恋愛テクニック-大野愛子

みなさん、こんばんは!カウンセリングサービス 大野愛子 です。

木曜日は、「不倫と浮気」をテーマにしまして、大門昌代・大塚統子

共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。

*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。


前回、わたしの経験した「先の見えない関係」のケースをいくつか

書かせて頂きました。

・不倫(好きになった人が結婚をしている)
・遠距離恋愛(大好きな人が転勤などで遠くにいる)
・不安定な経済状況(借金問題など)
・相手の浮気(しかも選ばれない側になってしまう)


今回は、不倫について書かせて頂きますね。
いろいろな立場の方が読まれるサイトですので、不倫の是非について

触れず心理的な側面からお送りしておりますことをご理解頂ければ

と思います。


カウンセリングでご相談として頂くケースでも、「なかなか不倫から抜け

出せない」という独身女性からのご相談は、少なからずあります。


これが、自分の望んでいる幸せとは違うとは分かっているんだけれど・・。
もう何年もこの関係なので、別れにくくて。
彼に別れを告げるのが、なんだか辛くて。彼もさみしそうだし。
またひとりになって、やっていく自信がなくて。


これはおそらく、不倫だけに限った話ではないんですね。
なんだか男性にいつも振り回されてしまう気がするとか、いつもわたし

って都合よく扱われているような気がするとか。
そんな哀しみをもつ女性には、よく分かる気持ちなのかもしれません。


抜け出せない理由はざまざまなのですが、女性側の感情として共通

しているのは、“満たされないという感覚。
この関係であるから満たされないのか、満たされない気持ちがもともと

あってこの関係にはまりこんだのか、あまりハッキリはしないかもしれ

せん。ハッキリしないから、また曖昧でツライものなのですけれど。


こういう関係は、彼の都合次第の“待ちな状態”になります。
お誕生日やクリスマスなど女性が好むイベントだって、叶えられる
とは

限らないような状態ですよね。


いつも満たされない、いつもさみしい、いつも物足りない。支配される

感情は、そういうものが多くなってしまうんです。だから、時々思うん

です。「望んでいるものとは、違う」「いずれは、やめなければ」って。


待ちな状態ですから、空虚な状態が常なんです。
食べたいのに手が届かなくて食べられないというのと似てるかもしれま
ん。

お腹がペコペコの状態にあって、目の前に食べ物が差し出されたらどうでし

ょうか?むしょうに食べたくなるし、すごくおいしくも感じるわけです。

これは、会いたくて会いたくて、やっと彼に会えた瞬間に似ているかもしれ

ませんね。これが不倫を燃え上がらせますし、ひと時であれ満たされるわけ

ですから、なかなか抜け出せない理由にもなるのです。


ひと時であれ、奥さんがいるのに“自分を求めてくれる”ということも、もう
ひとつの理由ですね。“わたしを必要としてくれている”という気持ちを強く
感じさせてくれるのです。

わたしを優先してくれていると思える瞬間があるから、女性側は思うんです、
「彼にはわたしがついていてあげなきゃいけない気がする」って。
これが自分から別れを切り出せなかったり、関係性が長引いてしまう原因

にもなります。


不倫というのはタブーですから、感情のボルテージとしては、全ての感情を
色濃く感じられるものです。(たとえば、それが嫉妬というものでも)
無感覚な灰色の世界に生きてきた人が、刹那的であれ「生きている」という
瞬間を得られるものなのかもしれないと、わたしは思ったりもします。


こんな感覚もあるかもしれませんね。ストレスフルな毎日に慣れていて、

それがあたり前。彼との時間だけが、ファンタジーのような甘い時間。
「今だけは」「いずれは別れるのだから」、もう少しだけそっとしておいて。


こうやって見てみると、どれも心に良い状態とは、やはり言い切れないの

です。なによりも、タブーなことをしているという罪悪感はつねにつきまとっ

いますし、自分でも悪いと分かっている。

自分でも悪いと分かっているから、どこかでそんな自分は好きになれない

し、そんな自分だから幸せになれないとますます思う。悪循環なんですね。


「どうしたいの?」という質問をする前にお伝えしたいのは、
「もう疲れたでしょう?」「これ以上自分を傷つけなくても良いと思うよ」
「そろそろご自分を大事にしてもいいんじゃないかなぁ」ということ。


本当の意味で愛を受け取れないポジションに自分を置いておくことが、

どれだけ残酷なことであるか。それでもいい、と言うかもしれないけれど、

その言葉の裏にはどこか哀しみがあること、やはり自分でも知っている

です。


「この人がわたしの彼なんです」と言えるベストパートナーを受け取るため

にも、これ以上、自分を傷つけないということは大切なことなのです。

これから出逢う真実のベストパートナーのためにも。


なかなか抜け出せないという時には、そのような状態に身を置いておく

ですから、自己価値が低くなってしまっています。
自分は愛されていいし、幸せになるだけの価値もある。

それを受け取るためにも、自分をもっと愛してあげて下さいね。


“自分が好きだと思える自分でいる”ということは、自愛のひとつだと

わたしは考えます。なかなか難しいのですが、何かに迷った時、

「どの自分なら好きでいられるのだろう」というのは、ひとつの指針になる

かもしれませんね。


-------------------------
翼自分を愛するということがどういうことなのか、よく分からない、
という方のために最後にちょっとしたレッスンを。


用意するものは、「私」「幸せ」「良い」この3つのキーワード。
この3つを使って、毎日ご自分に声をかけてあげて下さい。

たとえば、
・私は幸せになって良い。
・次は私が幸せになって良い番。


出てくる言葉は、毎日変わるかもしれないし、同じかもしれません。
あなたのインスピレーションを使って、ご自分をいたわってあげて下さいね。
これは、自愛のレッスンです。どんな言葉が、出てくるでしょうか。翼
--------------------------------------------------

お読み頂きましてありがとうございました。
次週木曜日は、大門カウンセラーです。どうぞお楽しみに☆


*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。

大野愛子のプロフィール>>

◆カウンセリングを受けるには?
◆会場案内

シャボン玉 シャボン玉 シャボン玉

「浮気失恋セラピー」の携帯サイトがオープン!
おなじみの根本裕幸、村本明嬉子を筆頭に、秋葉秀海、浅野寿和、嶽きよみ
大野愛子が執筆をしております。みなさまの恋のお役に立てれば幸いです。
詳しくはコチラ! 
http://www.counselingservice.jp/k/uwaki/uwaki.html