キッチンエイドのスタンドミキサーの感想③メリット・デメリット・向いている人 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

前回はこちら↓

 



ひとつ前の投稿では私が実際に試してみて感じたことを載せましたが、一番尋ねられるのはスタンドミキサーのメリットやデメリット。


その分類は人によっても変わってくるでしょうし、紙一重であることも多く、確かに私にとっても「口コミなどで一般的にはそういわれていても、個人的にはそう感じない」という項目はいくつかありました。


今回はよく言われるメリット・デメリットに対して、こちらの機種を使った場合の、あくまでも私の感想になります。

ちなみに私が本当にメリットだと思ったのは、上から2つの部分です。


 

 


【メリット】


〇作業効率があがる
→他の作業と同時進行できます。

〇大容量に対応できる(ケーキ生地やクリーム、メレンゲ)
→ハンドミキサーでは対応できない容量のものには特に重宝します。

 実際に使用してみた感想は1つ前の投稿にて。


〇デザイン性が良くカラーバリエーションが豊富

→この機種は通常3色ですが、様々なカラーが展開されることもあります。

 手に入るかどうかは取扱店にもよるのですが、インテリアのアクセントになりますよね。

〇メンテナンスで長期間使うことができる

→何かあったときに対応してもらえるお店で買うか、並行輸入品でも修理してくれるところと出会えれば末永く付き合うことができます。

 すぐに故障したという話も耳にしなくはないのですが、故障ひとつなく10年単位で使っている人もいます。


○アタッチメントの種類が豊富

→アタッチメント自体も安いものではないのですが、キッチンエイドでできるからこそほしい、というものがあればメリットになると思います。

 またもともと付属しているホイッパーやビーターが破損した時や、数を増やしたい時も、必要な分買い足せます。


〇静音性がある?

→音が静かな仕様であるということをメリットにあげられていることがあります。

 でもモーター音はそれなりにするので、うるさくはありませんが、手持ちのホームベーカリーやニーダー、ハンドミキサーよりも静かだとは個人的には感じませんでした。

 もしかしたら静音性というのは、いつも使っている道具で感じ方が変わるのかもしれませんし、他のスタンドミキサー類と比較してのことなのかもしれません。



【デメリット】

〇重さ・場所を考える必要がある

→うっかり倒したくないので、個人的に重い分には構わないのですが、私が持っている機種は大体10kg強。

 サイズは22×36×35cmということで存在感はありますが、見た目がおしゃれですっきりしたデザインなのでキッチンの良いアクセントになります。

 置きっぱなしにできない場合や、使いたい時だけ取り出したい場合はネックになるかもしれません。

〇少量には向いていない

→最低使用量くらいでしか焼く機会がないならば(例えばこの機種ならパウンド1本強、チーズケーキ15~18cm程度の生地量)、スタンドミキサーはあれば便利ですが、個人的には正直なくてもOKでした。

 実際に使ってみた感想はこの1つ前の投稿にて。

 ただ同時進行で別のケーキも作りたい場合は便利だと思います。


〇硬めの生地作りには向いていない
→速度を10速まで変えられるといっても、モーターに負担がかかるため、パン生地のこねは低速の1~2のみが推奨されています。(連続15分まで)
 またあまり水分量が少ない生地も負担がかかり、がたついたり、ピンが外れやすくなったりするようです。
 それでも、速度や水分量に関しては自己責任で使われている方は結構いらっしゃいます。

 パン生地にはこの機種だと週に1回程度の使用が推奨されていると言われていたお店があったので、頻繁に使いたい場合は業務用かニーダーのほうが良いと思います。

 (ただ業務用はドゥフックの形が違い、生地によってはうまく時間内にこねられないものも出てくると聞くことがあります。)

〇修理の手間

→そこまで頻繁に壊れるものではないようですが、万が一の時は修理してくれるところを探すのと、送る手間、場合によってはそれなりの費用が必要な場合があるようです。

(でもそれは外国製のスタンドミキサーなら他も同じ)

〇価格

→スタンドミキサーは他のメーカーからも販売されていて、それらと比較してもキッチンエイドのものが高すぎるということはないと思います。

 でも他の家庭用キッチン家電と同じように見てしまうと、ぱっと購入できる価格では正直ありませんよね。

 だから迷ったのですが、実際に使ってみても「使いこなすことさえできれば高い買い物というわけではなさそう」と感じました。



【説明書】

 並行輸入品についてくる説明書では、最低限の説明しかされていません。

 その場合はネットで検索すると、日本の輸入代理店の説明書がダウンロードできるので、より詳しい使い方がわかります。

 迷っている方と先に見てどんな使い方をするのかを見てみても良いのかもしれません。  



【業務用】

 デメリットとして「湯煎ができない」というのも見かけるのですが、個人的にはデメリットになりませんでした。

 でもキッチンエイドの業務用だと、ボウルの高さを自分で調整できるので湯煎などにも対応していますし、少量の材料も混ぜやすくなるようです。


 ただ業務用を購入できる金額があるなら、他のメーカーからも様々なスタンドミキサーが販売されているので、それらを併せて検討するという手もあるのかなとも思います。


 キッチンエイドのスタンドミキサーを実際の業務用として使う場合は、負担がかかりやすい生地作りではなく、柔らかいクリームやメレンゲ用に使われている話を耳にすることが多いです。

 (お菓子屋さん・パン屋さんと一口に言っても、作るものもその量も、お店の規模によってもまちまちで一概には言えないのですが)



【スタンドミキサーを使うのに向いている人】

 キッチンエイドのスタンドミキサーを使いこなしている人は、それを使う目的が決まっている人、のように思います。


 スタンドミキサーに限らず、頻繁に使わなくても「これを作る時はこの道具が必要」「これがあるから作る機会が増えた」というものってありますよね。

 私にとってスタンドミキサーが必要なのは、大容量のケーキ生地を作る時、大量の生クリームを泡立てたい時、そして料理の「たね」を作る時です。


 全部の機能を使いこなさなくても、私にとってはこの3つができるだけでも充分もとがとれそうです。

(例えば自分自身そうなのですが、今のオーブンはメニュー数が数百もあっても、マニュアル操作のみしか使っていないという人も多いと思います。あとクッキングヒーターのグリルは使う機会がない、など。)



その料理の「たね」については、次の投稿にて↓