恋愛テクニック


こんにちは。カウンセリングサービスみずがきひろみです。秋葉秀海カウンセラーと隔週で、金曜日の「大人の恋愛術」を担当しています。

最初にちょっと宣伝させてくださいね。ベル
来る7月30日名古屋感謝祭を開催します。感謝祭は、お客様とカウンセラーが出会い、いっしょに楽しむための1日イベント。講演、クイックカウンセリング、クイズ、模擬カウンセリングなど、カウンセリングを知っていただくための盛りだくさんの企画を用意して皆さんをお待ちしています。今年の名古屋感謝祭には、金曜日担当のみずがき秋葉ともに参加し、講演を予定しています。日頃、なかなかお会いできない名古屋方面の皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。是非、遊びにいらしてくださいね。

名古屋感謝祭の詳しいご案内はこちら>>>>>>>

かたつむり

さて、本題です。

かたつむり「できない」のではなくて「やりたくない」のです

再婚したばかりの頃、ウチのダーリンは、私に、奥さんとしてやって欲しいことが2つある、と頼みました。

一つは、ごはんのときに冷たいお水をたくさん欲しいから用意してほしい。
二つめは、お風呂から出てくるときにタオルを手渡してほしい。

ところが、どういうわけだか私は、毎日、これをきれいに忘れるものだから、そのたびにダーリンは、「水!」「タオル!」と言いながら、不機嫌になっていました。

言われるたびに私は、「また忘れた」というプチ罪悪感と、ダーリンの不機嫌オーラがイヤでぶすっとする、ということを繰り返していました。

でも、ある日、とうとうダーリンもキレちゃったんです。

「なんで、いつもいつも忘れるんだ!僕としては、奥さんにしてほしいことはほかにもいろいろあるけれど、それじゃあ大変だろうと思って二つに絞って頼んでいるのに、なんでそれを忘れるんだ!」

怒られると悔しいから、「私だって、こんなにあなたのことを考えていろいろとやっているのに、どうしてそううるさく頼むのよ!」とふてくされたものの、言われてみればごもっともで、「どうして、私は、毎日、頼まれていることを忘れるのだろう?」と考えずにはいられなくなりました。

心理学では、よく「『できない』のではなく『やりたくない』のだ」という前提で、「何故やりたくないのだろう?」と考えてみると自分の隠れている気持ちに気づくことがある、と言います。

私は、何故、ダーリンの「頼み」を引き受けたくないのだろう?

おっかなびっくり自分にそう問いかけてみたら、

「そんなの、私だって今までやってもらったことのないことばかりで、ずるい!」という声が聞こえてくるではありませんか。なんとケチ臭い、子供っぽい発想だこと!大人の私としては、恥ずかしいかぎりなのですが、でも、どうやら、この自分のニーズを満たしてもらえていない「私」が、「他の人のニーズなんて満たしてやるか!」とばかりに大切なパートナーのニーズをスル―していたようなのです。しかも、私自身、自分が「やりたくないからスル―している」という意識がないままに、ただ都合よく「忘れ」て、やらずにすまそうとしていた、ということになります。

「できない」は「やりたくない」なのかもしれない。そして、「やりたくない」には、大概、「やりたくない」なりの理由があるものです。


かたつむり「過去」の傷が「現在」の自分を縛る

「誰かの役に立ちたい」気持ちが強い私の中に、「他者のニーズを満たしたくない」という気持ちもある。一見、矛盾しているようですが、自分が一番やりたいことをするのに、感情的な大きなシコリがある、というのはよくある葛藤のパターンです。

いつも、人の役に立ってナンボ、自分のニーズよりも他者のニーズを満たすことで、家族の中でも、社会でも自分の居場所を作ろうとしてきた人は、他者のニーズには敏感ですが、自分のニーズには無頓着で、「~して欲しい」という甘えたい願望が意識にのぼらなくなっていることがあります。「甘え下手」とでも言いますか、「~して欲しい」が言えなくて損をして、傷つく経験をたくさんしているわけです。そんな「過去」の傷が、

「他の人のニーズを拾っても、損するだけだよ」
「また、尽くすだけ尽くして捨てられるんじゃない?」

と、心の奥で囁きます。

誰かの喜ぶ顔が見たいくせに、その喜ぶ顔を見ると、どこか自分がおいてきぼりになったような寂しさを感じること、ありませんか?

そんな寂しさを感じたくないばかりに、今度は、誰かの「助けてほしい」声を聞こえないことにしたいって思ったこと、ありませんか?

でも、それは、「私だって甘えたい」という自分の心の奥の叫び。甘えたいときに甘えられなかった、助けて欲しかったときに「助けて」を言えなかった、「過去」の自分が、「現在」のあなたの優しさを縛っているから、動きがとれなくなっているのです。


かたつむり「許し」は自由の扉をあける

「ニーズ」は悪いものではありません。
確かに、「~してほしいのに」と思ったばかりに、手に入らないと余計に辛く感じられますし、「~してほしいのに」という自分の気持ちが浸み出て、「重い!」と疎んじられた経験があると、「~してほしいのに」と思いさえしなければ、傷つかなくてもすむのに、、、と、つい「ニーズ」の存在そのものを悪者にしたくなります。

でも、多くの想いは、「聞いてもらいたがっている」のです。「かなえてもらいたい」けれど、それ以上に、そう思っているという想いを「受けとめてほしい」のです。

だから、「そう思ってもいいよ」と、ニーズの存在を許してあげてください。「~してほしい」よね、って。

自分の「~してほしい」が感じられないのなら、「~してほしい」って言うのを聞くと腹立たしいね、と自分が他者の「ニーズ」に感じる嫌悪感にOKを出してみて。本当は羨ましいのかもしれないね、と思えれば大丈夫。

嫌悪感もなかったら、ただ、ただ、これまで自分がどれだけ一人で頑張ってきたかを褒めてあげてください。「お疲れさま」と肩にそっと手を当てるつもりでねぎらってください。そういう生き方しかなかったことを認めて、許してほしいのです。

過去にあなたを傷つけた人も、傷ついた自分も、ともに許せると、「現在」のあなたの心が自由になります。

我が家の「水!」問題は、私が、人をアテに出来ない自分、正面きって頼みごとのできない自分を許しつつ、少しずつでも、ダーリンに「お願い」することを覚えるうちに、次第に、重大問題ではなくなりました。まだ忘れることはありますけど、私にダーリンのお願いをかなえたい気持ちがあることが、彼に伝わるようになったのだと思っています。お互いにニーズを大切にする気持ちが見えると、安心できますよね。かたつむり


ベル>名古屋感謝祭のお知らせ

みずがきひろみが7月30日に名古屋感謝祭で講演します!

感謝祭は、講演あり、クイックカウンセリングあり、クイズあり、のクライエントさんとカウンセラーがいっしょに楽しむための終日イベントです。みずがきも参加します。日頃、なかなかお目にかかれない名古屋方面の皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。是非、産業労働センター・ウィンクあいちまで遊びにいらしてください!お待ちしています。


名古屋感謝祭での講演について>>>>>>>


名古屋感謝祭:

■日時:2011/7/30(土) 10:00~18:00(出入り自由のフリーパスです)

■会場:名駅・愛知県産業労働センター・ウインクあいち

■料金:¥3,150(打ち上げに参加される場合は別途、ご用意下さい)


詳しくはこちら>>>>>>>


音譜みずがきひろみが仕事やパートナーシップについて日頃思うことを書いています。


みずがきひろみのブログへ>>>>>>>



音譜みずがきひろみの毎日、好きなものについてつぶやいています。


みずがきひろみのtwitterへ>>>>>>>