みなさん、こんにちは!カウンセリングサービス
の大野愛子
です。
木曜日は、「不倫と浮気」をテーマにしまして、大門昌代・大塚統子と共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。
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男と女の関係になったとたんに不安に巻き込まれてしまう。
最近は、彼のケイタイのチェックとかしてしまうんですよね。
そしたら、どうもメールのやり取りをしている女性が他にもいるみたいなんですよね。
「やっぱりね・・・」って感じ。
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「これがもしあなたの恋愛だったとしたら?」と想像してみて欲しいんですね。
「やっぱりね・・」の後に、あなただったらどんな言葉が続くでしょうか?
「やっぱりね。でも、わたしには彼しかいないから。」
「やっぱりね。だって、こんなわたしだから。」
「やっぱりね。男ってそんなもんよね。」
「やっぱりね。わたしのせいだわ。」
あなたが恋愛において、どんな感情のパターンをもっているのか、ちょっと気になりませんか?
「でも、彼しかいないから。」
そんなあなたは、寂しがり屋で孤独に弱いのかもしれません。
彼が自分を見ていてくれるうちは、けっこう自由に振る舞える。
だけれども、彼が自分に興味をもたなくなった気配を感じたとたんに弱くなってしまい、顔色を伺ってしまったり。
「だって、こんなわたしだから。」
そんなあなたは、ついつい彼に尽くしてしまうかもしれません。
普段から困っている人を見ると放っておけなくて、もめ事に巻き込まれやすかったりするかもしれません。
自分よりも誰かを優先する、つい彼に合わせてしまうなんてことが多かったり。
「男ってそんなもんよね。」
そんなあなたは、今までの恋愛経験でツライことが多かったのかもしれません。
もしくは、距離のある関係が多かったり、意外にも恋愛経験が少ない、なんて場合もあるかもしれません。
一旦相手を信じると、とことん信じてしまい、ダメな人だと分かりながら離れられなくなったり。
「わたしのせいだわ。」
そんなあなたは、ついつい一人で抱え込んでしまうことがあるのかもしれません。
こうなるのをどこかで予測していて、女磨きもガンバってきたのに、なぜ?
わたしの努力が足りなかったんだろうと思うと、誰にも相談出来なかったり。
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おそらく、もっとたくさんのパターンがありますし、全ての方が上記に当てはまるわけではないんです。
ただこれには、共通する心理がひとつあるんですね。
それは、「自分は愛されるにふさわしくない」という自己概念。
ありのままの自分では不十分である、という感じかもしれませんし、わたしを愛する人なんているはずがない、という感じかもしれません。
そして、ここからが今日の本題です。
この自己概念が強化されていくと、自分をちっぽけに扱う分だけ、辛い恋愛に身をおくことが多くなったりすることがあるんですよね。
相手を選ぶ際に、自分を愛してくれなさそうな人を好きになってしまうんです。もちろん無意識に。
典型的なものは、不倫やセカンドのポジションなんですが、自分を愛してくれなさそうな相手から愛情をもらおうとすることって、至難の業であることは、間違いないですよね。(自分を一番に選んでくれない相手という意味においてです。)
自分を愛してくれなさそうな人からもらえる愛情というのは、すごく希少価値があるように感じてしまうものなんですね。
奥さんがいるのに、自分を選んでくれていることで少しだけ感じる優越感のようなもの。なんだか曖昧な関係なんだけれども、いつか自分を一番にしてもらえるんじゃないかと頑張り続けたことへのご褒美のようなもの。
それは、苦労をして手に入れたものほど愛着や価値が感じられる、という感覚に似ているかもしれません。
カウンセリングでご相談を伺う中で、この感覚を無意識にもつ方は、少なからずいらっしゃいます。
愛されるにふさわしくない自分には、困難な状況が必要である。愛を手に入れるためには、何かを引き替えにしなければならない。そんな感覚さえ、覚えるのです。
でも、お話を伺いながらわたしは思うんですね。「強く愛されているという感覚が欲しいからなんだろうな」って。
不倫やセカンドのポジションの恋愛をあえてしたいわけではないんですね、愛される自信がない分だけ強く愛されたいだけなんです。(不倫を推奨しているわけではなく、それを選ぶには何か理由があるということです。)
最初に、いくつかの感情パターンを見て頂いたのには、理由があります。
愛されるにはふさわしくないと思っているからこそ、ついついやってしまう行動なんですね。それは、どこか、 「あなたのいつもの我慢の方法」であるのかもしれません。
わたし達が、それだけの我慢を積み上げるのにも、ちゃんと理由があります。
「これはイヤ!」「もういいだろう」という確証がもてるまで、その感覚を積み上げてしまうんですね。
そもそも嫌なことを無理してやっているのですが、それを止めていいという許可がなかなかおろせないからなんですね。その理由が、「自分は愛されるにふさわしくないから、これぐらいしなきゃ」なんです。
自分を愛してくれなさそうな人ばかりを選んでしまうのだとしたら、実は、自分を愛させないようにしている事と同義なんですね。
「自分に自分を愛させてみよう」「誰かに自分を愛させてみよう」という発想があってもいいのかもしれません。わたし達は、自分自身に対しても、つい「愛してくれなさそうな人」になってしまうものなんですね。
「あなたのいつもの我慢の方法」を、知ってあげて下さい。あなたのために。
時々は、「わたしはわたしを愛せているのだろうか?」と、自分に聞いてみてもよさそうです。
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おなじみの根本裕幸、村本明嬉子を筆頭に、秋葉秀海、浅野寿和、嶽きよみ
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