潤side


様子見に行ったら、寝てるし……

かと思えば、起きてきて甘えてくるし。


れいの姿はコロコロ変わる。


求められるままにキスをしてから

体を離して、れいを見つめる。



「どうした?」


「キス、、、したくなったの……

それだけ……」


「さっきから、変だろ。言いたいこと言えよ。」



ずーーーっとれいの目を見てると、

一瞬俺の目から視線を外す。



「なに?俺の髪の色、そんなに気に入んない?

目も合わせたくないくらい、

悲しくなるくらい、気に入んない?」



れいの様子がおかしいのはそこからだった。

気に入んないって言われても、、

またカラーのやりなおしなんてやってらんないしな……



「違うよ……

似合ってる……似合ってるけど……」


「似合ってる?でも、気に入んない?」


「違う!、、、そうじゃなくて……」


「そうじゃなくて?」


「なんか、、そのさ……

そういう、、、潤くんにそうやって、、

聞かれるほどのことでも……ないっていうか……」



だったら尚更、こんなふうになる必要ねぇのに。

って毎回思う。

毎回、毎回、毎回。


で、、大体がほんとに大したことないんだよ。



「大丈夫。見当はつかないけど……

まぁ、、なんでも受け入れる準備はできてる。」



想像をはるかにこえる内容が来たら、受け入れられないかもしれねぇけど……

この状況なら、受け入れられる。



「あのさ……

同じヘアカラーにしたらさ……」


「うん。」


「…………外に出られないじゃんね、、

一緒にさ……

出かけらんないじゃん……ね?」


「……うーーん、、、それが理由?」



れいが頷く。


…………ほんと、、、大したことない話で

びっくりした。


俺が、、帽子かぶるとか、、

そういうことすりゃ、、いい話、、、じゃねぇの?



***