ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-阿部純也
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ラブ・カウンセリングのブログ-2匹ぐらし-その33
       2007/11/30 blog 掲載分
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こんにちは、カウンセリングサービスの阿部です。
いつもありがとうございます。

本を読んだりホームページを見てまわって。
たくさんの知識を得たし、頭じゃわかっているのに、
いざとなったらどうにも…という方へ。

9/6(日)に東京の五反田で、永瀬玲子カウンセラー
ジョイントで2時間のワークショップを行ないます。

タイトルは
「どうしてわかってくれないの?男女すれ違いの心理学
 ~コミュニケーション力を磨くハッピーレッスン~」

実際のパートナーや異性を目の前にしてしまうと、
なかなかどうしてうまくいかない…という方へ、
ちょっとしたコミュニケーションの練習をしてみませんか?

異性に対してのコミュニケーション力に磨きをかけたい方、
実践していく勇気を身につけたい方、どうぞ奮ってご参加ください。
阿部と永瀬でお待ちしております。
ワークショップへのお申込と詳細はコチラ からどうぞ。

今回は「くだらない喧嘩が起きる理由」をお届けします。

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◆我家の冷え性事情

僕は昔から冷え性なのですが、
冬になるとそれはそれは手足が冷たくなるのです。
あまりに冷たいものですから、時々周囲からぎょっとされる始末。

そんな僕が、冬を迎えてベッドで妻と眠る時。
妻の足にそっとその足をつけようものなら、

「ちょ、やめてよ!
 殺すよ!!」

と本気で嫌がられる態度に、
少々傷ついたりしている次第でございます。

しかしそれではあんまり寂しいので、
妻に以前、こんな話をしてみました。

僕が高校の時に同じ冷え性の友達がいてね。
その友達にある時、彼女ができたんだ。
そしてしばらくしてから、彼はのろけながらこんな話をするんだよ。

「俺、冷え性だろ?そしたら彼女がさあ、
 冷えた足をモモで挟んで温めてくれるんだよ。
 俺はもう、この上ない幸せを感じたね。
 彼女できて良かったあって心から思ったよ。
 阿部も早く彼女作れよ。」

当時は羨ましいなぁ、って思ったもんだよ。
冷えた足をモモで挟んでもらうのはね、
冷え性の男の小さな夢なんだ。

だからね、ゆうかちんにも温めて欲しいなぁ…。

ちょっといい話をしてみたつもりなんです。
ところが妻からは…

うん、そっかあ。それは良い彼女さんだねぇ。
でもね、じゅやちんの足の冷たさは

異常

だからね。
くっつけられると、ゆうかちんまで冷たなんねんよ。
ゆうかちんの足が冷たくなって悲しむのは、じゅやちんも嫌やろ?
じゅやちんはゆうかちんを悲しませない、
ステキな旦那さんやで。

と、ハートフルに返されてしまいました。
どうやら妻の方が一枚上手なようです。


◆くだらない喧嘩のしくみ

冗談まじりの何気ない会話ですが、
ここにちょっとした心理テクニックの要素があります。
それは「相手を信頼する」というもの。

僕はお願いを聞いてもらおうと話をしたわけですが、
もし妻が「そうしない私が悪いわけ?」と、
罪悪感とくっつけてしまうと、自分の気持ち、

冷たい、嫌だ、嫌なことするな、ひどい…

ということをもっと訴えてしまうのです。
もしそうなっていたら、僕は冗談を通り越して、
ちょっとイラッとしてきたことでしょう。

いいじゃないか、ケチ、冷たい、ひどい…

妻が感じたイライラを同じように感じ始めてしまうのです。

こうなってしまっては
「そうしない私が悪いの?」
「お願いした俺が悪いのか?」
対立になってしまうわけですが、これがいわゆる、

くだらないことで喧嘩になる

というケースの1つです。
きっかけはつまらないことなんですが、本質は別のところにあります。

◆信頼するという心理テクニック

今回のようなケースで喧嘩になる場合、
「足を温めてもらえない」「冷やさないで欲しい」
ということがベースになっているんですが、
この時にお互いに不満を感じるポイントは、
「大切にしてもらえない」という気持ちです。

きっかけとなるできごとや事件が起きるまでに、
どれだけ大切にしてもらえないと感じていたかが、
喧嘩になるかならないかの差
なのです。

きっかけはつまらないのですが、
実はそれ以前から溜めていた不満があって、
それがお互いに爆発してしまう状態です。

今回の妻は僕のお願いに対して、

ステキなあなたはそんなことをしない


という相手の価値を伝えて信頼するという方法を取りました。
実はこの信頼に対して抵抗をしていくというのは、
なかなかに難しいものなのです。

何も言えなくなったり、
抵抗するのが嫌で逃げ出したくなったりします。

例えば、不良少年が心を開くストーリー等は、
この「信頼」によって心を開いていく話が多いです。
彼らは大人に疑いがあって抵抗しますが、
よくある教師ものでは

「お前を信じている」

と信頼をもって関わり続けていくことで、
次第に抵抗を乗り越え、彼等の心を開いていきます。
その過程の中で信頼をもって近づいて行くと、

「うるせー!!」

といってその場から離れていく不良少年。
そんなシーン、一度は観たことがないでしょうか。

我家の場合、僕に疑いはないものの、
「温めて欲しい」という要求があるわけです。

ところが妻に先に信頼されてしまい、
その上でさらに要求を重ねていくとなれば、
これは「ものすごく甘えた男」に感じてしまうのです。

男のプライド

がどうにもそれを許してくれません。
こうなるともう、何も言えなくなるんですね。

「むむむ…」

と、なってしまい「自分はステキな旦那なのだ」と言い聞かせ、
足を温めてもらうのを断念する夫でございました。

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そのような理由でステキな夫は、
寒くて冷たい冬がやってくると

自分の足を自分のふくらはぎで温めたりして

とても自立的に過ごしております。
何だかしてやられたような気がするのは、
気のせいではないのかもしれません。

文:阿部純也

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