恋愛テクニック-浅野
カウンセリングサービス浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。


いやぁ、今日は冷えますね。僕は寒さにめっぽう弱いのですが、こちらもかなり冷え込みびっくりです。ただいま、必死に体を温めております。みなさんも体調にはお気をつけくださいね。


そして今日のニュースが東京が雪雪で大変!と伝えていました。東京方面のみなさま、大丈夫でしたでしょうか?


僕も名古屋を飛び出して、今週末は大阪、来週は東京にお伺いします。天気が荒れると何よりお客様の大変ですからね。今から週末が晴天になることを必死に祈っております。



■それでは今日のテーマです。


「2人の未来を考えてくれない?彼のこと」


例えばこんなケース。


恋愛だけでなく結婚や子供、引越しや転職などなど大きな節目で出てくるご相談でもあるんですけどね。「彼が真剣にこれからのことを考えてくれないんです!」というお話をお聞きすることがあります。


彼に「ねぇ、これからのことどうするの?」と(それとなく)聞く・・・。


例えば、付き合うの?付き合わないの?結婚は?子供は?欲しいのどうなの?


すると彼からの返事はどこか曖昧。


今ちょっと忙しいし、後で」「まぁゆっくり考えようよ」「今はちょっと余裕がない、疲れた・・・」なんて言葉でその場を凌いでいたり。


そんな時にお話をお聞きすると、「もう・・・本当にイラっとする!」とおっしゃっていただく方もいれば、「なんだか悲しいんです。私、愛されてないのかな?って」と悲しみや辛さを抱えておられる方もいらっしゃるようで。


そのお気持ち、僕なりにですがよくわかる気がするんですよね。女性が真剣に2人のことを考えていたり、彼を愛していれば尚更。「私はこれだけあなたの事を想っているのに・・・」とあえて口に出さない分、切なさも募るばかりなのかもしれませんよね。


ということで、今日は「二人のことを真剣に考えてくれない彼」について書いてみたいと思います。よろしければお付き合いくださいませ。


*今回のブログは「彼が曖昧な関係を続けることを考えているケース」とは異なります。それはまた別の機会に。



■まず単刀直入に書きます。


僕の経験上、このタイプの男性は「今後、2人の未来に起こること」に対して「自分の力でどうにかできると感じていない」のかもしれません。


どこか「未来に向かい合おうとすると、ちょっと腰が引ける」ような感じですね。自信がないと言えば自信がないし、責任が取れると感じていないといえばそうなります。どこか「これからどうなるんだろう、うまくいくのだろうか?」という「不安」を感じている部分だと思うんです。


しかし、だからといって女性の前で「俺、自信ないし、不安だし・・・」とは言えない。「そんなことを言えば愛想尽かされるだろうなぁ」と思うし、「男としてどうなんだろう?」と自分自身でも考えてしまう部分があるもの。


なのでとりあえず「保留」したくなるのかもしれません。とりあえず今は曖昧にして「自分の本心」を隠そうとする心理がそこに生まれることって少なくないようなんですよね。


「・・・その態度、どういうことやねん!」


という女性の皆様のお怒りが聞こえてきそうなのですが・・・。もちろんごもっともなご意見だと思うんですよ。ただ、今はそれはそれとして話を続けますね。(というのが曖昧な態度なのかもしれませんが。)


かといって、そのような状況におられる男性に実際にお話を聞くと、2人でいることをネガティブに捉えていなかったり、彼女との幸せについて考えている方も多いんですよ。もちろんケースバイケースですけども、2人の幸せのプロセスを進めたいと思っている男性ってたくさんおられるんですよね。



■そこで、このような男性の心を見つめていくと登場するものがあるんですよ。


それが「自分が成長するという信頼がない」という部分であったりします。もっと噛み砕いて書くと「今の自分で全てなんとかしなければ、という発想が強い」ということなんです。


例えば恋愛経験や、結婚、家庭を持つことや子供をもうけることで私たちは成長することがありますよね。今までわからなかったことが理解できたり、相手の気持ちが少しずつ見えてきたり。もちろん社会的にも成長しますから、子供が大人になるという目に見える変化ではなくても「心も意識も成長」していくものです。


そして今の自分も未来に向けて成長していくわけです。だから今できないことがあったとしても、それは課題であって問題ではない、と考えることもできますよね。


しかし、自分に厳しい(厳しかった)方、「自己嫌悪」や「自己批判」が強い方や、今までの「成功体験」が少ない方ほど、この「成長する」ということに信頼が置けなくなる傾向があるんですね。


つまりこのタイプの男性って、どこか自分への評価が低かったり、自己嫌悪や自己批判が強い状態が続いている可能性があるんです。


私たちにとって自己嫌悪や自己批判って、全くないとそれはそれで困るんですけど、あまりに強いと「自分を認められなくなる」んですよね。自己承認=自信を育む要素を失ってしまうこともあるんです。自身の成長が実感できないということ自体、自信が感じられないこととよく似ているんですけれど。


そして私たちにとって「自信がない」だとか「ちょっと不安」だとか、あまり自分の弱さは人に見せたくないと思うもの。男性にとってはこの弱い部分って女性の前でだけでなく、特に男性間でも見せたくないと強く感じる人が多いので、どうしても誰も頼らず自分の不安を抱え込み自立していきます。


