恋愛テクニック-浅野
カウンセリングサービス浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。


今年もあとわずか!ですね。僕にとって師走ってどこかせわしなく感じる一方で、なんだかワクワクドキドキするんですよねードキドキ


なんだかアルコールの香りが近づいてくる感覚が堪らない!といいますか・・・。この時期だけは妻の前で堂々と、普段は遠慮して・・・もとい、奥様への愛を持って「自粛」しているシングルモルトカクテルグラスを買い込めると言いますか(笑)

ホント「お正月だからねー!」という言葉って素敵ですねー。その言葉が全てに許可を出させるのですよね音譜


文字通り「全てを許す」言葉だと思うと、本当に素敵でありがたい言葉だなぁとしみじみ感じてしまいます。


もちろんみなさんにとっても、素晴らしい「全てを許せる」新年が訪れますことを心よりお祈りしております!


■そして少しお礼を書かせてください。


この12月は名古屋で、そして大阪で心理学ワークショップを担当させていただきました。そこで出会ったみなさまから「ブログ読んでます!」「ブログ読んでて今回来ました!」という嬉しいお言葉をかけていただくことがありまして、本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。


そしていつもご覧いただきありがとうございます音譜



■では、今年最後のテーマはこちらです。


「女性の信頼が男を強くするのです」


例えばこんなケース。


最近、彼がなんだか悩みを抱えているようなんです。仕事かなにかの悩みだとは思うんですけど、でも実はよく分からないんですよね。


彼、私に何も話してくれなくて。


ちょっと心配になって、私が彼に「もし悩みがあるなら聞くよ」って話すと、いつも彼はだんまりを決め込んだり、「もういいから」「放っておいてくれないか」なんて言うんですよね。時には彼、怒り出すんですよね。私が責められることもあって。


それがなんだか悲しくって・・・。


彼はもともといい人だし努力家なんだけど、一人で何もかも抱え込む人。


私も彼のサポートができれば、と思うんですけど、こんな毎日はちょっと辛いというか。一緒にいる意味を考えちゃうんですよね・・・。


私からみると彼って無理してるように見えるし。彼も時折辛そうだったりするし。そんなに頑張らなくても・・・って思うんですけど。


もしかして・・・私がいるから彼に更に無理させちゃってる部分もある?なんて思うこともあって。


そう思うと何だか少し悲しくなったり不安にもなるんですよね・・・。


これから彼とどう接していけばいいのか、考えてしまって。彼が何を考えているのか?を知りたいなって思うんです。


彼のことなんとか楽にしてあげたいんですけど・・・というお悩み。愛したいけど、彼が受け取ってくれない、心を開いてくれない。このようなお話って少なくないんですよね。


ということで今回は「悩みを抱えてしまう彼」の心理を中心に書いてみたいと思います。よろしければお付き合いくださいね。



■さて、今回のケースのような彼の心理的な立ち位置。それは誰もアテにしない、一人で頑張る「自立」の位置にいます。


これって決して悪いことじゃありません。ただ、パートナーと共に頑張ったり、そこで感じる喜びを分かち合うことができれば、お互いにもっと幸せを感じられるかもしれません


多く、どうしても一人で頑張ることを選ぶ男性ってこの『分かちあう』ことが少々苦手、人によってはよく分からないことがあるのかもしれませんね。


どこか自分が誰かにアテにされる分にはいいけれど、自分が誰かをアテにすることは迷惑だとか、人を頼る事をよしとしない。こういう彼の行動、僕は「与え逃げ」と呼んでいるんですけども。とにかく自分を誰かに愛させる、助けさせる隙を見せないんですよね。


そして自立の男性に多いのですが、自分の悩みや問題を分かち合うことは絶対に嫌だ!と感じている男性も少なくありません。自分に差し伸べられた手を振り払い、ひたすら一人で頑張ろうとする男性ですね。


このようなタイプの男性って、実は内心で恐れているものがあるようなんですよ。


それが「傷つくこと」なんです。


そのあたり、少し話を進めてみます。


今回のケースのように「誰にも自分を助けさせないで、ひたすら頑張る」こと。心理的に見ると少しバランスが悪いんですよね。


心理学では、「与えること」は「自立心」、「助けを受け入れること」は「依存心」が司ると考えるんですけれど。どうにもこのタイプの男性は「依存心」を切り離しているようなんですね。自立心は旺盛なんですけど、どうにも依存心を拒絶しているような感じなんです。


では彼はどうして「依存心」「助けを受け入れること」を拒むのか?


これにはいろんな理由があるんですけど、その中でも代表的な理由は


「自分が依存心を表現して強くなれるとは思っていない」ことかな、と思います。


つまり「助けて」と言って自分に返ってくるメリットがないと感じる。もしくは助けを求めてしまっては自分がダメになってしまう。そんな感覚を持っているのかもしれません。


だから人をアテにしないんです。人をアテにしないからパートナーである女性もアテにしない。


もっと言えば「依存心」は「女性性」という心理要素が司るもの。だからこそ、女性的な優しさや救いの手を否認するわけです。


どれだけ男性にとってありがたい言葉や思いであっても、絶対にその言葉を受け取り、頼ってしまってはいけないと感じている部分があることも。


この事実はかつて「彼が誰かに助けを求めた時に、その助けを求める姿を「甘え」だとか「弱い」だとか、あまりいい評価をされなかった」という可能性を示唆するものでもあるんですよね。


