東海大学医学部付属病院へ 17 手術後1年9か月経過 | 耳下腺腫瘍になってしまった。。

耳下腺腫瘍になってしまった。。

        「コリント書の第13章を知ってるか!」

画像は伊勢原子ども科学館と伊勢原市民文化会館の向こうに見える東海大学医学部付属病院。

 

 

耳下腺腫瘍の摘出手術後、続けてきた経過観察も、もう少しで2年。

 

同じ病気に罹って手術をされた方では、このへんで終診になる人も多いのですが、この日の診察中、

 

槇先生「5年は経過を見ようと思います」

 

手術で摘出した耳下腺腫瘍の一部に粘表皮癌の癌細胞があった事もあり、これは願ってもない事で、安心できます。

 

いったん診察を終了した後で、同じような病気にまた罹り、再度、病院に行ったら、かなり進行していた、みたいな事は避けたいので。

 

「5年生存率」「予後」みたいな言葉もアタマに浮かんだりしました。

 

「多くの癌では治療により癌が消失してから5年経過後までに再発が無い場合を「治癒」と見做す」

https://ja.wikipedia.org/wiki/5%E5%B9%B4%E7%94%9F%E5%AD%98%E7%8E%87

 

 

「唾液腺原発粘表皮癌の臨床病理学的検討」奈良県立医科大学

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsot/24/4/24_137/_pdf

 

「耳下腺粘表皮癌の治療上の問題点」大分医科大学耳鼻咽喉科 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/stomatopharyngology1989/10/2/10_2_263/_pdf

 

下の20年前の古い資料では全体の5年生存率は70%ですが、上の新しい資料では全体の5年生存率は8割に。

 

耳下腺腫瘍は10万人にわずか数人が罹る稀な病気と言われていますが(この病気に罹った方のブログを探すと意外と多いので、ホントにそんなに少ないだろかと思ったり)、粘表皮癌は10万人に0.1人(100万人に1人=日本の総人口あたり130人弱しか罹らない)とさらに稀少な病気だったりします。

 

「粘表皮癌:特異的遺伝子異常とその臨床病理学的意義」名古屋市立大学大学院医学研究科

http://www.med.nagoya-cu.ac.jp/igak.dir/nmj-pdf/51-2/P101-106inagai.pdf

「粘表皮癌の発生頻度は10万人に0.1人、全唾液腺腫瘍の5% と稀ではあるが、唾液腺悪性腫瘍の20%を占め、大人から子供まで唾液腺原発の悪性腫瘍では最も頻度が高い」

 

 

というわけで、このブログも少なくとも5年間は続く事がほぼ確定しました。

 

稀な病気をテーマにしている割には、毎日、少なくとも100件を超えるアクセスがあるので、ほんの少しでも、世の中の役に立っているかもしれない、と思ったり。。

 

 

次の動画は以前ここで紹介した大好きなNHK番組の1つ「ドキュメント72時間」の「大病院の小さなコンビニ」千葉県鴨川の亀田総合病院が舞台。

9:55から登場する、当直明けにコンビニでドリンク剤を2本連続飲みして再び日勤の現場に向かう産婦人科の女医さんが印象的。

「おめでとうって言えるのは、うちの科しかないですから」

http://www.dailymotion.com/video/x33ev5w

 

そして、この動画をあらためて見直すと、同じ女医さんが当直明け→日勤を終えて深夜23:00に帰宅する前にも同じコンビニに寄っていました。

14:40から。

「もう寝るんで、水だけにしときます」 (早朝の時と同じようにニコニコ笑顔)

「でも寝れないんですよ、なかなか、重い話になっちゃうんですけど不眠気味で」

「うなされちゃうんですよね、病院の夢とかで、とか言ってちょっとあれですよね、本当なんですよ」

 

(産婦人科になって4年、現場で弱音は吐かないと心に決めている。 だけど)

 

「本当、仕事はね、すごい辛いですよ、やっぱり」

「扱っているものが重すぎて」 (このへんからはもう真顔です)

「やっぱり、生まれてくる命なんでね、本当に重いです」

「4回ぐらい病院で泣きましたもん、産婦人科になってから」

 

(誰も知らない重圧と戦う)

 

やはり医療に関わる仕事は大変なんですね。。

 

 

その後、こちらの産婦人科の女医さんは、多方面でアクティブに活動されておられる遠見才希子さんだとわかりました。

アメブロのプロフィールに、「子供の頃なりたかった職業→ウサギ」 

http://profile.ameba.jp/emmskk