潤side


ジム終わって帰ろうとしたら、出入口のソファでばったり会う。


ばったりじゃない。

待ち伏せされてた。



「さっきの話気になって気になって。」


「いや、まじでなんもない。」



なんもないわけじゃなくて…


あれから何年も経ってるし…

気にする必要もないなって、トレーニング中吹っ切れてたのに……


まだ気にしてるの俺だけみたいで、いやじゃん。




つか、、

さっきは見てなかったけど着てる服、同じブランドだし…


たぶん、

俺らは趣味が似てる。


…………認めたくねぇけど。




適当にかわしてジムを出た。



家に帰るとやっぱりれいはもう寝てる。

最近はまぁ、、こんな感じ。

朝も話すのは少しだし、、

夜も遅いことが多いし……

休みも合わないし、俺が合わせられるわけじゃねぇから、れいに合わせてもらうしかないんだけど…


仕方ないといえば、仕方ないんだけど。



ベッドに入ると、れいが寝返りうって俺のほうを向いた。



「ねぇ、、、溺愛してるの?」


「…は?何の話?」


「……なんでもない…」



れいは頭から布団を被って、

寝返りうって俺に背を向けた。



***



なんじゃーーあの記事はーーー!!

と思って……。