声 | 3号倉庫

3号倉庫

名前の通り倉庫です。著作権放棄しません。

石っころを蹴飛ばすように


車は、猫をはね飛ばして走り去りました


猫は、身体が冷たくなっていく数分の間に、選ぶ事にしました


通り過ぎる人の心の声が聞こえます


「うわ 汚い」


「祟るなよ」


「飼い主が悪いよね」


「置き去りにするなよ」


「悲しくて痛い」


この猫は、何でも知っていて、その人が気がつかない欠点や才能を教えてくれます


最後の力を振り絞って


この中の一人だけに、声を届けます


僕が知っているのはここまで・・・


その猫が、命を賭けて気づかせてくれようとした声を聞いて下さいね


あなたがそれに気がついて、幸福になる事が、猫の命の願いなのですから


その声を聞けなければ、この命は無駄になってしまうのですから・・・