Wココアのシフォンロールケーキ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

今日のコーヒーのお供は、しっとりふんわりとした食感のココア風味の薄焼きシフォン生地に、濃厚なココアクリームを巻き込んだ、ココアを堪能できるロールケーキ。
先日載せたチョコレートクリームのシフォンロールと生地は同じもので、ココアが入ることでメレンゲの泡が消えやすくなるため、卵黄生地とメレンゲは手早く混ぜて、天板に流し入れたら時間をおかずにオーブンへ入れて焼くのがポイントです。

クリームは、味は似ていますがこちらのほうがほろ苦い風味が加わるためやや甘さ控えめに感じ、先日のものと比べるとチョコレートのように溶かしたりする手間もないため、より気軽に作ることができます。
また冷蔵庫から出してすぐでも切り分けやすい柔らかさです。
(切り分ける時には毎回必ずお湯などで温めたナイフを使ってください)

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ところでその先日のチョコシフォンロールと言えば、やっと写真を差し替えました!
 →http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-12002154377.html
そのレシピを参考に、きーちゃんさんが素敵にデコレーションして作ってくださったのでこちらもどうぞ♪
 →http://ameblo.jp/kiyko-u/entry-12005498351.html

きーちゃんさんはココアが最初から混ぜ込まれているホイップクリームを使われていたのですが、そのクリームは我が家の近所のお店にも置いてあり、私もちょうど気になっていたものでした。
なので私も先日そのクリームで挑戦してみたのですが、実はうまく巻けませんでした…
植物性のクリームだったため、おそらくいつも使用している動物性のクリームを立てた場合と比べて、固く泡立つまでの時間や感触の感覚をつかめていなかったからだと思います。

植物性は固くなりにくいので泡立てに時間がかかり、脂肪分が高くても柔らかめに仕上がる傾向があるので、しっかり冷やしながら時間をかけて固くしていくことが重要なのですね。
その点きーちゃんさんは見事に植物性でもきれいに立てられていて、切り口も形もきれいなのは使ったクリームに対しての温度や環境や見極めが最適だったからだと思います!

ちなみに、そのクリームの名前は「チョコレートホイップ」なのですが、混ぜ込まれているのはココアなんです。
でも香料の香りで、ココアのほろ苦さはなくチョコレート風味でした♪

ところでクリームと言えば植物性よりも動物性のほうが風味が良い等々言われますし傾向としてはそうなのですが、植物性が必ずしもよくないというわけではなく、また逆に動物性だからどんなのを使っても美味しくできるわけでもありません。
どちらにもメリット・デメリットがあって大事なのは使い方なので、いつか材料について書いているシリーズで生クリームについてもまとめたいと考えているところです。
先の市販のクリームも、ココアをふるう手間はなく、ダマになる心配がないため気軽に取り掛かれますし、お好みでどうぞ。





~作り方~

27×27cmの天板

☆卵黄生地
 卵黄 M3個分 (約45g)
 グラニュー糖 50g
 サラダ油 30g
 熱湯 50cc
 薄力粉 50g
 ココアパウダー 12g
 ベーキングパウダー 2g

☆メレンゲ
 卵白 M3個分 (約110g)
 グラニュー糖 25g

☆クリーム
 生クリーム 150cc
 ココアパウダー 10g
 グラニュー糖 17g


~下準備~
・材料はすぐに混ぜられるように全て計量して準備しておく
・熱湯とサラダ油を混ぜておく
・薄力粉とベーキングパウダーとココアパウダーは合わせてふるっておく
・オーブンは180度に予熱
・型にオーブンシートを敷きこんでおく


~作り方~

①冷えた卵白をハンドミキサーの高速で泡立て、白っぽくなったらメレンゲ用のグラニュー糖1/3量を加えて更に泡立て、混ざったらまた1/3量のグラニュー糖を加えて泡立て、残りのグラニュー糖を加えたら更に泡立てて、持ち上げた時に下に落ちず角がぴんと立って少しおじぎするくらいの固さのしっかりしたメレンゲを作る
 →あわ立てすぎてぼそぼそにならないよう注意
 →メレンゲは暑さで分離しないようにすぐ冷蔵庫へ

②別のボウルで卵黄→グラニュー糖→混ぜておいた油+熱湯→ふるっておいた粉+ベーキングパウダー→メレンゲ1/3量の順に、都度だまができないようなめらかに混ぜる
 →卵黄を白っぽくなるまであわ立てるレシピもありますが、そこまですると卵の風味が消えてしまうので混ぜすぎないこと

③残りの卵白を全て加え、左手はボウルに添えて回しつつ、右手はゴムベラで生地の中央にへらの側面から切るように入れて、底から面ですくって返すように、白い筋が見えなくなるまで大きく混ぜる
 →卵白の粒が残っている場合はへらの先でなじませる

④型に流し入れてカードで表面をならし、2~3cmの高さから落として大きな気泡を抜いたら、180度に予熱したオーブンで15分焼き、乾燥に気をつけつつ冷ます
 →気泡が1回落としたくらいではまだ抜けそうな感じに見えるものの、あまり気泡を抜き過ぎると固くなるので、大きな気泡を1~2回落として抜くだけ焼く

⑤クリームの材料の砂糖とココアパウダーを混ぜ合わせてココアの大きなダマをなくしてからクリームと合わせ、巻き込みやすいよう九分立てにする
 →混ぜすぎて分離させないよう注意。先に砂糖とココアパウダーを混ぜておくことでダマになるのを防いでいるが、吸湿しているなどダマが心配な場合はふるってから加えるときれいに混ざりやすい

⑥生地より大き目のオーブンシートの上に、表面がきれいなほうを下にして生地を乗せ、巻き始めと巻き終わりは斜めに切り落とし、クリームを塗り広げて巻いたら巻き終わりはシートごと底にカードで押し込むようにしっかりと形を整えて冷蔵庫で数時間冷やす

⑦温めたナイフで切り分ける