ほうじ茶のシフォンケーキ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

ここ最近、ほうじ茶を焼き菓子に使っているのですが、開けたて・挽きたてのものを使っても、焼き菓子に加えると風味が弱まる気がします。

ゼリーやムース、アイスクリームなどの冷菓ではしっかりと感じるのですが…


例えば他の材料が入っても負けないくらいの濃さのほうじ茶を加えたり、茶葉そのものをたっぷり混ぜ込んでも、あの香ばしいほうじ茶特有の香りとは少し違う風味に感じるんです。


とはいえ、紅茶でも抹茶でも緑茶でもない、でもちゃんとお茶が入っているとわかる“美味しいお茶風味のお菓子”に仕上がるんですよね。

それはそれでちょっとハマっています。


ということで今回はほうじ茶のシフォンケーキを焼きました。





ほうじ茶感は少ないのですが、濃いほうじ茶と、細かく挽いた茶葉そのものも混ぜ込んでいるので色濃く、風味の良いケーキです。


断面はきめ細かく、しっとりふわふわ。

こしあんとホイップクリームとの相性が抜群です。





【材料】

17cm アルミシフォン型

☆卵黄生地
M3個分
グラニュー糖 50g
米油(サラダ油) 30g
濃いほうじ茶 50g
 (水100g+ほうじ茶の茶葉6g)
薄力粉 65g
ベーキングパウダー 2g
バニラビーンズ 2~3cm
ほうじ茶の茶葉(ミルサーなどで粉末状に挽いたもの)2g

☆メレンゲ
卵白 M3個分
グラニュー糖 25g


【準備】
○材料はすぐに混ぜられるように全て計量して準備しておく
○薄力粉・ほうじ茶の茶葉(粉末状2g)・ベーキングパウダーは合わせてふるっておく
○オーブンは180度に予熱


【作り方】

①小鍋に水と茶葉を入れて火にかけ、2~3分煮出して濃いほうじ茶液を作り、油と混ぜておく

★紅茶が50gより少なかったらお湯を足し、多かった場合は少し煮詰めるか、充分濃ければそこから50g取り分けます。

②冷えた卵白をハンドミキサーの高速で泡立て、白っぽくなったらグラニュー糖を3分の1ずつ加えて、その都度よく泡立てる。持ち上げた時に下に落ちず角がぴんと立って少しおじぎするくらいの固さのしっかりしたメレンゲができたらOK

★あわ立てすぎてぼそぼそにならないよう注意。

③卵黄生地を順によく混ぜ合わせ、最後にメレンゲの1/3量を混ぜ込む

④残りの卵白を全て加え、左手はボウルに添えて回しつつ、右手はゴムベラで生地の中央にへらの側面から切るように入れて、底から面ですくって返すように、白い筋が見えなくなるまで大きく混ぜる

★へらを持ち上げた時りぼん状に跡が残る状態になったらOK。
 卵白の粒が残っている場合はへらの先でなじませます。

⑤型には何も塗らずに生地を入れて、型を台の上でまわしてある程度表面をならし、底が浮かないよう筒を押さえつつ軽く台に打ち付けて、大きな気泡を抜く

⑥180度に予熱したオーブンで25分焼く

★割れ目にも焼き色がついていればOK。

⑦焼けたらオーブンから取り出し、すぐに逆さにして冷ます

★ケーキクーラーの上に置いたり、筒の部分を瓶に立てたり、逆さに置いたコップの上に立てるなど。

⑧完全に冷めたら、生地と型の間にパレットナイフを差し込んで外す

★パレットを差し込んだままスライドさせる取り方もあるものの、えぐれやすいので、慣れていない場合は一回一回都度都度差し込んで引き抜くやり方を繰り返したほうがえぐれにくいと思います。