これが彼の心のクセになっていくと考えてみてください。


すると、彼が「不安」を抱えたとしても「一人でなんとかしなければ」と感じることが多くなる。そう。彼にとって「一人でやらなければいけないこと」だらけになるわけです。


私たちの学ぶ心理学の世界にはこんな言葉があります。


「やらなきゃいけないと思うことに楽しいことはない」


つまり心が「自分は不十分だからなんとかしなければいけない」と感じ続けている状況では「頑張ってよかった」「自分は成長したなぁ」「自分は大丈夫だ」とはなかなか感じられす、常に目の前にあるやらなきゃいけないことに疲れてウンザリしまうこともあるわけです。


そこに責任感が結びつくと、強い義務感が生まれてきてさらに考え込んでしまう男性もいらっしゃるようです。


まぁそんなこと、社会に出れば当たり前、というご意見も聞こえてきそうですし、実際このような経験を乗り越えることで自信に繋がることも、そこに自己承認があればその通りなんですね。


ただ自己嫌悪や自己批判が強く、自己承認が少ない状況が続くと、どこか「頑張ること=とても辛く苦しいこと、耐えること、不安を強く感じること」という構図が生まれることがあるんです。


だから、彼がたとえ2人の幸せや未来について考えていたとしても、これからの未来に自分がなすべきことを考えたとき、自分にできるのか?不安になったり、心が「辛い・苦しい・不安だ」という風に反応してしまうことがある。未来を信頼できなくなり、少ししんどく見えるんです。


これは、彼が自分が成長していることや自分が頑張った結果を承認していないことでハマってしまう状態でもあると考えられるんです。


だから彼の態度=「何も考えていない」だとか「あなたを嫌いになった」わけでもないこともありえるんですね。


(ちなみに、このようなタイプの男性は意外とガンコなところがあってなかなか自分の意見を変えませんし、話し合いになると今まで自分が頑張ってきたことをリストアップして「俺は頑張ってきた」と主張されたりもします。あたかも自信のあるように。


しかし、それが実は彼の弱みや不安の裏返しであることって少なくないんですよね。心理学でいう反動形成のようなもの。内心は「俺、頑張ってきた?」と相手に尋ねたくなるような、そんな不安を抱えていることもありえるんですよ。もちろん表面的に彼の態度では出てこないことのほうが多いんですけれど。)



■さて、このようなタイプの男性と上手にやっていくキーワードは、「自由さ」と「承認」


これは僕は男性なのでこう感じる傾向が強いのかもしれませんが、このようなタイプの男性は友人・先輩・同僚・上司など、男性間で揉まれたり認められる経験を積むこと、また男性に自分の本音や悩みを相談することで自信を感じられたり、自己承認できるように徐々になっていくように感じます。


特に彼にとって理想的な男性との関わりはとても大きな変化をもたらすかもしれません。


結局のところ、彼の中の「男性として」という部分の疑いが理由になっているわけですから、男性同士の方が分かりやすいという側面もありますよね。逆に男性に背中を押されるとなかなか逆らえない部分もあったりするものですし。


なので、もし彼とどこかに出かけるときなどがあれば、あなたの男友達や友人の彼・ご主人様と一緒に過ごす状況を作るのも手ですよね。

ちょっと彼のプライドをくすぐるテクニックなんですが、彼も男性の前では「保留」という手は使いにくいので、本音を話したり、あなたの聞きたい言葉を話す可能性は高まるかも?と思います。


ただ、このブログの読者のみなさまは女性が多数ということなので、女性としてどうアプローチすればよいかと考えると、やはり彼の男性的な部分を少しずつ認めてあげることが大切かなと思います。彼が自分自身の疑っている部分や自信のない部分をさりげなく認めてあげる言葉がいいように思います。


例えば、普段頑張っている彼に「よく頑張ってるよね」「そんなに無理しなくていいよ」「たまにはゆっくりしたら?」といった言葉はいい感じです。(そのためにもあなたが自分を認めたり、無理をしすぎない、ゆっくりすることを心がけてくださいね。)


伝え方は、甘やかすというより「認める」感覚で、あなたの優しさを前面に押し出してもいいですし、彼のタイプにもよりますが・・・信頼関係があれば少々スパルタでも効くかもしれません(笑)ただネガティブな感情のやりとりはNG。逆効果になってしまいます。


そして・・・やっぱり彼の変化、すぐに効果が現れるようなことはあまりないかもしれませんね。むしろジワジワ効いていく感じ


彼の不安や自分への疑いが強ければ強いほど、あなたの言葉を彼はガンコに拒絶したり真正面から受け止めることはないかもしれません。ただ、彼は内心「悪い気分にはならない」ものです。そうやってジワジワ効いていきますから。


最後に、彼とのやりとりが長期戦になればなるだけ、あなたも不安になったり感情的になることもあるかもしれませんよね。そんな時はできるだけ誰かのサポート(ご両親でも親戚でも友人でもカウンセラーでも)を受けてもらったほうが楽になるかなと思いますよ。



今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。次回は再来週2月8日になります。よろしければまたご覧くださいね。



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