ハートのクレームブリュレタルト | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

いつもはココットで小さく焼くクレームブリュレを、大きなひとつのタルト台に流し込んで焼きました。

タルトのサクサク感、濃厚でなめらかなクリーム、たっぷりふりかけたカソナードの風味にパリッとした食感…と一度にいろいろな味わいを楽しめます。





今日のタルトはハート形です。




パリッと割れる音と、手に伝わる感触に、ちょっと心躍る瞬間。





焦がす面積が広範囲なので、焦がす前のタルトをしっかり冷やしていても、クリームの温度はあがりがちです。
そして焦がしてすぐにナイフを入れてカットしようとすると、どうしても表面が割れてしまいます。

カソナードの量を減らして、焦がす時間も短めにすることで割れにくくすることも可能ですが、やっぱりこのパリッと割る感触が醍醐味ですよね。

そこ1~2時間程度なら、焦がしたあとに冷やしてもパリッとした食感は持続しますし、時間をおくことでカットした時の表面の割れを少なめにすることができますので、出来立ての状態と時間が経ってからのものを食べ比べて、好みのタイミングを見つけるのも楽しいかもしれません。





《材料》

底取 ハートのタルト型 1台分

☆タルト台
 無塩バター 45g
 粉砂糖 25g
 全卵 15g
 アーモンドパウダー 15g
 薄力粉 80g

☆クレームブリュレ
 卵黄 35~40g(M2個分)
 微細粒グラニュー糖※ 17~20g(卵黄の半量)
 生クリーム 100g
 牛乳 30g
 バニラビーンズ 2~3cm分
 カソナード 15~20g


※グラニュー糖をグラインダーで挽いたものでも可


《作り方》

【1】タルト台を作る

1.バターを室温に戻して柔らかく練り、粉糖を混ぜ合わせ、溶いた卵も数回に分けて加えその都度均一になるように混ぜ、ふるった粉類をボウルの側面に押し付けるようにすり混ぜてまとめる
 →フードプロセッサーを使う場合は、材料を順に入れてその都度なめらかに混ぜ、薄力粉を加えたら軽くまとまるまでON

2.ひとまとめにしてラップに包み、冷蔵庫で最低1時間、できれば6時間以上休ませる
 →この時点で保存可…冷蔵5日・冷凍2週間
 
3.生地をラップで挟んで、麺棒で型よりひとまわり大きいサイズに伸ばし、型にしきこむ

★指の腹を使って軽く押しながら、側面や隅の部分まで均一に密着させ、隅やはみ出た部分は淵に麺棒を転がしたりナイフで切り取り、再度側面を密着させる。



こちらは焼いたあとの写真になってしまいますが、成形時にハートのくぼみの部分はしっかりとつまんで形作っておくのがポイント!

4.焼き縮みを防ぐため冷蔵庫で1時間ほど休ませ、オーブンを180度に予熱する

5.ピケ(フォークなどで空気穴をあける)したらシートを敷き、上にアルミホイルを乗せてタルトストーンを入れ、予熱が終了したオーブンで15分焼き、淵に色がついてきたらホイルごとタルトストーンを外し更に10分焼く



6.型につけたまま冷ます


【2】フィリングを作ってタルト台に流し、焼く

1.オーブンを140度に予熱する

2.卵黄とグラニュー糖をボウルに入れ、少し白っぽくもったりとするまで空気を含ませるように混ぜる

3.生クリーム・牛乳・バニラビーンズとそのさやを小鍋に入れて中火にかけ、50度まで温め、2のボウルに少しずつ加えながら混ぜ合わせる

4.縁につかないよう注意しながら、3の生地を茶こしを通してタルト台に注ぎ入れ、予熱が終了したオーブンに入れて35分ほど焼く


★さらさらとした生地なので、オーブンに入れる時に揺らしてこぼれないように注意する。
 楊枝を刺して生地がついてこなければOK。


5.粗熱が取れたら冷蔵庫でよく冷やし、カソナードをまんべんなく上面にふり、バーナーでゆっくりと焦がす


★すぐに食べても、少し冷やして食べても。