恋愛テクニック-大野愛子

みなさん、こんにちは!カウンセリングサービス 大野愛子 です。

木曜日は、「不倫と浮気」をテーマにしまして、大門昌代・大塚統子共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。

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前回は、「ふたりの距離感」 というテーマで書かせて頂きました。
コメントをお寄せいただきまして、ありがとうございます。拝見致しております。


コメントの中に、「コミュニケーションに自信がないんです」「自分の気持ちをうまく伝えられなくて」というお気持ちをシェアして下さった方が多かったんですよね。

「自分の気持ちを伝えたら、なんだかギクシャクしてしまったんです・・」という経験がある方も多いのではないでしょうか?(わたしにもありますが^^;)


まずは、前回の重要ポイントをざっくりまとめてみると、このあたりですね。
「わたしならこうする」を基準にして比べてしまうことが、ひとつの誤解の始まりである。
「わたしはこうして欲しい」というニーズがあるように、相手にも「こうして欲しい」がある。
さみしい気持ちや不安な気持ちを、わたし達は「怒り」として表現してしまうことがある。


これらが、ギクシャクしてしまう原因にもなるのですが、すべて「満たされない気持ち」から始まっているものなんですよね。
満たされない気持ちがあるからこそ、自分を抑えれば「我慢」になりますし、抑えきれず爆発すれば「不満」という形で伝えるようになるわけです。


我慢も不満も、ツライですよね?
どうして上手くいかなくなっちゃったんでしょうか?


もう少し、ラクに伝えられたら良いですよね。

恋愛ばかりではないと思うんです、普段の生活の中でもそれは同じ。

今回は、「もう少しラクに」を目指しております。みなさんの参考になりましたら幸いです。


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今までは彼に合わせていたけれど、ある日思いきって彼に伝えてみたんです。
「もっと会う時間を増やして欲しい」「出来ればメールは、その日のうちに返信して欲しい」。

でも、それ以降なんだかギクシャクした雰囲気になってしまったんですよね。
わたし、ワガママとか重たい女って思われちゃったんでしょうか?彼は何を考えているのか、もうわからなくなりました。
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こういうご相談、けっこう頂くんです。お読み下さる皆さんの中にも悩んでいる方、いるかもしれませんね。


最初にお伝えしておきますが、自分のニーズを彼に表現することは、悪いことでもなんでもありません。「悪いこと」と思う方もいらっしゃるようなので、「出し方」と「相手への配慮」が大切、というお話です。


ニーズって、相手がそれに応えられる範囲であれば、問題のないもの。
ちょっと無理をしないと応えられないなぁという状況の時に、相手にとって「負担」になるわけです。


彼があなたのニーズに応えてくれない時に、こんなふうに思ったりしませんか?
「どうしてやってくれないの?」「これぐらいのことしてくれてもいいんじゃない?」
あたり前に出てくる感情だと思うんですね。


ここでちょっと思い出して頂きたいのが、「さみしい気持ちや不安な気持ちを、わたし達は怒りとして表現してしまうことがある」ということ。


実は、すごく不安な人ほど、怒りという勢いにのせて伝えてしまい、結果的に相手を追い込んでしまうことがあるんです。
本当の気持ちは、「さみしい」「不安」「どうしていいかわからない」だったりするのですが、その感情を感じることに耐えられないので、怒りにのせて表現するしか方法がないんですよね。


でもその裏側にあるのは、「わたしだってこんなに我慢をしてきたのに」という気持ち。
だから、「これぐらいしてくれて当然でしょう?だってこんなに我慢してきたんだから。」というムードが相手に伝わってしまうのが、陥りやすい罠なんですね。


それを感じた彼の方も不満をもつわけです。
「オレだって頑張っているのに」「なんでわかってくれないかな」って感じでしょうか。


わたしの不満と彼の不満。ふたりの間にあるのは、「お互いの不満」なんですね。
そして悲しいことに、あのギクシャクとした雰囲気がやってくるわけです。


ここで多くの方は、相手のせいにして怒るか自分を責めるかのどちらかの手段を取ります。不満を言えなかった関係ほど爆発をして大ケンカになるでしょうし、言うことすら諦めればしばらく距離をとるでしょう。


この不満なんですけれど、「今まで抑えて隠してきたものだ」ってことは、お気付きですよね。
今まで抑えて隠してきた分だけ、出てきた時は「怒り」となり、勢いよくぶつけてしまいやすくなるんです。


「どうしてやってくれないの?」「これぐらいのことしてくれてもいいんじゃない?」
怒りにのせた表現は、相手にとっては要求されているように感じるもの。
「そうしてあげたいな」という気持ちよりも、「こっちの気持ちもわかれよ」となりやすくて、このあたり難しいかと思います。


そんな時はちょっと一息。
「わたしは、なんでこんなに腹が立つんだろう?」って、自分の感情を受け止めてあげて欲しいんです。
そうすると、「あぁ、わたしはこんなにも不安なんだな」「さみしいから、たくさんのメールを送りつけてしまうのかな」と、見えてくるものがあるはず。


同じ「もっと会う時間を増やして欲しい」という言葉も、
「もっと会う時間を増やして欲しい」(←怒りながら言う)
「もっと会う時間を増やして欲しい」(←さみしいなぁと感じるから伝える)
とでは、伝わるトーンは、違ってくるものなんです。


同じ言葉でも、言い方や表情で全く違ったものになりますし、相手の反応も変わりますよね。みなさんは経験上ちゃんと知っているんです。


ちなみに、怒らないことをオススメしているわけでもないんです。
怒ってしまうと自分も責めますし、怒りを感じさせた相手にもますます腹がたつ、という悪循環から抜け出し、怒りさんとも上手に付き合っていきましょうね、というご提案です。
「お願いする」という形でコミュニケーションが取れると、なお良いですね。


「自分の気持ちを言えなかった・言ったのだけれども聞いてくれなかった・わかってもらえなかった」という経験が多かった場合、最初から伝えることを諦めてしまうことが多くなります。
「なんだか誤解をされやすかった」「伝わっているのかいつも不安だった」という場合は、事細かに説明をし過ぎてしまい、大切なことは話せないままだったりもします。


だから、もどかしくてつい怒りたくなる。
「でも、怒りたいわけじゃないんだな。わたしは、何を本当は伝えたいのだろう?」という部分に目を向けてあげると、もう少しラクに本心を伝えられるかもしれませんね。愛


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最後に。


メールの絵文字というのは、誰が考えたのか上手く出来ているなぁと思います。
文字だけでは伝えられない感情を補う効果があるのでしょうね。


メールというツールを使いことも多いですが、目を見て話す、声をかわす、ふれる、相手の変化に気がつく、そんな直接のコミュニケーションも大切にして頂きたいと思います。ルンルン


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