サヴォイアルディ (フィンガービスケット) | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

サヴォイアルディは、“サヴォイアのビスケット”と言う意味の、北イタリア・ピエモンテ発祥の伝統菓子。

名前はイタリア最後の王家・サボイア一族の名前に由来しています。

太い指の形に似ていることから “レディーフィンガー(英)” “ディーダディダーマ(伊)” など “貴婦人の指” と言う意味の名前でも呼ばれているフィンガービスケットで、吸水性が高く、ティラミスやシャルロットに欠かせないお菓子としても有名です。

甘くてさくふわっと軽い食感は、エスプレッソやワインにもぴったり。


作り方は油脂を加えない別立て法。

これをマスターすれば丸く絞り出して焼いてクリームを挟めばブッセ、丸型で焼けば別立てのスポンジ、天板で焼けばロールケーキ生地も作れる、基本中の基本です。

材料も少ないので、気軽なおやつに。



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~材料~


 6~7cm 約20本

  材料の比率 卵 : 砂糖 : 粉 = 2 : 1 : 1


  卵      S(45g)  M(50g)  L(60g) 1個

  グラニュー糖 20g   25g    30g

  薄力粉     20g   25g    30g
  粉糖 適宜



~下準備~

○卵を卵黄と卵白に分ける

○薄力粉はふるっておく

○絞り袋に1cm丸口金をセットする

○鉛筆で6~7cm幅の線を鉛筆で引き、書いた面を裏にして天板に敷く

○オーブンを180度に予熱



~作り方~


①ハンドミキサーで卵白をほぐして白く泡立つまで混ぜたら、砂糖を2~3回に分けて加え、都度高速でしっかりと泡立てて、固く角が立つメレンゲを作る

 →砂糖は最初から入れず、やや泡立ててから少しずつ加えることで角が立つ固さになりやすい


②卵黄を加えて、低速で約30秒混ぜる


③粉類をふるいながら一度に加えて、粉気がなくなり艶が出るまで、ゴムベラで底から返すように切り混ぜる

 →絞り出せない固さにならないよう、混ぜすぎ注意


④口金をセットした絞り袋に生地を入れて、シートの上に1cm高さから生地を絞り出す

 →作りたいお菓子に合わせて好みの長さや形で


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⑤表面に粉糖を2~3巡たっぷりと茶漉しでふるう

 →オーブンに入れた時に粉糖が溶けてできる糖衣が、生地の膨らみで割れることにより、表面に特有の凹凸が出る


⑥予熱したオーブンで15分前後焼成、表面・底面に薄く焼き色がついて中央に火が通ったら取り出す


⑦粗熱が取れたらシートから外す

 →中央に火が通っていないとシートから剥がれずつぶれやすいので、下火や上火を調整するなどオーブンに合わせて練習