくないですけど、もしそうだったら辛いなって。
もっと2人の関係を深めるためにはどのようにしていけばいいのでしょうか?」
ということで、今回は恋愛に抵抗感を持っている?少し年齢を重ねた男性について書いてみたいと思います。よろしければお付き合いくださいませ。
■例えば、過去の失恋や離別で傷ついてしまう男性ってなんとなく分かりやすい部分ってありますよね。このブログでも何度も登場しましたが、辛く痛い思いをするのは嫌だとココロが感じて恋愛を遠ざけるって心理です。
ただ、それ以外にも彼が恋をしない理由って実はたくさんあるんですよね。今日はその中の一つ「恋する気持ち<恋が面倒」って感じの心理について書いてみたいんですね。
ここでの彼の心理を例えるならば「夏休みの宿題」でしょうか?
子供時代の楽しみと言えば夏休み。しかしその夏休みにも「大量の宿題」という難敵が存在していましたよね。僕は強い意志のチカラでスタートダッシュに成功し、残りの夏休みを満喫し癒された~なんて記憶がいくつかありますが、まぁ・・・かなりの確率で溜め込むタイプの子供でした。みなさんはいかがでしたか?
この夏休みの宿題って子供にとって「やらねばならない」モノのシンボルなんですよね。ウンザリ・めんどくさ~い(笑)なんて感覚を覚えやすいものです。私たちは「やらねばならないという義務感」を感じたことに対してどうしても後ろ向きな気持ちになってしまいますよね。
別に宿題に罪はないんですが、感覚的に宿題って自分の自由を奪う、制限するものになりやすいんですよね。
そんな時、私たちは仕方なくイヤイヤ物事を取り組むことがあれば、やらねばならないことに意味があるのだ!と理解し、強い動機付けをして自分を向かい合わせたり、いろいろな手段で向かい合うことがあると思います。
もちろんその行動の結果「何かしらの対価・報酬」が手に入ったり、達成感、充実感を味わえると、苦労したけどいいものも手に入るな、とじんわりいい気分になれるのですが、まぁ時間や人に追い詰められて無理やり行動してもいい気分を感じられる機会はあまり少ないのかもしれませんね。
それぐらい私たちにとって義務感という感覚は、私たちの気持ちを燃え尽きさせたり、行動の結果の対価や達成感などを感じさせない要因になっていくのですね。
■さて、この「夏休みの宿題」を彼にとっての「パートナーシップ」という言葉に置き換えてみましょう。
もし彼にとっての恋愛がどこか宿題のようになっていたとしたら、彼が恋をする気持ちになっているかどうか微妙だなぁ~って思いませんか?どこかで彼の思う努力次第で自己完結できたりコントロールできるビジネスの方がまだ気が楽だと感じているのかもしれません。
例えば、女性もお年頃になると周囲から「そろそろ結婚・・・」を言われることってありますよね?それがいいかどうかは別にして。男性も同じような言葉を聞くことがあるんですよね。「そろそろ身を固めなさい」なんて古風な言葉が最もポピュラーですけどね。
確かに今の時代ってこのような風潮は薄まっていますからあまり聞く機会はないかもしれませんけど。ただある程度年齢を重ねている男性の内面でそんなプレッシャーがないとも言い切れないわけで。またはその言葉を実際に今まで散々聞いてきた可能性もありそうですよね。
それに年齢を重ねると男性同士の会話でも友人から「お前、結婚はしないのか?」と聞かれることって結構ありますしね~。まぁ・・・いろいろ切ない気分になることや、時にはパートナーシップに関して義務感や燃え尽きた感覚を感じていることもあるかもしれませんしね。
ということで、本来は軽いエネルギーを持っている恋愛であっても、今の彼の中でそれに対する感情がネガティヴになっていたり、心の深いレベルで恋愛に対するコンプレックスや苦手意識を持っていれば、彼が恋愛モードに突入しないことは十分にありえます。
だから警戒線として女性との距離感や心の壁を作ることがあるし、時には彼の中で恋をするモチベーションをザクザク削っていくものになりえるんですよね。
