恋愛テクニック-浅野
■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。


クローバー今日はまず皆様へのお知らせから。

今週末7月30日(土)に「カウンセリングサービス感謝祭・名古屋 」が開催されます。


感謝祭とは、お客様へ日頃の感謝を込めて、みなさんに楽しんでいただくためのイベント。カウンセラーの講演、クイックカウンセリング、クイズ大会、公開カウンセリングなど、盛りだくさんの企画をご用意しています。


もちろん私、浅野も参加します。講演も予定してします。当日は地元名古屋地区カウンセラーはもちろん、恋愛テクニック執筆陣では、根本、原、みずがき、秋葉カウンセラーが参加を予定してします。もちろん弊社代表、平も。


私も日頃、なかなかお会いできない皆さんともしお会いできたらな・・・と、今から楽しみにしています。ぜひ遊びにいらしてくださいね。

カウンセリングサービス感謝祭・名古屋の詳細はコチラです!



■さて、今日のブログのテーマはこちら。ちょっと刺激が強いテーマかもしれませんので、もし嫌な感覚を感じた方はスルーしていただいたほうがよいかもしれません。まずは念のため。


「なぜかセックスができない彼」


例えばこんなケース。


彼は優しい人。そして仕事もできる人。私のこともちゃんと理解してくれる。ホント一緒にいてラクなんですよ。でも、彼はどうしても私を愛してくれないんです。うまくいかないっていうか。


実はセックスとなると、どうしても彼ができないんですよね。彼も頑張ってくれてるんだけど・・・いつも彼は「ゴメン」と言うばかりで、何だか辛そう。そんな彼を見て私も辛くなるんです。


私も求めちゃいけないかななんて思うんですけど、でも・・・。私だって愛されたいし、愛してもらえなってすごく辛いんです。


一体どうしたら彼とうまくやっていけるのでしょう?


セックスの問題を抱えると誰にも話せないことも多いでしょうし、とにかく「愛せない」「愛されない」という悲しみや苦しみがつきまとうもの。本当に辛いと感じることもあると思うんですね。


そこで今回は、恋愛・パートナーシップのカテゴリ中でも「セックス」という部分にフォーカスしてみたいと思います。男性心理という切り口で、セックスについてのいくつかの心理的な見方について書かせていただきます。一つの考え方として参考にしていただけると幸いに思います。



■さて、今回の例に挙げたようなセックスに関する問題を抱える男性は、多くの場合、真面目だったり、努力家だったり、人一倍気を使う人であることが少なくないようです。もちろん例外はありますよ。


そしてパートナーを愛しているのにもかかわらず、このような問題を抱えた時、男性側はとてもショックを受けますし、時として強い屈辱感や自己嫌悪を感じることもあると思います。だから現実を真正面から受け止めることが難しくなる場合も少なくありません。


それゆえに自分の体や欲求、機能をいろんな形で確かめたくなる方もいらっしゃるでしょうし、俺は大丈夫だ!と思いたい気持ちも出てきますし、できれば目を背けたい事実になることも想像に難くないことだと思います。


一方、パートナーとうまくセックスができないからといって、彼が性欲を失っているだとか、男性としての機能が云々、という話にならないことも少なくないようなんですよ。実際にセックス自体はできるけれど、パートナーとは何故か難しいといったこともありえるんですよね。


彼はまだまだ元気なのに何故かできないという部分。これが女性をとっても苦しめていることも少なくないのかもしれません。


「どうして私は無理なの?勇気を出して友達に聞いてみたら「私は問題なんてないよ」って言ってたし、私たちだけどうして?」


どこか自分を否定的に捉えたり、愛されない辛さ、寂しさを抱える時があるのかもしれませんね。



■では何故このような問題が起きるのか?について書いていきますね。


このようなケースを心理的にみていくと、彼にとって「実際にセックスとなったときに、心の深い部分に眠っている嫌悪感が刺激されている」可能性があるんですよ。


どこかセックス自体が「タブー」という感覚とくっつきやすいものです。まだまだ社会的にも抑圧されていますよね。どこか「隠さないといけないもの」という感覚があります。


タブーという感覚は「してはいけない」といった感覚。そして彼の心が感じているとすれば・・・これはあまりいいものだとは思えませんよね。


つまりここで感じる感情は「悪いこと・してはいけないこと」=「罪悪感」。もし彼の心がそう感じれば、セックスができなくなるわけですよ。


特にパートナーとの間でセックスの問題をもってしまう男性は、この罪悪感がとても強いケースが多いのです。だからこそ真面目であったり誠実な人ほどはまりやすい罠、とも言えるわけです。


■そして、こういった感覚のルーツは家族関係やそれまでの彼の成長過程にあることがとても多いんです。


・例えば、彼の育った家庭が性的なものに対する禁止が強かった場合。当然のように彼も性的なものを禁止せざるをえないでしょうし、それを破ることがタブーであるといった感覚を受けるでしょう。


すると、家族から離れている、例えば恋愛中はセックスができても、結婚し家族になったとたんにできなくなることも考えられます。外はいいけど、うちではダメというパターンですね。


心理的に家族を持つこととセックスはタブーという感覚がリンクし、突然セックスに対する罪悪感や嫌悪感が呼び起こされるんですね。そして男性自身もよくわからないまま問題が起きるので深く思い悩まれる方も少なくないようです。



