次男のアイデア | ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

大阪を拠点に活動中。発達障害児を育てるお母さんに向けて「信じて見守る子育て」を発信しています。元毒親。息子の発達障害をきっかけにコーチングを学び、起業しました。「気質」×「コーチング」×「方眼ノート」でありのままの子どもを認めて伸ばす子育てを伝えています。

こんにちは!
ハンサムおかん☆きよみんです。

「どうしたらいいか考えてん」

水曜日の夜、
リビングで次男と話していた時のことです。

木曜日は、
学校でクラス分けがあるため、
登校することになっていました。

春休み、
さんざん遊び倒して、
朝からバイトがない日は、
昼過ぎまで寝ている生活をしていた次男。

登校日に遅れるのは
嫌だったらしく、
彼は彼なりに
どうしたらいいのか
考えたようです。

そして出た解決法が、
「友達を家に泊める」
というものでした。

高校の友達に
家に泊まりに来てもらい、
みんなで朝起きれば、
寝過ごすことなく
起きて学校に行けるだろう。

次男なりに
考えた結果そうなったようです。

どこからそうなったんだ!

とツッコミたい気もしましたが、
まずは次男が考えたことを
認めよう。

「そっか!そうすれば大丈夫やと
思ったんやね」

「うん、今から高校の友達が泊まりに来る」

「みんなで頑張って起きてね」

「みんながいるから大丈夫やって!」

上機嫌で部屋に戻る次男。

新学期が始まったら、
自力で起きられるのか?

逆にみんなで夜中まで遊んで、
全員寝過ごさないか?

おかんは一人で
あれこれ考えますが、
実際やらせてみないと
どうなのかはわからない。

夜遅くになって、
ごはんとお風呂を済ませた友達が
2人やってきました。

わざわざ登校日の前の日に、
明日着る制服までもって
泊りに来てくれる友達が
複数いるなんて、
次男はなんて友達に
恵まれているんだろう。

そんな風に思いながら
彼らを出迎え、
木曜日の朝。

7時になっても
起きてこない。

7時40分になっても
起きてこない。

いつも登校は
8時半を過ぎると
遅刻になるはず。

もう時間がないぞ。

ちょっと気になって、
次男の部屋の前で
次男を呼びましたが、返事なし。

携帯にメールを送ると、
「いまがっこう」
と返事がきます。

え?

部屋から物音がしてるんだけど。

「知らなくておかん、部屋の前で
大声でアンタを呼んじゃったよ」

友達置いて
学校に行ったのか???

「じゃあ誰が部屋にいるん?」

と聞くと、
「まちがえた。いまいえ」

という返事。

おるんかいっ!

寝ぼけてるんかいっ!

聞くと今日はクラス分けだけなので、
9時登校だったらしく・・・

早く言え!

結局そのメールがきっかけで
起きたらしく、
みんなでごそごそ支度をして、
間に合うように
家を出ていきました。

この状況では、
友達のおかげで起きられたのか、
おかんのメールで起きたのか、
どっちかわかりません(苦笑)。

友達が泊まりに来てくれて、
楽しかった。

になりそうな、
登校日前日の夜。

ま、それもいいか。

別に次男のアイデアが
どうだったのか、
検証が必要なわけでもないし、
起きて間に合うように
登校できたのだから、
それでよし。

大事なのは、
彼自身が
「遅れたくない」
と思って自分であれこれ考え、
それを実行してみたこと。

その考えや行動を
否定せずに受け止めたこと。

結果がどうであれ、
そうやって
自分で考え、行動する。
を積み重ねていくことを
サポートするのが、
子育てコーチングなので、
それから言えば、
これでよし。

なのです。

(間違うこともあるかもしれないけれど)
自分なりに、
考えていい。
(失敗するかもしれないけれど)
自分の考えたように、
行動してもいい。

目指すのは、
間違わないこと、
失敗しないこと。
ではなく、
自分の頭で考えること。
自分で考えて行動すること。
なのですから。

何が間違いで、
何を成功と呼ぶかは
人によってそれぞれ違います。

親の勝手な判断で、
それは間違いだ。
それは失敗だ。
と決めつけることは
できないのです。

間違いだと
親は感じていても、
のちのちそれでよかったんだ。
になるかもしれない。

失敗だと
親は思っても、
それがあるからその次の成功に
つながっていくのかもしれない。

「今」だけを見て、
何かを判断することは
本当はできないのです。

「今」はそれがよくて、
やっていることも、
続ければ
自分にとってはよくないことだって
あるかもしれません。

けれども、
途中で気づいて
方向を修正できればそれでいいし、
よくないからこそ、
「よくないな」
と気づいて修正できるのであれば、
それは必要なことだったのかも
しれません。

いいとか悪いという判断は、
安易にはできませんし、
その判断を
いくら我が子であっても
人に押し付けることは
できません。

だからこそ、
黙って
子どもの可能性を信じて見守るし、
何かを感じたときは、
その直感で子どもを
コントロールするのではなく、
あくまで
「お母さんはこう感じたよ」
と伝えるにとどめ、
子どもが自分で気づいて
変えていくのを
待とうと思います。

子育ては、
忍耐が必要だなぁ。
とつくづく感じます。

だからこそ、
めざすのは、
子どもをいい子に育てることではなく、
自分自身を親の器に
育てていくこと。

自分が変われば、
子どもも変わりますし、
自分が成長すれば、
子どもも成長していきます。

そこを目指していくのが、
子育てコーチングだと
思っています。