杯数が変わってもコーヒーを均一の濃さで淹れるポイント | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

ブログのアクセス解析を見ていたら、お菓子レシピ以外に本業である飲み物についても載せているからか、特にコーヒーに関するワードで検索されてこのブログにたどり着かれる方も多くいらっしゃるようです。
コーヒーの世界はこだわりどころが満載で、ハマるほどに奥が深く面白いのですが、そんなに詳しくないにいしても普段何気なく淹れているとしたら、少し気を配るだけでもっと美味しくなると言うポイントがたくさんあります。

例えばコーヒーはひとりの時間に楽しむこともあれば、お客様がいらしたら数杯分まとめて淹れることもありますよね。
甘いお菓子との相性も抜群です。

でもいつも淹れる時にはちょうど良い濃さになるのに、人数(杯数)が変わるといつもの味を出せない、と言うことはありませんか?
もしかしたらその原因は、粉の量にあるかもしれません。

コーヒーは、豆の種類や淹れ方、器具などで味が変わるのはご存知だと思いますが、粉の分量も味を左右する大切な要素です。
今回はドリップコーヒー(ハンドドリップでも、コーヒーメーカーでも)で淹れる場合に、人数が変わっても均一に淹れるポイントを少しご紹介したいと思います。
コーヒーに詳しい方ならご存知の方も多いとは思うのですが、均一に入らないと悩んでおられる方のお役に立てますと嬉しいです。





【1.メジャースプーンを使う】

 メジャースプーンはコーヒーを淹れる際の必須アイテムのひとつですが、意外と多いのが、家にある料理用の小さじや、ティースプーンなどで適当に計っている場合。
 毎回盛り具合も変わりやすいので、1回にどれくらいの量を使っているのかわかりづらく、味がぶれてしまいがちです。
 コーヒー用のメジャースプーンなら、一度で必要な量をすくうことができます。

 ドリッパーを購入するとついてくる場合も多いですし、専門店やホームセンターにて数十円から手に入れることもできます。
 もちろん、様々な材質や形のデザイン性に富んだものもたくさん販売されていますので、雑貨屋さんなどでお気に入りを探してみるのも楽しいですよ。

 次にメジャースプーンを使って量を量り、何度か淹れてみて、濃く感じたら次回は粉を減らしてみたり、薄ければ粉を増やしてみるなどして、自分の好みに合った量を探します。
 (好みの味の豆を使っていることが前提になります。”濃さ”は、豆の煎り具合や品種によっても変わって来るので、美味しいコーヒーに出会うためにいろいろな種類の豆を試してみるのも重要です)




↑こちらは私が普段使っているもの。
 木製のものは販促品なのでほぼ飾りになってしまっているのですが、Kalitaの陶器のものは柄が短いのでストッカーに入れておけるのが便利です。

 プラスチックの白いほうは、深めのボトルに入れていても取り出しやすい長さがありますがこれで43円。
 茶色いほうは以前使っていたHARIOのドリッパーにセットでついてきたもので、目盛りが8・10・12gで区切られています。

 ステンレスのものは、お客様が旅行に行かれた際のおみやげとしていただいたものなのですが、厚みがないのですくいやすく、またコーヒー用は紅茶用のメジャースプーンと比べて可愛いデザインのものが少ないので、とても気に入っています。
 持ち手部分に穴があるデザインなので、ひっかけて収納したり飾っておくのにも便利です。


【2.人数によって、調整する】

 杯数を増やして淹れる場合、杯数を増やすほどに、少しずつ粉の量は減らしていく必要があります。
 なぜならば、粉の量が増えると、湯を注いだ際に抽出されるまで、湯が粉の中を通る時間が長くなり、お湯が粉に触れる時間が長くなるほど濃く入ってしまうからです。

 粉の量は【一杯分の量×人数分】にするのではなく、少しずつ減らしていくように心がけます。

 メジャースプーンの容量はメーカーによっても多少違いますが、10gが目安となっていることが多く、とは言っても豆と粉どちらかの状態で量るのか、また体積によって比重はバラバラなので重さはあくまでも目安です。
 慣れればメジャースプーンのここくらいまでの豆を使うと美味しく入るな、と目分量でわかるようになります。

 例として、数値はあくまでも私の好みの場合ではありますが、一杯分では12g使い、2人分淹れる時には20g、3人分では27g、4人分では32gくらいの粉を使って淹れています。



ところで近く、他サイトでも新たに暮らしのアイデアを載せていくことになりました。
そちらでの記事は公開次第、このブログでもお知らせしていけたらと考えています。