恋愛テクニック-大野愛子

みなさん、こんにちは!カウンセリングサービス 大野愛子 です。

木曜日は、「不倫と浮気」をテーマにしまして、大門昌代・大塚統子共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。

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「距離感」で悩んだことがないという方は、ごく少数ではないでしょうか?
ほとんどの方は、悩んだことがありますよね。


もっと言えば、「心の距離感」。


「もっと会いたいけど。仕事で忙しい彼にはうざいって思われるかもしれない」
「彼って電話もメールも苦手みたいで。わたしはさみしくなっちゃうんですよね」


近すぎれば「うわ、ちょっと待ってよ」って思うし、遠すぎれば「なんか、さみしいよ」って思う。
誰でも「心地よいと思う距離感」をもっているものですが、お互いに「ちょうどいい」って、なかなか難しいですよね?


今回は、「ふたりの間の距離感」について考えてみましょう。
(※前回の続編 となります。そちらも参考にして下さいね。)

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なぜこの距離感をもっているのか?


心地よいと感じる距離感は、ひとりひとり違います。
なぜ違うかといえば、近くなり過ぎて失敗した、踏み込み過ぎてしんどい思いをしたという、過去の経験から導かれたものがあるから。


その過去の経験も、上手くいったという成功体験からというよりも、痛い目にあったという傷からの方が多いんです。出来れば、もうあんな目には合いたくない。

だから、わたし達は悩んでしまうし、考え過ぎてしまう。


ここでのポイントは、「過去の経験から導かれたものがあり、ひとりひとり違うんだな」ということ。
あなたにはあなたの、相手には相手の距離感があり、「違うから問題が起きるんだなぁ」と、感じていただきたいのです。


わたし達が、ついやってしまうこと


「心地よい距離感が違うことは、分かった。じゃぁ、それを理解すればいいんですね?」と思いますよね。はい、その通りなんです。


でも、わたし達がここでついやってしまうことは、「相手を理解する=相手に合わせること」だと思い「我慢」をすること。

ここでいう我慢というのは、相手だけを100%大切にして自分を大切にしない、という意味です。(犠牲とも言います。)


「相手を理解すること≠相手の望む通りにする」
この違いが分からないと、我慢するという方法をとってしまいがちなのです。


そうは言っても、難しい


「頭では理解出来るけれど、我慢するしかない」と感じている方、多いんじゃないでしょうか?


そこには、我慢するだけの理由がちゃんとあるからです。

気に入られたいから。嫌われたくないから。認められたいから。ケンカしたくないから。いろいろあるはずなんです。


ですが、我慢していることが言えない関係が長く続くと、ある日突然に爆発をします。


「どうして分かってくれないの!!」という気持ちが抑えきれず限界に達した時に、わたし達はふたつの行動をとるようです。
言いたいことを言わずに黙って去るか、言いたいことを言い大ケンカをして去るか


上手くいっているかに見えたカップルの突然の破局というのは、こんなふうにやってくるのかもしれません。


わたし達に出来ること


違いを理解する


「わたしのことを好きならそうしてくれるはずでしょ!」と思ってもいいのですが、
それが叶わない時に「わたしのことを愛していないからなんだ」と結びつけて考えてしまうのは、ちょっと待って下さいね。


「わたしならこうする」を基準にして比べてしまうことが、ひとつの誤解の始まりなんですね。それが違うというだけで、相手を理解不能な人に仕立てあげてしまうわけです。


「わたしはこうして欲しい」というニーズがあるように、相手にも「こうして欲しい」があるのだということ。
これを頭の片隅においておくと、「もう信じられないわ」で終わらせないで済むこと、あるかもしれません。


怒りで表現していませんか?


さみしい気持ちや不安な気持ちを、わたし達は「怒り」として表現してしまうことがあるんです。
「わたしと会いたくないからなんでしょ!」「どうでもいいと思ってるんでしょ」とか。


本当に感じている感情は、さみしい、不安なのに・・。怒りで表現されたら、相手はビックリしてしまいますよね。


「もう少しメールや電話をしてもいいかな。迷惑じゃない?」
「メールの返信がないとさみしくなっちゃう。きっと、忙しいんだよね?」
相手を気遣いながら、誠実にコミュニケーションをとること、とっても大事なんです。


相手と繋がる


同じ映画を見ても、同じ景色を見ても、感じる感情はそれぞれ違います。
わたしはここが良いと思ったけれど、相手はまったく違った部分に興味を示していたなんてこと、ありますよね。
それは、実は見ているものが違うから。


違っていても、いいんです。
「わたしは、こんなふうに感じたよ」と、伝えること。
「なんで、そんなふうに感じるのかなぁ」と、相手に興味をもつこと。

自分の感じていることを伝え、相手の感じていることにも興味をもつことが、ふたりの間にかけ橋をかけます。


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最後に。キャンドル


今回の記事をお読みになって、「わたしにもそういうところがあるかも・・」と思われる方は、我慢をすることで愛情を表現するようなところがあるかもしれません。
いわゆる「良い子でいなければいけなかった」ような時期があり、自分を表現することを抑えるクセが身についてしまっている場合です。


言葉で表現することが苦手な場合、ひきこもる・だんまりを決め込む・遠まわしな言い方(ちょっとした嫌味など)で、表現してしまうこともあります。
これは、相手には真意(本当に感じている感情)が伝わりにくい方法なんですね。
自分の中にある「本当はこうしたい、こう伝えたい」を感じることを、まずは自分に許してあげて下さいね。


メールや電話の多さや返信の速さで愛情を量ってしまう、なんてこともあるかもしれません。一般的に、女性の方が距離感や時間の長さにも敏感なので、さみしさを感じやすいのです。
それが必ずしも「わたしを大切に思っていないから」ではないということ、思い出してみて下さいね。


今回はふれておりませんが、浮気や不倫の問題も、過去の傷から導かれた心の距離感や我慢がベースになっていることも多くあります。(我慢しなくていい相手を探した結果、なぜか不倫になった・・なんてことも。)

ご自分を見つめ直す上で、参考になれば幸いです。星


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