ライ麦のカンパーニュ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

シンプルな材料で作る、フランス語で”田舎パン”という意味のあるカンパーニュ。

素朴な味わいで、外側はパリッと、内側は気泡のある柔らかな食感が特徴です。






我が家にはコルプ型が2種類あったのですが、5年前の地震でどちらもなぜか突然ダメになってしまい、泣く泣く処分した思い出が…

それ以来焼いていなかったのですが、最近また食べたくなったので改めて入手しました。


 

必ずしもこの型がなければできないわけではなく、発酵かごとしてザルなどで代用する方法もあるものの、やっぱり定番のこの形はかわいいですね。


焼けてオーブンから出してすぐの、ピキピキ…と鳴る音に聞き耳を立ててしまいます。






【材料】

直径18cmの円形コルプ型(バヌトン、発酵かご)
 
 強力粉 200g
 ライ麦粉 50g
 塩 4g
 水 170g
 ドライイースト 3g


【準備】
○水が30度程度になるよう調整する
○発酵用のボウルに薄く油脂を塗っておく


【作り方】

①粉類をさっと混ぜたら水を加え、まとまってきたら台の上で叩いて返すように、表面がなめらかになるまで15分ほどこねる

★べたつきやすい生地なのであればニーダーやホームベーカリーのこね機能を使うのがおすすめです。

②薄く油脂を塗ったボウルに綴じ目を下にして生地を入れ、倍に膨らむまで30度で30分発酵

③取り出して軽く広げてガス抜きし、左右上下から折りたたみ、綴じ目を下にして再度ボウルに入れ、30度で30分発酵

④表面を軽く張るように丸めなおし、綴じ目を下にして20分休ませる

⑤軽くガス抜きして再度表面を張るように丸める

⑥発酵かごに茶こしで強力粉をふり、綴じ目を上にしてそっと生地を入れ、倍の大きさになるまで30度で40~50分ほど最終発酵

⑦耐熱容器にタルトストーンを入れ、天板に乗せて庫内に入れ、オーブンを250度に予熱する

★スチーム機能がある場合は説明書を参考にそちらを使用しても。
 蒸気はクープが開く前に表面が焼き固まってしまわないための措置なので、内側を霧吹きで濡らしたボウルを数分かぶせる方法もあります。
 理想の仕上がりや目的に合わせて、やりやすいお好みの方法でどうぞ。
 熱伝導率の良い銅天板の使用もおすすめです。


⑧型にオーブンシートをかぶせて返し、綴じ目が下になる状態で取り出したら、スリップピール(ピザ板や平らな段ボールの上)に乗せ(オーブンに入れる際手早く天板に移しやすいように)、クープナイフで数mm深さの切れ目を十字などに入れて霧吹きをする

⑨予熱が終了したらタルトストーンに水をかけて蒸気を発生させ、オーブンシートごと天板にすべらせるように生地を天板の上に乗せる

★庫内温度が下がりやすいので火傷に注意しつつ手早く行います。
 
⑩温度を230度に設定し、20~23分焼く