中国に来ちゃった会社員 ブライツです。
 
久々に読書感想文です。
最近はあまり読めていませんでした。
忙しいとかではなく、単純にサボっていただけです。
挙句の果てに、一時帰国中にブックオフの20%値引きにつられて買い込んでしまいました。
また、積読本が増えてしまった。恐ろしい。
 
という訳で、今回は 内澤旬子著 「漂うままに島に着き」です。

エッセイ本でいいのでしょうか。
題名の島は、小豆島です。
東京在住の女性が、小豆島に移住する話です。
漂うままにと言っていますが、著者はそうではありません。
めっちゃ考えて移住します。
住むところも何回も見に行って決めていますし、移住するために必要になった車も購入して、運転の練習もしています。
この車、予算の関係で都内で購入するのですが、小豆島まで運んでもらいます。
この内容は、面白かった。 そんな仕事あるんやと思った。
全然漂っている感はありません。
なんなら、移住マニュアル本すらあるかも。
 
著者は調べてもらえれば分かりますが、変わった人です。
読んでないので詳細は分かりませんが、食べるために山羊を飼うとかしています。
その時は、千葉に住んでいたとのことです。
 
そんな著者が、どうしても東京で生活するのが嫌になり、小豆島に移住しよう考えるところから始まります。
周りからは、思いっきり反対されますが、意に介さず進めていきます。
移住までは、結構な時間かけています。
準備にも相当な時間かけてます。
今後の仕事のやり方なんかも考えてますしね。
題名と合っていないように感じますが、小豆島にはたくさんの移住者がいます。
この本でも多くの人が出てきますが、この人たちはまさに漂うままにです。
ふらーと来て、ふらーと出ていく。 この人たち大丈夫かなと思わせる。
あくまで傍から見たらですが、本人たちは考えていると思いますよ。
 
著者は、地に足を付けて移住生活を続けていきます。
生活ですので、苦楽共にあります。
漂うままではないです。
 
と、言いたいところですが、俯瞰しみると十分漂っている。
この本では、詳しく書いていないですが、あとがき読むと十分漂ってる。
なんなら漂うとは関係ないですが、事件にも巻き込まれるし。
 
漂いたいあなた。
移住エッセイが読みたいあなた。
そんな方にお勧めです。
 
ちなみブライツは、現在昆山で漂っているので上記には当てはまっておりません。