恋愛テクニック-浅野
カウンセリングサービス浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。


そしていつもコメントをいただきありがとうございます♪ただ、最近多忙でコメントをお返しできずにおります・・・。もちろん全て拝見させていただいています。できる限り一つ一つお返ししたいと思っておりますのでよろしくお願いします!


■12月も半ばですね。クリスマスムードが高まってきてる感じで、名古屋の街も美しいイルミネーションに包まれ輝いてますキラキラ僕はなんだか街に出るのも楽しくなる、そんな気分で毎日を過ごしていますが、みなさんはいかがですか?


そして!クリスマス前にカウンセリングサービスのイベントがございます!

虹カウンセリングサービス・スペシャルワークショップ(大阪)のお知らせ


12月23日(金・祝)に大阪でスペシャルワークショップが開催されます!私浅野も鶴園みあカウンセラーと共に講師として参加させていだたくことになりました!ぜひご参加くださいませ。僕も今度は大阪で皆様とお会いできることを楽しみにしております!詳細は↓です。


クローバー大阪・スペシャルワークショップ 

日時:2011年12月23日(金・祝

場所:江坂・ホテルパークサイド(地下鉄御堂筋線江坂駅すぐ)


13:30~15:30(1)浅野寿和・鶴園みあ 『すっぴんハートで愛し愛される私になる!~幸せを引き寄せる!心理学~』
16:00~18:00(2)伊藤歌奈子・村上秀樹 『楽さを手に入れる~無敵になる方法~』
18:30~20:30(3)岡崎陽子 『ジョイニング・セミナー』



■では、今日のブログのテーマはこちらです。


「少し自信のない男性?とある映画の恋の話」


男と女が惹かれあう、愛しあう。これは本当に素晴らしいことですよね。


ただどこか本気になればなるほど、恋って怖くなるんですよね。


恋する気持ちとは裏腹に、まるで神様のテストかのように「本気の恋」が始まる前は「強い強い恐れ」がやってくるもの。これが結構厄介ものだと思われる方は少なくないようですけどね。


そしてそれは女性だけじゃなく男性にも等しくやってきます。


そう。男性だって恋は怖いもの。怖いからこそ・・・男性の中にもいろんなことが起きます。


例えば、恋に前向きじゃなかったり。女性を愛しているけれど、なかなか上手に表現できなかったり。


どれだけ女友達がいても、どれだけ人気があっても、この恐れは別格であることもあるようで。もちろん天性の恋愛上手な方は別かもしれませんけどね。


ということで、今日はこのあたりの男性心理を含めながら「ある映画」を手掛かりに今日はテキストを書かせていただければと思っています。よろしければお付き合いください。


■さて、僕がかつてよく見ていた映画があるんです。


「ハイ・フィディリティ」


2000年に制作された映画なので、もう10年以上前の作品なんですけどね。原作は1995年の同名の小説なんで、ちょっと懐かし作品なんですけど。ご存知の方もいらっしゃるかな?ちょっと不安ですが・・・。


主演はジョン・キューザック。


映画の舞台がレコードショップということもあり、音楽マニアが喜ぶ?世界観と、情けない主人公に、20代の頃の自分を重ね合わせていた。そんな記憶があるんです(^^;ちょっとお恥ずかしい話なんですけど。


ただこの作品は本当に面白いと何度も見ていましたね。音楽好きにはたまらない要素もたくさんありましたし、何より共演のジャック・ブラックの演技がもう本当に素晴らしく、彼の魅力にもとりつかれました。



■さて、この映画のあらずじは?というと(まだご覧になったことのない方にはネタバレになってしまいます。すみませんm(_ _)m)


主人公ロブ・ゴードン(以下、ロブと書きます)は中古レコード店を経営、それなりに安定した独身生活を送る少々大人になりきれない自信のない30代独身男性。


かつては腕のいいDJで音楽的な才能に恵まれている彼も、今はレコード店を経営するも情熱はあまりなく、恋も仕事もなんとなくといった感じで過ごす日々を送っている・・・。


この物語はこのロブが、弁護士である素敵な彼女・ローラに何も告げられずフラれる所から始まりますハートブレイク


ロブはあまりのショックに泣き叫びます。現実が受け入れられず、どうして彼女が自分の下から去っていったのか?分からないまま・・・。


そこで彼が次のとった行動がとても特徴的。


ロブは自らの「過去の辛い失恋トップ5(←この辺が音楽マニアっぷりを表現)」を思い返し、昔の彼女に「自分の重大な欠点は何か?」を訪ねて回るんです汗


過去の女性に自分の「ダメ」なところを聞いて、ローラが出ていった理由を探そうとするんですね・・・。


もちろんその行動でロブが救われていくわけでもなく。元々自信があるタイプではないロブは、とにかく彼女

を忘れられず、彼女を取り戻そうと必死。執着するわけです。


その後、ローラはまだ心が揺れながらも別の男性と同棲。それを知ったロブは動揺!若干ストーカー的な行動にまで・・・。


が、ロブはローラとの共通の友人にガツン!と「一度彼女に本気で謝ったらドンッ」と言われ、彼は自分が本当に取るべきであった行動に少しづつ気づいていくのです。



■この映画の中でローラがロブに向けて語るとても特徴的なセリフがあるんですね。ローラは別れる際にこう言い残していくんです。


「(ロブは)自分を不幸に(しているわ)。なぜならあなたは昔と同じ。私は違うわ。(ロブは)昔は将来の夢を語ったものよ。人は変わるものだけど、あなたは(変わることを)それを許さないわ」