・別の見方をすれば、彼が男性的なパワーに対しての嫌悪感や罪悪感があるとセックスで問題が起きることもありますね。


たとえば、彼の父親が威圧的、暴力的、価値観を押し付けてくる人だった場合、多くの男性は父親を反面教師にして「自分は父のようにはならない」と誓うことが多いもの。男性的なパワーを使うことに対して嫌悪感をもち、罪の意識を感じると、彼は自分の中の男性的な要素をことごとく拒絶します。


彼の中にある「男」に対する葛藤が、自分の「性」をタブーにしてしまうのです。それがセックスの問題として浮上することがあるのですね。


だからこそ「優しい彼」ができあがるという側面もあるのですが、この罪悪感の強い男性は「セックスすることは、女性を傷つける、いじめている、虐げている」そんなふうに心の深いレベルで感じている人もいるんです。



・またパートナーシップレベルでの理由を探ると、彼があなたに対して心の中で「あなたではない別の女性を映し出している」というケースもありえます。


心理学では投影と呼ぶ心理作用なのですが、彼の理性では「あなた=あなた」と理解しているのですが、心が「あなた=別の人」と「強く」感じていると問題が起きるのです。


例えば、彼があなたにどこか「母親」であったり「子供」のような姿を強く映し出しているとすれば、これはできなくなるんですよね。まさにタブーな感覚を心の深いレベルで感じてしまうわけです。



もちろんこれ以外にもいろいろ理由は考えられますが、男性が罪悪感を感じていると問題がおきることがあるんですよ。もちろんこの罪悪感は誤解なんですけどね。


そしてこの嫌悪感や抵抗感は今までの人生で心の中に抱えた感情であり、いつその「感情のスイッチ」が入るか?分からないのです。ずっとスイッチが入っていて苦しまれている方もいらっしゃるでしょうし、ある日突然スイッチが入って驚かれる方もいらっしゃるわけです。



■このように男性がセックスができなくなる心理的な理由はいろいろなんです。


しかし多くの場合、この心の内面の問題にはあまり触れられることはありません。現実的に愛することができるか?愛されているのか?という部分ばかりに意識がいってしまい、2人の関係がこじれていくようなんです。


ただ心という部分からじっくり見つめていくと、お互いが問題にしている部分がすれ違っている可能性が大いにあるんですよ。


だから、まだまだお互いに愛情を持っているケースも十分にありえるんです。むしろ既に2人の関係が冷め切っていたら問題にはならないんですよね。



■もしあなたが今のパートナーとの関係をよりよくしたいと願うならば、自分自身と向き合い、そして相手の自己嫌悪を愛することが大切なんですよ。もちろんお互いにできれば理想的ですね。


特に相手の自己嫌悪を愛すること。これがパートナーとしての私のお仕事なんです。そこには愛があって、これがやりたくて二人は一緒にいるのではないのでしょうか?


「愛したくても愛せない男」「愛されたくても愛されない女」


これも大きな自己嫌悪ですよね。そんな自分を受け入れられないからこそ、何とか相手に理解させようと愛させようと躍起になるのかもしれません。


ただ、セックスは嫌悪感を感じやすいものですが、一方で「自己嫌悪を愛しあう行為」とも考えられますよね。もしかするとこのレベルの問題は、自分では愛せない自分を、相手に愛してもらうレッスンであるとも考えられるんですよ。


そしてこのレッスンをこなしていくには、まず「辛い気持ちでいっぱいになっているココロを楽にすること」「一人で抱えずに誰かに話を聞いてもらう」こと。何より楽になること、ココロのガス抜きは必要ですね。


その上で少し元気になってきたら「嫌悪している自分を受け入れること」にチャレンジしていくんです。そして「その自分を勇気を持ってパートナーに差し出すこと・愛してもらうこと」です。


それからもう一つ大事なことがあります。それが「相手の同じ部分を、私が愛すること」。


ここまでいくとそこには「本当に愛し愛されている感覚」が待っているんですね。


自分を受け入れ愛してもらうこと」と「相手を愛すること」。どちらが欠けても二人のバランスは崩れてしまうんですよね。


ただ、「自分を受け入れること」って難しいことでもあるんですよね。誰もがダメな自分を認めたくはないからです。だからどうしても目をそらしたくなりますし、相手のことばかりに気をとられてしまいます。


どうして相手は自分の事を分かってくれないんだ、とか。
彼女が辛そう、彼が辛そうだから・・・別れたほうがいい?とかね。


そう考えることもあると思うんです。でもそんな時、本当に辛いのは自分ではないでしょうか?相手を嫌いじゃないなら尚更。そんな自分に更なる辛さを与えず、大切に扱っていただきたいなと思うんですね。


今は見えないかもしれませんが、二人の間にはいっぱい誤解があって、今の問題には心の理由があって、問題の本質を見えなくしているのが自分自身の辛さや自己嫌悪なんだということ。


まずはそう理解していただければいいのかな、と思います。全てはまずそこからはじまると思いますから。そしてできるなら一人で頑張らず、誰かのサポートを受けることを考えていただくといいかもしれませんね。



今日は以上です。いつもとは少し色合いが違う内容になりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。



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