15cmの丸い台湾カステラ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

こんもりとふくらんだきつね色の見た目が魅力的な台湾カステラ。
ぷるぷると揺れ、焼き立てはふわふわでしゅわっとした食感が楽しめて、冷やすとしっとり。

甘さが控えめなので、そのままはもちろん、たっぷりの生クリームとも相性抜群です。


シフォンケーキと材料や生地の作り方は似ていますが、「油を温めること」「湯煎焼きをする」という二点が大きな違い。





今回はちょっと贈り物にすべく、丸型で焼き、suipaさんの掛け紙を使ってラッピングしました。

 


 


 



この掛紙があると売り物にしか見えません。笑

ちなみに右のケーキは、左の箱の中の1.5倍量。





今回のサイズは5号(15cm)です。

15cmだと卵を3つ使うレシピが多く、角型だとそれでちょうど良いのですが、丸形だと盛り上がってボリューミー。

食べきりサイズで作りたい場合は、卵2個分で焼いています。


こちらは左が卵3個分で焼いたもの、右が2個分で焼いたものです。




【材料】

15cmの丸型


☆卵2個分の場合

 卵 M〜L 2個

 油 20g
 牛乳 30g
 粉 30g

 グラニュー糖 40g


☆卵3個分の場合

 卵 M〜L 3個

 油 30g

 牛乳 45g

 粉 45g

 グラニュー糖 60g



【準備】
・薄力粉をふるう
・卵を卵黄と卵白に分ける
・湯煎用のお湯を沸かす
・オーブンを140〜150度に予熱する
・型に油脂を塗り、敷き紙を敷く

 →この時、型に十字にシートを切って敷いてから敷き込むと、その十字部分をもって取り出しやすくなります(この幅の広さなら一枚敷いておくだけでもOK)




【作り方】

①油を80度に温め、牛乳は40度に温める

②油に薄力粉を混ぜ合わせ、なじんだら牛乳を加え、卵黄を1個ずつ混ぜ合わせる

③卵白を泡立て、3回に分けてグラニュー糖を加えて、柔らかいメレンゲを作る

★すっと上に持ち上げた時に、しっかり角はできるが、その先がおじぎしてメレンゲ表面につくくらいの柔らかさが目安。
 立てすぎると焼いている間に割れやすく、柔らかすぎるとしぼんでしまう原因に。

④メレンゲの3分の1を②に加えてよくなじんだら、残りのメレンゲと合わせる。左手はボウルに添えて回しつつ、右手はゴムベラで生地の中央にへらの側面から切るように入れて、底から面ですくって返すように、白い筋が見えなくなるまで30回ほど(目安)大きく混ぜる(あまりさらさらになるまで混ぜすぎないこと)


⑤生地をやや高めの位置から型に流す


⑥湯専用のお湯がまだ熱ければ水を足すなどして45〜50度に調整し、型の3分の1の高さになるまで入れる


⑦オーブンに入れ、卵2個分の場合は140度・卵3個分の場合は150度で、60〜70分ほど焼く。取り出したら型から取り出し、冷ます(焼き立てを食べる場合はすぐに切り分けてOK)





【ポイント】

これらはひび割れの原因に。
・メレンゲの立てすぎ(膨らみがよすぎて割れやすくなる)
・オーブンの温度が高温
・湯煎焼き用のお湯が高すぎる
・湯煎用のお湯がすくなすぎる(熱が高く伝わってしまう)

腰折れ、しぼみはこちらに注意。
・焼き時間の不足(低温でじっくりと焼くのがコツ)
・メレンゲの泡立て不足