この一言には、様々な意味が込められていると思うんですね。


いくらロブが冴えない男だと彼自身感じていたとしても、ローラは彼と共にいるという選択をした。ローラはロブを愛していたのでしょう。そしてかつては夢を語り未来を見つめていたロブにローラは可能性と喜びを見出していたのかもしれません。


しかし、ロブは恋愛に対しても仕事に対しても情熱的にはならなかった。愛すべきローラが傍にいようが自分の今までの生き方を変えることはなかった。


つまりロブは「何もしなかった」んですよね。自分に対しても、彼女に対しても。


これ、心理学でいう「デッドゾーン」の心理に似ています。


デッドゾーンとは諦めや燃え尽きを感じている状態頑張ったって無理、何も変わらない。もう何も与えるものなんてない。そう感じてしまう心理状態。


この映画で言えば、どこかロブは何事にも情熱も持てず、自分自身を諦め、自分自身の可能性に気づけなくなっていたのかもしれません。そんなロブを見てローラは愛されている実感もなく、未来を描くこともできず、そんな毎日に耐えられなくなった。


しかし・・・ロブはそんなローラの気持ちにとことん気づかない。


もちろん気づかないからこそ別れがやってくるのですが、更にその別れの理由を探しに、ローラが嫌った自分を訂正しようと過去の女性にまで会いに行きます。結果、ロブが得たものは少なく、さらに傷ついてしまうばかり・・・。


■その後、紆余曲折を経て、全てに気づき自覚が芽生えたロブは、ローラに一言「本当にすまない」と告げ、一人でこう語ります。


「僕はローラに入れ込まずいつも逃げ腰だった。だから将来のことも真剣に考えたことがない。地に足のつかない生き方は自由ではある。でも自殺行為だ、少しずつ死ぬ。」


ここでようやくロブは自分と向き合い一度彼女をを手放すことができた感じです。


そしてこのセリフにはロブの弱さと本音、そして男性の愛情の形がよく現れていると思うんです。


例えば、責任感。そして男性としての強さ


これが男性の中であまり感じられない状態・・・例えば、自分には力がない、足りない、十分ではない。心理学でいう罪悪感や無価値感、そして無力感を強く感じている状態。


この感覚は多くの男性にとって存在理由を脅かします。とてもじゃないけれど女性に愛されるとは思えない心理状態になりやすいんです。


この感情が強い男性は自分を必死に隠したり、彼女に向き合いきれず逃げ腰になってしまったり、また自分が女性に愛され、彼女が自分の愛を受け入れてくれることを信頼できなくなってしまいます。


さらに、愛されれば愛されるほど自分の中の隠しておきたい感情を暴かれそうになり抵抗感が出たり、愛されることがプレッシャーになってしまったりする人もいるんですよ。


その姿は女性にとってまさに「逃げ腰」であったり「興味がない」「愛されてない」といった感覚しかもたらさないものなのかもしれませんね。ちょっとした悪循環にはまってしまうような感じでしょうか。



「自分の何がダメだったんだろう」


恋がうまくいかないとき、男性だけに限らず私たちは良くこう考えるのかもしれません。僕自身も考えたことがありますよ。真剣に考えれば考えるほど、さらに考え込んでしまった経験がありますが・・・。


もちろん「何がダメだったんだろう」という発想が悪いわけでもありません。反省も大切なことですから。


ただ、この映画は恋愛の中で「隠さなくてもいい弱さ」だってあったのではないか?ということも伝えているのかもしれないな、と思うのです。


この映画でいえば、もしかするとロブはローラの前で自分の弱さを全て隠す必要はなかったのかもしれないんですよね。むしろ「ローラが見て感じている自分に気づく」ことが求められていたのかもしれない。


逆に隠して本気にならなくなった結果別れがやってきて、どこかあまり良くない形で彼女に弱さを見せてしまったとも考えられるんですよね。もちろんひとつの考え方なんですけど。


もちろん私たちの心や感情は見えません。だからパートナーが自分を愛しているのか?はいつも見えない。だから不安にもなるし、その不安を解消しようと自分の欠点を探すことだってあるかもしれない。


ただ、その前に自分で自分を否定したり、自分は不十分だと決めつけて諦めてしまっては、自分に対して向けられている愛に気づけないものなんですよね。これ、カウンセリングでも結構大きなテーマだったりするんですよ。


心理学では「相互依存」と呼ぶんですけれど。たった一人で頑張るステージを抜けてパートナーと共に人生を歩むこと


この状態になるために必要なことは自分の中にある疑い」を越えて「受け取ること」だといいます。


自分で全てを決め、自分にダメを出す前に、もう一度自分としっかり向き合うこと。たとえとても気になる欠点があったとしても、今の自分に備わっている素晴らしさや力、才能を知ること、知りたいと願うことってとても大切なのかもしれませんね。


そしてパートナーはその「素晴らしさ」を教えてくれる存在。お互いにそれを伝えあう関係が作れるといいですよね。



■最後に、この映画のエンディングは、ロブの謝罪をきっかけに2人は復縁、ロブはローラにプロポーズ。仕事もローラのサポートを得ながらポジティヴな姿勢を獲得していくんです。


ロブがローラといて受け取れなかったもの、気が付けなかったもの。そして最後に受け取れたもの。


それはローラが見ていた「可能性や才能がある素晴らしいロブ」そのものだった。とすれば、どんなときも自分の欠点を気にしつづけるよりも大切なことってあるのかもしれませんね。


今日は以上です。何か皆さんの参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました!


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