ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-阿部純也
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ラブ・カウンセリングのブログ-2匹ぐらし-その31
       2007/11/16 blog 掲載分
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こんにちは、カウンセリングサービスの阿部です。

お知らせです。
8/16(日)に東京の五反田で行なわれるイベントで、講演を行ないます。
タイトルは「パートナーはお荷物? 2人で感じる成功のコツ」というもの。

ブログではなく生の阿部、生じゅやちんを見たい方は、ぜひぜひ遊びに来て下さい。
このブログで隔週水曜担当の清水カウンセラー など、
他カウンセラーによる講演やお試しカウンセリングなどもやってます。
興味のある方はコチラをご覧下さい。
http://blog.livedoor.jp/cs_event/archives/51336465.html

今回は「パートナーのヘルプサイン?依存の心理」をお届けします。

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◆踏み続けた妻の地雷

 カバンからおやつを見つけて怒られた阿部ですが、
似たようなケースで

相手のちょっとした変化に気づいて、怒られること

ってありませんでしょうか?
我家ではよくありました。

「最近、おやつ食べ過ぎじゃない?」

と何気なく言ってしまうこと。
僕は「なんだか最近、量が多いなあ」ということを感じていて、
その感想をそのまま口に出したわけです。
すると、

「私だって大変なんだから!」
「自分だってゲームやってるじゃない!」
「これぐらいいいでしょう!」


といった類いのことが、怒号となって返ってまいります。
「なんで怒るんだよ…」と思ったりするのですが、
それを口に出そうものなら、事態は非常に悪化したりします。

妻はなぜ、怒ってしまうのでしょう?

僕は長い間、なぜこのようになるかわからず、
彼女の地雷を踏み続けていたことがありました。

◆依存の心理

煙草やお酒、ギャンブルに関わらず、インターネットやゲーム、
甘いものやコーヒー、仕事や恋愛などなど、
世の中には中毒的・依存的になってしまうものがたくさんあります。

大なり小なり誰もが何かに依存して生きているのですが、
一般的なイメージでは「依存=甘え」とされることが多く、
そして「いけないもの」と捉えていることがほとんどです。

ところが心理的な観点から見ると、
あらゆる依存症は自立状態の裏返しであることが少なくありません。

例えば、アルコール依存症の場合は、
「アルコールだけにしか頼れない」
といった心理状況があったりします。

頑張って犠牲的に仕事していたり、またはしようとしている。
その中で誰にも弱さを見せられず、甘えてはいけないと思い、
自分が頼れるのはアルコールだけ。

生き生きさせてくれるのは、恋愛だけ。
慰めてくれるのは、おやつだけ。
楽しませてくれるのは、ゲームだけ。
自分を裏切らないのは、ペットだけ。
…etc

こうした「その感情を得られるのは○○だけ」という心理状況が
依存状態を形成していきます。

依存対象が複数ある場合は分散するのですが、
1つのものに固執した時、その中毒性は非常に高まっていきます。
お酒であれば1本が3本、3本が5本…。
ゲームであれば1時間が3時間、5時間、10時間といった具合です。

また、自立度合いが強ければ強いほど、
「こんなに頑張ってるんだからいいじゃない」という形で、
依存対象への依存状態が強まってしまうのです。

◆パートナーのヘルプサイン

依存状態が明らかに強まっている時、
大抵の場合、本人には自覚と罪悪感が生じています。

これじゃいけないなあとか、やりすぎだよなあとか。
いけないと思いつつ、でもやめられない。
自分をチクチクと責めている状態なので、
それをさらに突っ込まれるのは、非常に痛かったりします。
我家の話もそうですが他の例えでは、

「勉強しなくちゃなあ」と思っていて、でもできずにいる。
そして親に「勉強しなくていいの?」と言われて、
「うるさい!(わかってるよ!)」と応えてしまう。

こういう状態です。
これは何が起こっているのかと言うと、
「やっていないという罪悪感」を感じている状態です。

この罪悪感をただつついても、
相手が良い方向に変われることはほとんどありません。
瞬発的な頑張りができることはあるんですが、
持続性がなく、さらにその後は敵視されたりします。

もし、パートナーや家族など、
身近な人のちょっとした変化に気づいたら。
何かへの依存度が急に増して来たと感じたら。

それは何かを我慢している反動であったり、
犠牲的に「やらなくては」と頑張っている結果とも言えます。
口に出せないヘルプメッセージがそこにあります。

寂しいのかな、しんどいのかな、きついのかな。

少しそんな目で見て関わってあげてみてください。
相手が自分のことをわかってくれる「味方」として見てくれた時、
まずは1人の状態から抜け出すことができます。

依存の高まりは自立がもとなので、
1人で何とかしようとして、うまくいっていないところが大きいのです。
1人から2人になれば、その後の依存状態も改善しやくなります。

自立状態ではなかなか人を頼ることができませんから、
気持ちを言葉で表現することがほとんどありません。
相手が何かへの依存度が高まっている時、
純粋に楽しんでいる時は良いのですが、そうではないと感じる時。

それは何かしらのヘルプサインとして、
受けとめてあげてみてください。

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ちなみに最近ではもっぱら、

ドラゴンクエスト9

への依存度が高い阿部でございます。
ストーリーはクリアしたのですが、
まだまだ長く楽しめてしまいそうで困っております(笑

  文:阿部純也

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