また別の角度から考えれば、人生経験を積まれてきた方にとって、一人で生きる自由、豊かな生活を作り上げるだけのパワーがあれば、パートナーシップを今求めることに対する必要性を感じないことだってありえます。
もちろん彼の中にもパートナーシップを求める気持ちが消えているというわけじゃなく火がつかないだけなのでしょう。
でも、彼が今までの経験の中で「恋愛の話はもういい」以外にも「自分はどこか乗り遅れちゃった」「自分は恋愛が苦手かも」と感じたとき、彼の意識が仕事にシフトしていったり、今の生活を充実させていこうと考えることはある意味でとても自然なココロの流れだと僕は思うのです。
そんな彼がもしあなたを求めるとなれば、今までの彼の中の価値観や正しさに逆行することになるわけでもありますから、簡単に変えられない気持ちもあるかもしれないな、と僕は想像するのです。
・・・ちなみに、これは僕の経験上なんですけれど、そんな彼がパートナーシップを求めるときって「寂しさ」「孤独」を感じ始めたときであることが多いようです。が、実際は男性の中で、寂しさや孤独を埋め合わせるためにパートナーシップを求めることへの抵抗感がある方もいらっしゃって、なんとも言い難い葛藤を感じることもあるようですね。罪悪感が伴いがちになるといいますか。
■では、このようなタイプの男性に対してどうしていけばいいか?なんですが。
彼がパートナーシップに関して知らないことがあるのも事実がもしれません。
それが「パートナーシップの素晴らしさ」。
自立して生きることにも素晴らしさがあるように、パートナーシップにも素晴らしさがあります。
もし彼が知らないことがパートナーシップの素晴らしさなら、あなたが彼の心の扉をいくらノックしたとしても、彼が反応しないのは仕方のないことかもしれませんね。
何より、あなたがいくら叩いても開かない彼のハートを前に自信を失ってしまうなら、それこそ悲しいことだと思うんですよ。真実はそうでなくともハートブレイクして自分を責めてしまいがちですよね。そんなあなたを見て彼が罪悪感を感じ去っていくとするならば、これはとても辛いことだと思うのです。
だからまずこの手の男性には「彼に恋愛をする気があるのかどうか?」って確かめておいたほうがいいんですね。特に男性が成熟しているならば尚更。彼の中で「あなたを傷つけないように」と考えて、一緒にいても何も言わないケースもありえるのでね。
そして彼にその気配が見えないなら、彼のタイミングを待つか、それとも相手を変える方向を見つめるか?なんですよね。正直、自立した男性は自分の気持ちを変え難い部分をたくさん持っているので、時間をかければよいというものでもないんですよね、もちろんケースバイケースなんですが。
確かにちょっと恥ずかしくて怖いことかもしれませんが、2人の間の会話の中でいろいろ聞けることもあるだろうし、自分の恋愛観を自己開示して彼の気持ちを聞き出すこともできるかもしれません。
そして、あなたが彼に伝えるといいことは、一緒にいるとこんなにも素晴らしい、楽しいんだよ!という事なのかもしれません。あなたが彼といる時間をどれだけ楽しみ、喜び、感謝できるか?ですね。どこか自分に問題があると自己否定をしつづけるよりも、です。
誰かと一緒にいる楽しみ、共に生きる素晴らしさ。これをじんわり彼に伝えていく。もしかすると彼が見えないのは「自分の存在が女性の喜びになり得る」ということなのかもしれませんしね。そこに突破口の一つがあるかもしれませんね。
そしてもし恋に躊躇してしまう男性がいたとしたら、目の前で笑顔になっている女性を一人ぼっちにしないで、あなたから喜び楽しむ姿勢を持っていただけたらな、と思います。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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