チェルシーバンズ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

お茶のお供に、チェルシーバンズを焼きました。

チェルシーバンズは、イギリスのチェルシー地区が発祥の300年ほど前から作られているパン。


当初はパン屋さんによって形や内容も様々だったと聞いたことがあるのですが、現在ではミックススパイスやカソナード、レーズンをはじめとしたドライフルーツを巻き込んで、型に詰めて(くっつけて)焼かれているものを多く見かけます。


シナモンを巻き込むパンは各国で人気がありそれぞれの形がありますが、こちらはイギリスのシナモンロールといったところです。

仕上げにジャムやシロップを塗ったり、アイシングをたっぷりかけてできあがり。



↑もっとつやつやに塗っても


こちらは最近アイシングクッキー用に開封した時の残りのアイシングシュガーを使い切るべくこの量になったのですが、生地自体がケーキのように甘いわけではないので、個人的にはもっとしっかりかけても良いくらい。

実際もっと手がベタつくくらいの甘さのものも多いのだとか。




卵や牛乳がたっぷり入っている生地で、なんといっても、このちぎった面がふわっふわ!

焼き立てが食べごろで、手作りだからこそ味わえる、やみつきの美味しさです。

いつも一個だけでは終わりません…


そして今回はスパイシーで甘い紅茶と合わせていただきました。





この紅茶は先日夫とテレビを見ている時に紹介されていたものだったのですが、それが気になって注文してくれていたのだとか。

砂糖や甘味料不使用なのにとても甘い、不思議なスパイスティーです。


 

 


‘’たまに買い物をしているサイトのポイントが切れそうだったのを使ったから、全然高くなかったよ‘’と渡してくれたのですが、そんな夫はシナモン嫌いなので一緒には楽しめず。笑

スパイス料理が好きだとしても、確かに好き嫌いはハッキリそうな、他にはない衝撃的な味わいでした。 


甘味料が入っていないのにとても甘みを感じ、一杯の満足感がすごいのでダイエットにもよさそう。

といいつつケーキよりもパンに合わせるのが最近気に入っていて、今回のスパイスたっぷりの生地とも相性◎。





【材料】

20cm四方の角型

☆生地
 強力粉 230g
 薄力粉 70g
 ドライイースト 5g
 砂糖 30g
 塩 5g
 卵 50g (M1個)
 牛乳 160g※
 無塩バター 30g

☆トッピング
 無塩バター 20g
 GABANシナモン〈パウダー〉小さじ3
 GABANナツメグ〈パウダー〉小さじ1
 GABANクローブ〈パウダー〉小さじ1/2
 カソナード(なければグラニュー糖) 30g
 レーズン主体のミックスドライフルーツ 100g

☆仕上げ
 アプリコットジャムやシロップ類(ゴールデン、メープル、はちみつなど) 適量
 アイシングシュガー 適量
 (なければ粉糖)

 
※卵と合わせて210gになるよう調整します。
 スパイス類はすりきりで計って大体計6gほどになりますが、クローブやナツメグがなければシナモンのみでも。


【準備】
○卵は室温に戻し、牛乳は30度程度に温め、合わせて混ぜておく
○バターはすっと指が入るくらいの温度にする
○型にオーブンシートを敷きこむ


【作り方】

①粉類をさっと混ぜてから水分をいれ、まとまってきたらバターを混ぜ込み、台でなめらかになるまで返すようにこねる

②油を薄く塗ったボウルに入れて、乾燥しないようにラップ等をかぶせ、約2倍になるまで30度で50〜60分ほど発酵させる

③発酵中に、スパイスとカソナードを混ぜておき、トッピング用のバターを室温に戻して柔らかく練っておく

④生地を24×40cmに伸ばし、バターを表面に薄く塗り広げ、混ぜておいたスパイス+カソナードをまんべんなくトッピングし、ドライフルーツを散らして40cm側のほうから巻く


⑤巻き終わりをしっかり閉じて9等分し、型に並べる


⑦ひとまわり大きく膨らむまで30度で30分ほど最終発酵


⑧オーブンを180度に予熱し、予熱が終了したオーブンに手早く入れ、25分ほど焼く

⑨熱いうちにジャムやシロップを全面に塗る

⑩粗熱が取れたらアイシングシュガーに水を微量ずつ加えて混ぜ合わせ、とろりと流れ落ちる程度に調整する

⑪アイシングを絞り袋に入れて先を細く切るか(写真では丸口金2番を使用)スプーンを使い、全体に好きなだけかける




冷めたら軽くトーストすると柔らかくなります。