みなさん、こんにちは!カウンセリングサービス
の大野愛子
です。
木曜日は、「不倫と浮気」をテーマにしまして、大門昌代・大塚統子と共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。
街で見かけた女の子達の会話。
「ねぇねぇ!この前先輩の○○さんが、ここの食事代はいいからっておごってくれたんだよねーー!」
「え~、すご~いっ!」
「けっこう高いお店だったんだけどね。」
「わぁ~、いいねぇ!」
「彼氏にはない余裕だなって思ってさぁ。だって彼ったら・・」
この女の子達を見て、わたしは、なんだか昔の自分を思い出したのです。
お付き合い当初はマメだったのに、最近は電話もかけてこない彼。
たまのデートも「仕事、疲れた。」と言うばかり。
そういえば、この前の誕生日は、電話すらしてくれなかった・・。
その当時、わたしの周りの友人達は20代後半の結婚ラッシュ。
「式場の下見に行って来たんだ~!」
「ドレスもいろいろ迷っちゃって」
「新婚旅行はね・・・」
「良かったね!」というのが精一杯で、「早くこの場から去りたい」と思うわたしがいました。
なんか、わたしって幸せじゃない。
なんか、彼に大切にされていない気がする。
なんか、みんなより遅れている気がする。
わたしは、ず~っとその気持ちを抱えたまま、数週間を過ごします。
そして、久しぶりの彼からの電話なのに、つい言ってしまったんですよね。
私:「なんか、もうツライ。なんか、もう嫌。」
彼:「なんかって、何?なんかってなんだよ!意味わかんねぇ!」
あとは、険悪なムードになるだけなのは、みなさんもお分かりですよね・・。
そんな時に、大人の余裕がある男性が自分に優しくしてくれたとしたら、どうでしょうか?いえ、そちらの男性と浮気をしちゃうかもしれないって、そこまでストレートなお話でもないんですけれど。
「心が揺れてしまうこと」って、あるだろうなって思うんです。
心が揺れるってことは、別れの方向に心が揺れるってことでもありますよね?
でも、心が揺れてしまう時は、彼への不満が多い時のはずなんです。
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◆証拠が欲しい、という気持ち
彼への不満が多いということは、「ああして欲しい、こうして欲しい」という思いが、たくさんあるということですよね。わたし達は、依存心が強くなり過ぎた時に、不満を感じやすくなるものなんです。
依存心が強くなり過ぎている時は、自分の望む形で相手に与えて欲しいと考えます。「わたしの誕生日なんだから、どんなに遅くなってもちゃんと会いに来て。だって、特別な日なんだから」とか。
自分の望む形で与えて欲しいと望むのにも、ちゃんと理由があります。
そうしてくれることが、わたしを愛してくれている証拠だし、大切に思ってくれている証拠だから。
“愛されている、大切にされている、その証拠が欲しい”
かつてのわたしも、その証拠が欲しかったんですよね。
友人達の結婚話が羨ましかったのも、“結婚=愛されている証拠”だと、わたしはどこかで思っていたのでしょう。
◆陥りやすい罠
愛されている、大切にされている、という自信がない時に陥りやすい罠があるんです。それは、「相手の行動で愛情をはかってしまう」ということ。
彼がどれだけ自分に会ってくれるのか、どれだけメールをくれるのか。相手の行動だけで愛情をはかってしまう。だから、“彼の行動=愛されている証拠”という方程式が、心の中では成り立ってしまうわけなんですね。
◆やはり、彼はわたしを愛していないのでしょうか?
彼なりには、愛しているけれども、忙しかったり疲れていたり。
愛情がないわけではないけれども、思ったように与えることが出来ない時って、あるのかもしれません。
ちょっと酷なことを言うようですが 「相手には、相手の都合」があるわけです。
依存心が強い時は、そこにまで気が回らず、つい“愛されている証拠集め”をしたくなってしまうんですね。
◆あともう少しだけ、自分の足で立つことが必要なんです
この依存心を抜け出すためには、いくつかの段階があります。
(ステップ1)
自分の不満を満たしてくれない≠愛していない という視点をもってみる
もしかしたら、依存し過ぎていたかなぁ?
求め過ぎていたのかな?
自分の中にある不満ばかりを見ていたのかもしれないな。
そう気が付けたら、この段階はクリア出来ます。
(ステップ2)
相手を理解してみようと思うこと
自分中心に物事を見ている時は、相手の状況や都合を理解しようとするだけの余裕がありませんでしたね。
でも、ここでは少しだけ思い出してみましょう。
彼なりにしてくれたことは、何かあったのではないでしょうか?
あの不器用な彼なりにしてくれたこと、ありませんでしたか?
わたしの望む形ではなかった。けれども、彼なりにしてくれたこと、あったのかもしれません。
(ステップ3)
与えられる自分になる
自分なりに相手を喜ばせてあげることに、チャレンジしてみましょう。
やってみると「あれ?反応が鈍い」「これは、上手くいかないな」ということが必ず起こります。与えることにチャレンジしてみて初めて、「彼なりに頑張ってくれていたんだろうな」ということが理解出来たりします。
理解出来て初めて、“あの時の、彼なりに”を受け取れるのかもしれませんよね。それは、遅れて届くプレゼントのようなもので、受け取り人不在で迷子になっていた「彼の愛情」なんですね。
(最後に)
もう少しだけ、大人の恋愛のススメ
メールの回数、プレゼントの金額、デートで行く場所など。彼の行動を周りの友人の恋愛と比べてしまうこともありますよね。これは、どちらかと言えば、恋愛初期や若い時の恋愛に多い傾向かもしれません。
不満があるのに、我慢をすることをおすすめしているわけではありません。もしあなたの心が揺れているのならば、「愛がないのは真実なのか?」と、もう一度見つめ直してみませんか?というおすすめです。
相手に求めるだけの恋愛から、「与えられる自分になること」。それが、もう少しだけ「大人の恋愛」への秘訣のようです。
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◆大野愛子のプロフィール
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おなじみの根本裕幸、村本明嬉子を筆頭に、秋葉秀海、浅野寿和、嶽きよみ
大野愛子が執筆をしております。みなさまの恋のお役に立てれば幸いです。
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