恋愛テクニック-大野愛子

みなさん、こんにちは!カウンセリングサービス 大野愛子 です。

木曜日は、「不倫と浮気」をテーマにしまして、大門昌代・大塚統子

共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。

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31歳の頃のわたしは、大好きな彼に大失恋をしました。
その後、もう二度と傷つきたくないと思うあまりに、「失恋をしてもあまり傷つかない恋」を選んでしまったようです。それが、遊び人の彼と不倫の彼との関係。

前回は、そんな恋愛の「理由と目的」についてをお伝えしました。 

>>http://ameblo.jp/love-counseling/entry-10931065532.html


今回は、この大失恋がわたしのその後の恋愛にどんな影響を及ぼしたのかを、もう少し書いてみようと思いますので、お付き合い下さいね。

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大好きな彼に失恋をしたわたしは、遊び人の彼、不倫の彼との恋愛を上書きすることで、前の恋愛の記憶を消そうとしたようです。
今思えば、大きな心の傷であったにもかかわらず、傷口を縫うこともせず、バンドエイドを貼って治そうとしたようなものです。


大好きな彼に失恋をした当時のわたしは、人に相談することや頼ることがとても苦手だったので、女友達に愚痴を聞いてもらうわけでもなくひたすら耐えて、仕事に打ち込むことで気を紛らわす手段に出ました。


とはいえ、仕事に集中も出来ず、だんだん夜も眠れなくなり、体調を崩しがちになり。朝、どうしても布団から出られずに、仕事を休んでしまうこともありました。ガクリ


どうしようもないさみしさ。
頭の中では、「落ち込んでいても彼が戻ってくるわけでない。早く立ち直らなきゃ」と思っていました。


このブログを読んで下さる方の中にも、こういう落ち込みを経験をした方は、多いのではないでしょうか?


「恋の傷を癒すのも、また恋である。」
それは、確かにその通りなのだと思います。


わたしの場合は、さみしさを何とかして埋めたくて、それほど好きでもない人(遊び人の彼・不倫の彼)との恋愛を上書きする、という方向に行ってしまったんですね。


本当に欲しいものは、愛。それも情熱的に愛される愛。

なのに、不倫やセカンドのポジションの恋愛を選んだということは、情熱的に愛されることを望みながら、わたしは情熱的に愛することが出来ない相手を選んでしまったわけなんです。

(最初は夢中になりますが、半分は諦めているので、途中からは苦悩と葛藤の方が大きくなりました。)


でも、こんなことって、意識の上では認識出来ていないことがほとんどです。
当時のわたしには、以下のような感じでした。


・心機一転やり直そうと思っているのに、なぜだか彼女のいる人や奥さんのいる人とばかり親密になってしまう。
・あまりにもさみしく感じる時に、身体だけの関係でもいいという自己破壊的な衝動を抱える。(実際そうしなくても、自分を壊してしまいたくなる)
・どんな恋愛であれ、ひとりじゃないだけマシ。だって、ツライ仕事にも耐えられるような気がするから。
・付き合うごとに、どんどんさみしさが増していく。


ほんわか・ほのぼの・心が安らぐ、という恋愛には、その当時全く縁がありませんでした。身を削るような、痛みを伴う恋愛しか目に入ってきませんでした。


読者の皆さまはお気づきかもしれないのですが、大好きな彼の存在は、わたしの心の中に残ったままだったんですね。え~ん


もちろん別れていますから、存在としての関わりはないし、連絡も取りませんでした。
でも、わたしの心の中には、まだ彼が存在していたから、むりやりにでも上書きする恋愛が必要だったのです。


恋愛に恋愛を上書きしたというよりは、傷にさらなる傷を上書きすることで、もとの痛みを感じなくした、という感じなんですよね。
本当はお腹が痛いのだけれど、自分で脚を叩いて、脚の痛みでお腹の痛みを紛らわそうとするようなものです。かなり痛々しいですよね。


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じゃぁ、どうすれば良かったのか?みなさん、気になりますよね。


彼がわたしといることを選ばなかったのなら、彼を自由にしてあげよう。
一緒にいることで彼が苦しいのであれば、わたしも苦しい。
そうであるならば、わたしのもとから手放してあげよう。


心理学でいうところの「手放し」のアプローチです。翼
これは、なんとなく分かっていたんです。それが一番いいんだろうなぁ、ということ。
これが、最後に彼に贈れる唯一の愛なんだろうなぁ、と分かってはいたんです。


もう二度とわたしの前にあんな素晴らしい人は現れないという絶望感が大きかった分だけ、「もう二度と手に入れられない自分」にしがみついていたから、心の中の彼にしがみついたままだったんです。ダメで愛されない自分の方を信頼してしまったんですね。
そして、結果的には信頼したように「手に入れられない相手との恋愛」を次に選んだ、そういうことなんです。


かつてのわたしのようなパターンをもっていらっしゃる方、いるかもしれませんね。


もしそうであるのなら、「自分を喜ばせる恋愛って、どんなものだろう?」と、少しの自愛をもって頂きたいのです。
そこには、あなたが本当に欲しいと望む関係があるはずですから。


彼を思い続けることで苦しいのなら、そろそろ自分を自由にしてあげよう。
これもまた、ひとつの手放しだと思うのです。


再び誰かを愛するための「心の準備」から始めてみても良いのではないでしょうか?
自分自身を痛めつけるのではなく、自分と仲良くなるところから。

わたしは、そう願います。夜空


お読み頂きましてありがとうございました。
次週木曜日は、大門昌代カウンセラーです。どうぞお楽しみに☆

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