もし彼がそんな過去を抱えているならば、そこには彼の心の痛み、ハートブレイクがある。


「これ以上誰かを頼ろうとして傷つきたくはない。そして自分の強さを磨かなければ誰にも求められることはないし、評価されることはない。」


このような想いが彼を「求めること」の対極である「自立した人間」にさせている可能性は否めません。求めるぐらいなら自分で頑張ればいい。そのほうが気が楽だ。そうおっしゃる男性だっていらっしゃいます。



■さてこのようなお話を僕がお聞きすると、もちろんケースバイケースですが


「じゃ、一旦彼の強さを信頼してみませんか?どうでしょう?」


とお話することがあります。


もちろん心優しく、彼を何とか助けてあげたいと思われる女性であればあるほど


「それじゃ彼は辛すぎませんか?そして私は何もしてあげられないのでは?結果、2人の関係は何も変わらないのでは?」といったお話をしていただくことがあります。


そう思われること、僕なりに分かる気がするんです。


ただそんな時は「彼を心配するより、彼を信頼することをはじめませんか?」と僕はいつもお伝えするのです。


女性が見ている彼。それはどこか悩みを抱え、辛そうにしている姿を心配しているのかもしれませんよね。ただその結果、彼の不満や怒りを受け続けてしまったり、あなたが傷ついてしまったりしては関係が悪化してしまうだけということも考えられなくはないのです。


愛するな、と言うつもりは毛頭ないんです。ただ今は彼の頑張ろうとしているその強さと、彼の心の根底にある愛を見つめていただきたいな、と僕は思うのです。


男性はどこかで「強くあること」で誰かを愛そうとする生き物でもあります。そして多くの男性にとって「依存心」を切り離すこと、「根切り」が求められる時期があります。


強さを感じることで自己肯定感を高めたり、誰かのために頑張ることで自己価値を感じる。その結果、男性としての成熟さを手に入れ、結果心の余裕を手に入れることもあるんですよね。


つまり、この彼の自立のプロセスは、彼にとってとても大切なものなのかもしれない、ということ。そしてこの男性の強さや愛情のほどんどは異性に向けられていることがとても多と心理学では言われています。



どうして仕事で悩んであなたに話さないのか?それはあなたを信頼していないということより、もっと違う理由があるのではないのか?


一度、このような考え方を持っていただけたらなと思うのです。


もちろん彼が悩み苦しんでいるとき、愛情が深い女性は、彼のことを一生懸命考えてサポートされる方もいらっしゃいます。これ、本当に素晴らしいことだと思うんですよね。


ただ彼の心理的なプロセスを考えたとき、そのあなたの優れた女性性(優しさや慈愛)が彼の自立を止めてしまうことだってありえるんです。その心理的な反応、ハレーションとして彼の拒絶や怒りがあなたに向くことだってあるのですよ。


そして時としてあなたの不安や心配が彼に伝わってしまうこともあるのかもしれませんしね。


ここで、女性側に愛される自信がない度合いだけ心はブレます。何もしないでいると愛されない!と感じている度合いだけ、彼に対して何かしなくちゃ!と感じてしまいます。


そんな時、あなたもまた一人で頑張ろうとしているのではないでしょうか?あなたもまた彼に信頼されてないって感じてないですか?


そういう意味では、彼の自立のプロセスと、それを心配する女性の想いが衝突してるのかもしれません。でもそれがお互いの心の根っこの部分の「相手を想う気持ち」であったとするならば・・・。


僕自身、このようなケースのカウンセリングをすればするほど、お互いのこの愛の部分を強く感じざるを得ません。これは僕の正直な実感なんですよ。その愛情が心配や拒絶になって表現されているけれど、でもそこまで相手を思えるなら大丈夫じゃないかなぁ?と感じること、少なくないんですよね。ただ、2人の想いの方向性の問題かな?と思うんです。



「彼の強さを信頼してみましょうよ。そしてその強さの意味があなたに向けられているって考えてみてくださいね」


男性が自立を強めて頑張ろうとしているとき、その時間を使ってあなたの女性としての自己承認や評価を高めることって、とても大切なのかもしれません。


実は彼を信頼することと共に、彼に愛されていることを感じられ、そして彼を信頼し愛している自分を誇ること。女性としての成熟さを培うときなのかもしれないんですよね。


「あなたのこと、私は信じているから」
「大丈夫、あなたなら乗り越えられるよ」
「何かあったら私がいるから」


そう思える私になること。あなたが不安を動機にして彼に手を差しのべるよりも、です。


そして、男性が何かに向かって頑張ろうとしているときって、女性の100の手助けより、「あなたはすごい!」「あなたなら乗り越えられる!」といった信頼の一言の方が活力になることだってあるんですね。


それぐらい女性に信頼が男を強くするものなのかもしれません。そう、あなたに信頼されるだけ男は自信を深めていくのかもしれないんです!この感覚、ぜひ忘れていただきたくないし、感じておいていただきたいんですよね。




はい。今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。


そして今回が今年最後の記事となります。毎回お読みくださった方、またコメントをつけていただきました皆さんのおかげで毎回記事を書き続けることができたなぁ、と感じています。本当にありがとうございました音譜


次回の浅野の担当は来年1月11日になります。またご覧いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。


それでは皆さま、良いお年をお迎えくださいね!



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