発達障害のある子どもの1人暮らし | ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

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大阪を拠点に活動中。発達障害児を育てるお母さんに向けて「信じて見守る子育て」を発信しています。元毒親。息子の発達障害をきっかけにコーチングを学び、起業しました。「気質」×「コーチング」×「方眼ノート」でありのままの子どもを認めて伸ばす子育てを伝えています。

こんにちは!
ハンサムおかん☆きよみんです。

今回の長男のお引越し。
本当にバタバタでした。

今年はニュースにもなっていた通り、
全国で引っ越し業者さんが人手不足。
どうしてもこの時期にしようとすると、
超割増し料金を取られることもあるそうです。

我が家でも、
住む家がきまってすぐに
手配を始めたのですが、
すぐに断られ、引っ越し難民の危機。
結局自力で細々したものを運ぶことに
なりました。

車に乗せられない、大きな机と棚は、
ようやく今日、宅配便の業者さんが
引き取りに来られますが、
引き取りも到着も、
時間指定ができないため、
今日は自宅待機です。

受け取りは長男が現地で
これまた自宅待機。
そのため、学校のある平日にはできず、
土曜日に受け取りです。

お店で購入した冷蔵庫と電子レンジは、
奇跡的に引っ越し当日に
届きましたが、
レンタルの冷蔵庫は、
14日に届くため、
それまではコインランドリー通いが
続きます。

荷物を運ぶ。
というだけでも、
働き方改革のために
これだけ思うようにはいかなかったのに、
実際の準備はというと、
ADHDの特性もあるのか、
あれもこれもと、
忘れ物が続出して、
結局引っ越しの日以外に
2回も車で走りました。

掛け布団を車に乗せて、
敷布団を忘れる。
入学式の革靴を
荷物に入れたかどうかわからなくなる。
もそうですが、
持っていくつもりの服が、
家のあちこちに散らばっていて、
持っていき忘れたとか、
あとからあとから
思い出すこともたくさん。

それが
彼の現状であり、事実なので、
それに対していちいちイライラしていても
しょうがないし、
絶えず、
その状態からどうやって
リカバリーするか。
を考えてやってきました。

発達障害があっても、
自立して暮らしていくのは
工夫や
周囲の協力は
確かに必要だと思いますが。
無理なことではないと
私は思っています。

持っていくものリストも作りましたが、
そもそもそこから抜け落ちていて
気づかないものが
たくさんありました。

私もできるだけカバーしましたが、
しきれず。。。

しかも引っ越し準備に
時間をかけたくても、
連日友達からお誘いがあり、
夕方から夜はほぼいなかったので、
準備の時間もあんまり取れず。

本人が使うものだから、
私が勝手に先導して準備してもいけないし、
かといって私は日中
仕事があり、外に出ているので、
時間を合わせて一緒に準備するのに
苦労しました。

手続きも、
本人に任せていましたが、
こちらは締め切りもあったりするので、
進捗状況を私が確認しつつ
進めましたが、
うっかりしていて
ギリギリになったり、
申し込みに行ったのに、
必要書類が足りなくて、
1回では済まなかったりと、
本当にあちこちでバタバタ。

銀行も、
保険証だけではダメで、
免許証はまだもっていないし、
写真入りの個人番号カードも
作っていなかったので、
結局パスポートです。

修学旅行に海外に行っていたのが
役立ちました。

高校生くらいになったら、
写真入りの身分証明書、
早めに作っておいた方が、
何かと便利ですよ。

私からはのんびりに見えても、
彼自身は彼なりに急いでやっていたのだと
思います。

だからこそ、
昔だったら完全に爆発しているようなケースでも、
穏やかに対応することができました。

もちろん、
小さな口ゲンカは、
かなりありましたし、
ちょっと険悪な雰囲気になってしまったことも
あります。

私が思うようには進まない。

本当に、これに尽きます。


引っ越して、実際に一人暮らしが
始まってからも、
少しずつ減ってはきましたが、
朝晩に、
「これはどうしたらいい?」
というメールは
頻繁に届きます。

それと、
「○○にある、○○持ってきて」
も(まだあったんかい)。

この時期に着る、
綿シャツとスラックスが
まだ家に残っていて、
服がまわらないと頼まれて
昨日の夜に宅配で送ったところなのに、
今朝からまた
「押入れの引き出しにある
グレーのパンツも送って」
ときました。

あたしは宅配業者かーい。

14日、
洗濯機が届く日は、
一緒に浪人していた友達と
1泊2日で琵琶湖にキャンプに行く予定の長男。
それ以上洗濯機が届くのを
遅らせるわけにはいかなかったので、
その日は私が
京都に行って立ち会います。

なので、
14日でもいいものは、
14日に持っていきますが、
この調子でいけば、
移動はふたたび車になりそうな予感(怖)。

ネットでも、
発達障害がある子の1人暮らしについて、
何度か特集されているのを見ましたが、
特性があると、一人暮らしは
やはり色々と苦労はあるようですね。

大変さは人よりも少し多いかも
しれませんが、
それでもできないことはないと思いますし、
大変だけれども、
彼自身を成長させてくれるものだと
思うから、
今は応援しています。

しなければいけない手続きも
一気には進まず、
ぼちぼちですが、
私もあせらずそのペースで
見守りたいと思っています。

私の役割は、
彼を追い立ててあれこれさせる
ことではなく、
彼が困ったときに、
「お母さんに聞いてみよう」
と思える安心感を持ってもらうために、
電話の向こう側で
いつでも笑顔で待機しているだけ。

彼自身が生活に慣れ、
自信もつき、
私を必要としなくなるまで、
もうしばらく頑張ろうと思っています。

小学校5年生になっても、
まだ一人で明日の用意ができなかった長男です。

もう5年生なのに。
と最初は思って、
「ちゃんと自分でやりなさい」
と叱っていましたが、
彼の特性で
興味のあることには
何時間でも集中していられるのに、
興味のないことには
1分たりとも集中できない。
という部分があり、
まずは付き合って一緒にそろえることから
始めたあのころと、
状況はよく似ています。

もう大人なんだから、
自分でやりなさい。
と丸投げしても、
うまくできなことは
まだたくさんあるのです。

過保護とか、過干渉との
線引きは難しいし、
そうではないお子さんとは
また違った接し方になるので、
自分が信じる通りに
やっていくしかありませんが、
いつか一人で
なんでもできる日を目指し、
大多数の人よりは
少し多めに時間も手間もかけて、
ゆっくりと成長していくのが
彼のペース。

そういう意味では、
一人暮らし=子育ての卒業。
とは簡単に行きませんが、
それでもだんだん
離れていく実感はあります。

彼の可能性を信じて、
手放せるところは手放し、
彼から頼まれることだけは
手助けをし、
それもいつかは
彼自身ができるように考えて、
サポートをしていきます。

手間はかかるけれど、
安心して、
自信を持って
自立していってほしいので、
少しづつ。
焦らず、怒らず、
つき合いたいと思っています。