■カウンセリングサービス
の浅野寿和
です。いつもご覧いただきありがとうございます。
さて、今日はまずお知らせをさせてください。
カウンセラーズフェスタ開催のお知らせ!
今週末・2012年2月12日(日)に、名古屋・東京でカウンセラーズフェスタ が開催されます。
カウンセラーズフェスタとは、1日に6名前後の人気カウンセラーがHappy!のヒントを講演形式でみなさまにお届けするイベント!また、休憩時間やフェスタ終了後の打ち上げでは、参加カウンセラー達とご自由にお話をしていただけます。イベントの詳細はコチラ から。
私、浅野は名古屋で『魅力アップの秘訣』というテーマのもと、講演させていただきます。当日は魅力アップについて30分語ります!皆様と会場でお会いできることを楽しみにしてお待ちしております!
【名古屋地区】
2/12(日)10:00~16:30 名駅・愛知県産業労働センター・ウインクあいち
【東京地区】
2/12(日)10:00~17:30 五反田・ゆうぽうと
■さて今日はこんなテーマにしてみました。
「相手を大切にしたい、という隔たり」
実際にカウンセリングをしているとこんなケースに出会うことがあるんです。
例えば恋愛中。
「彼との距離を感じてしまう私がいるんです。お互いに仕事もあるしプライベートは尊重したい。束縛したくないしされたくもない。どちらも負担になる関係は嫌だなって。そう思うんですけど。ただ、なんか気持ちがついていかないっていうか。」
例えば夫婦なら。
「二人の関係は悪くないんです。むしろお互い自由な感じで楽なんですよね。でも、ふと「これが結婚してるってことなの?」と感じることがあって。もちろん彼のこと嫌いじゃないんですけど相手への愛情があるのかどうかと聞かれると・・・。」
もちろん女性からだけでなく、男性からもおききすることがあるんですよ。
「俺、彼女のこと大切にしたいとは思ってるんです。結婚も考えているんです。けど、なんか気持ちが前に向かないっていうか・・・。これって俺は彼女のこと、好きじゃないってことなんですかね?それとも自信がないだけなのか・・・」
「そう感じることって何だか辛いですよね。時に申し訳なさも感じてしまうかもしれないし。・・・でもそれ、さすがにパートナーには言えませんよね?」
こちらからそう問いかけると、考え込んで口をつぐんでしまう方もいらっしゃいます。既に分かっていらっしゃるんですよね、そのあたりのこと。だから悩んでしまうことってあるのかもしれませんね。
■お互いに相手のことを想っている。でもだからって相手を必要以上に干渉しない。むしろ相手を尊重したい。そんな二人のルール。
これが決して悪いことではありませんよね。いろんなパートナーシップの形があると思うんです。むしろお互いにいい状態ならば全然問題はないですし、問題視する必要すらありません。
ただ、お互いに優しさもある。相手を想う気持ちもある。けれどふっと心に入り込む寂しさ。これでいいのかな?という疑問。相手のことを大切にしたいと思うが故の「我慢」と、そしてその想いが生み出す苦しさや未来への不安。
こんな感覚があるのだとしたら、もしかすると二人の間には「心の隔たり」があって、お互いにその壁を超えられずにいるのかもしれません。
「相手を大切にしたい」「相手を尊重したい」「尊敬」「敬意」・・・。
言葉にするととても素晴らしいこの気持ちが、二人の心の間に壁を作っていることがあるんですね。
■僕自身、かつてどこかでこんな言葉を聞いて、とても納得したことがあります。
「尊敬」とは相手を自分を対等につなぐものではなく、相手と自分との距離を埋めるものだ。
現実的な語彙の問題はさておき、恋愛の中で登場する「尊敬」「敬意」という言葉には確かにそういう意味も込められているのではないかって今も感じるんですよね。
心理学でいう「補償行為」という言葉。何かを埋め合わせようとする心理・行動。どこか二人の中に距離を感じていてもその距離をどうにも埋められないと感じたとき、私たちはその二人の距離を埋め合わせるために「相手を気遣い、尊重する」ことがあるんですね。
二人が成熟していたり、自立的な生き方をしていれば尚更。ただその感覚は「寂しさ」を運んできて、二人が傍にいても「分離」した感覚をもたらします。一緒にいても、一緒にいることで感じる情動はあまり感じない。
むしろ心の隔たりを感じるとき、優しい方ほど、また大人であればあるほど相手に対して「罪悪感」を感じてしまわれることもあるでしょう。相手に申し訳ないなと感じながら一緒にいることほど心苦しいものはないのかもしれません。
でもそれは見せられない。だから更に相手に気を使い、大切にするという大義名分のもと、相手との距離を保ちたくなる。自分の感じている感情を隠すために。
■ただこうも思うんですよね。
それが本当に隠したい感情なのかなぁ?と。本当にお互いに気を使って隠したいのは「恥」という感情ではないだろうか?と。
恥ずかしさを感じない恋ってドキドキしませんよね?それぐらい恋愛にとって恥という感情は大切なエッセンスなんですよね。
一方で、私たちはこの恥ずかしさが苦手であることがとても多い。特に自立男性は大の苦手であると言えます。恥をかかない生き方をどうしても求めてしまうものですし。それに私たちの「劣等感」「屈辱感」には常にこの「恥」という要素がありますから。
つまり、心が「恥」に慣れがない度合いだけ、恋愛をアタマでしようとしたり、相手を気遣うことや我慢が増え、また相手との心の距離を作りやすくなるんです。
そしてその心の距離に罪悪感がすっと入り込むのです。相手に向き合えない理由がここで恥への抵抗から罪悪感へとすり変わり、自分を責める理由もできあがる。相手に信頼されないという感覚、相手を信頼できない理由もここでできあがるんです。
でも、それはどうも真実ではないことってよくあるんですよね。
■「相手を大切にしたい」という想い。それは本当に素晴らしいものです。でも距離のある他人のまま一緒にい続けることもまた難しいものですよね。かといって、相手の気持ちに手を突っ込んでかき回しすぎたり、追いかけ回すのも問題ですけど・・・。
もし二人の間に距離を感じるのなら、相手を大切にしようと思うがあまり前に進めなくなっているのなら。
まず自分の気持ちに踏み込んでみる。そんなレッスンをしてみましょう。
パートナーに普段言いたくても言えないことを探して、それを一人で言葉にしてみましょう。紙に書き出してみるのもいい方法です。まずは自分の気持ちを知り、表現していくんです。
また、日常的には少し自分のエモーショナルな部分と触れ合ってみる経験をすることも大切です。恋愛って感情でするものですからね。
例えば、自分の心が高揚するものに触れたり、映画や音楽で心を動かしてみたり。信頼できる仲間と泣いて笑って楽しむような経験をする、などなど。何より感情に慣れることがいいエクササイズになると思います。
そしてできることなら、あなたがいつも隠してきた気持ちをパートナーに伝えてみてください。手紙でもいいし直接でもいい。これはちょっぴり勇気がいるチャレンジ。しかし本当にあなたを求めているパートナーなのであれば、その気持ちが聞きたいと思うはず。罪悪感など真実ではないはずなのです。
パートナーシップは「ニコイチ」。別々の人生から1つの人生へとシフトチェンジするもの。だとすれば、お互いの気持ちも同じなのではないかなと思うんですよね。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。次回は再来週2/22になります。よろしければまたご覧くださいね。
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