2026/05/30
潤sideラストライブを前日に控えた今日。先に起きて、コーヒー淹れてその間にれいが起きてきた。それを見たれいがマグカップを並べる。「外、すごいいい天気じゃない?だめかも、この晴天は私の頭痛が来るかなー……」外を眺めて、雲を探す。れいは、雲の無い晴天になると頭が痛いって言うようになった。「コーヒー入ったよー。」「はーい。」れいが淹れる量を教えてもらってからは俺が好きな味に近づくけど、やっぱりれいの淹れる方が俺は好きかもしれない。「そうだ。あのさ。」「ん?」マグカップを置いてバッグを持ってきて中から封筒を取り出す。少し前にマネージャーから受け取ってて、いつ渡そうって悩んでた。「これ。」色気のない地味な白い封筒。れいはマグカップを置いて俺の手から封筒を受け取って、不思議そうに中を開けて取り出した。「ごめん、関係者席はやめようってなって……席もいい席は用意出来なかったんだけど……」「え、、なんで……」スタンド席で、今回の座席から外していた1席をれい用にしてもらって、チケットも作ってもらった。「れいに見て欲しいから。ちゃんと最後まで見届けて欲しいんだよ。俺が、れいの居場所を把握しておきたい。今までみたいにどこにいたとか分からないんじゃなくて、ちゃんとれいのいる席を知っておきたい。」れいの目にはどんどん涙がたまりはじめる。「どうしようって思ってたんだよね。れいは、あんまり特別を好まないじゃん?でも、これまでに俺が呼んだコンサートって全部特別な日だったなって…それで、、、これはほんとに、、特別な日だなって。」れいをよんでるのはほんとに二度とない特別な日だけ。特別って、これ以上ないだろ。「いいの?ほんとに…いいの?」「うん。関係者席じゃなくて、それはほんとに申し訳ないんだけど……」何度も思った。れいのことがバレてもいいと何度も何度も。だけど、大事な日にそれは出来なかった。「ううん。そんなの全然気にしない……気にならないよ……ていうか、絶対関係者席より良席。」れいはチケットで口元隠してるけど、目元は笑顔だった。キラキラと涙で輝く笑顔。俺の脇に手を回して抱きついてきた。「期待してなかったなぁ……こんなサプライズ。考えてもいなかったよ……」「来いよ。待ってるから。」「…うん」楽しむれいが見たい。俺を、見て欲しい。5人を見届けてほしい。「あ!じゃあ美容室予約しなきゃ!あと、、あ!新しいコスメも買ってくる!!あ!!あと、洋服も!!ラベンダーカラーとか着ちゃう?」急に声をあげて、俺から離れて涙目で色んなことをいってくる。「コスメって、それただ買いたいだけだろ。」「……ん?」おどけて、さっきまでの泣き顔はもうなくなって、まだ濡れてる頬は上がっていた。洋服もどうぞ、好きなものを着てきてください。「あ、赤にしようかな?今流行りだもん。」赤……赤って。***れいちゃんに、行ってもらうことにしました。私の魂と思って行ってらっしゃい!!