成形一切不要 サクサク&とろ~りディプロマットクリームパイ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

カスタードクリームと生クリームを合わせた、ディプロマットクリーム。
シュークリームなどに入っていることが多いクリームですが、今回はパイに詰めました。





サクサクのパイを割ると、中からなめらかなクリームがあふれてきます。





実はこのパイ、伸ばしたり穴をあけるなどの成形や、卵黄やシロップを塗るなどの艶出しなども一切行わず、何も手を加えずにオーブンで焼いただけなんです。





予めピケ(穴あけ)をしてあるタイプのパイシートだと焼いてもここまで高さは出ないのですが、それでもたっぷりクリームが入ります。





写真で使用したのは、cottaさんの10cm四方・30枚入りのパイシートです。




もし味気なければ、大きくてシンプルなクッキー型で抜いて焼いても可愛いんですよ。
こちらはおばけとかぼちゃの形。





型で抜く場合は、クッキーにしては大きいと感じるくらいのサイズのものがおすすめです。
出来上がりと型の大きさを並べるとわかるように、焼くと縦に膨らむ代わりに幅はひとまわり小さくなります。

ナイフで好きな形に切ってもOKです。
チョコペンで顔を書いて出来上がり♪





【材料】

約5個分(分量についてはレシピ後述)

 パイシート 10cm四方・5枚
 ディプロマットクリーム 1回分(1つにつき約70~75g入れる場合)

☆ディプロマットクリーム(出来上がり量 約380g)
 全卵 1個
 グラニュー糖 70g
 薄力粉 10g
 牛乳 200g
 バニラエッセンス 3~4ふり
 生クリーム 100g


【作り方】

[1]クリームを作る

1.グラニュー糖と薄力粉を混ぜ合わせ、卵を加えて更によく混ぜ、そこに牛乳を少しずつ加えながら溶き伸ばす

2.小鍋に入れ、泡だて器か耐熱ゴムベラを使い、底のほうを絶えず混ぜながらとろみがつくまで中弱火で加熱し、小麦粉にしっかり火を通す

3.バニラエッセンスを混ぜてバットに流し入れ、表面にぴったりとラップを張り付けた上に保冷剤を置いて冷まし、粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間ほど冷やして、再度泡だて器でなめらかに混ぜる
 →うまくできていれば、冷やしたあとに生地がつかずにきれいにラップが剥がれる

4.生クリームを9分立てにし、出来上がった3のカスタードと混ぜる
 →カスタードが柔らかくなりすぎず、卵の風味も柔らかくなる

5.シュー口金をつけた絞り袋に入れて、冷蔵庫で冷やしておく

[2]パイを焼き、クリームを詰める

1.オーブンを200度に予熱する

2.パイシートをオーブンシートの上に並べ、予熱が終了したオーブンで20~25分焼く

★冷蔵庫に10分ほど移して半解凍しておいたり、冬など気温の低い場合はすこし室温に出しておくなど、オーブンに入れる時に少し柔らかくなりかけている状態に調整します。

3.パイが冷めたら、シュー口金の先を差し込んでクリームを注入する(入れすぎに注意)

 
【分量について】
 分量はcottaで販売されているものを使用する場合です。
 ピケの有無やサイズなど、パイシートに合わせてクリームが入る量は変わってきます。
 お使いのものに合わせて調整を。
 ちなみに同じようなサイズにカットした、別メーカーの予めピケがされていたもので焼いた場合、1つにつきクリームは40g入りましたので、今回ご紹介したクリームだと9~10個ほどできる計算になります。


【クリームについて】
 今回のクリームはゆるいタイプなのですが、お好みのレシピの卵黄のみを使ったカスタードクリームに変えたり、クリームレシピ3でバットに流す前に無塩バターを10g前後溶かし混ぜておくと、もう少ししっかりとした流れおちにくい食感に仕上げることができます。