もち粉のフィナンシェ〈もち粉研究③〉 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

1つ前の記事で「もち粉はうるち米の米粉と米の種類が違うだけで、同じ製法で作られているので、洋菓子や料理にもいつもの米粉と同じように使えるのでは」と料理に使ってみましたが、そちらがうまくいったので、お菓子作りにも使うことにしました。


ちなみに一般的なうるち米の米粉には、上新粉と製菓用とありますが、製菓用は粒子が細かいのが特徴。

でも今回いただいたもち粉はどれくらいの粒の細かさか詳しくわからないのと、製菓用というわけではないと思うので、あまり膨らみに影響がないと思われるフィナンシェづくりに使ってみました。





表面が細かく穴が空いているのは、粒子の細かさに関係があるのかもしれません。
水分と合わせると、馴染むけれど完全に溶けたりはせず粒が残る感じがします。
焼いたあとも、しっかり噛みしめると粒を感じる歯ざわりです。

でもしっとり柔らかく、バターの風味が引き立ち、お茶のお供にはぴったりの仕上がり。

もち米由来のものなのかいつもより甘めに感じられるので、通常より砂糖を少し減らすくらいでちょうど良かったです。





【材料】


ブリオッシュ型 7.5×h2cm 6個分

(延べ棒形のフィナンシェ型なら 6~8個分)

 卵白 75~80g (M~L玉2個分)
 グラニュー糖 35g
 粉糖 30g
 もち粉 30g
 アーモンドパウダー 30g
 無塩バター 75g


【準備】
○粉糖・もち粉・アーモンドパウダーを一緒にふるっておく
○型にオイルスプレーか溶かしバターを塗っておく
○小鍋の底が入る広さのバットなどに冷水をしておく
○オーブンを190度に予熱しておく


【作り方】


①小鍋にバターを入れて弱火にかけ、泡だて器で絶えず混ぜながら加熱し続けていくと茶色く色づいてくるので焦げちゃ色になればその瞬間に用意していた水に鍋底をつけて加熱を止める


★余熱で更に焦げるので、かならず鍋底を水につけること。


②ボウルに卵白とグラニュー糖をすり混ぜ、ふるっておいた粉類を加えて混ぜる


③焦がしバターを生地に流し入れ、なめらかになるまで混ぜ、型の9分目まで入れる


④予熱が終了したオーブンで約14分、火が通り、全体的にきつね色になれば焼き上がり


★型の数や容量により焼き時間や温度は要調整。