夜明け前僕は、目覚めない朝を月光に溶かして 蒼く染まりかける空を濃い霧の錆で覆い尽くそうとする 疲労と倦怠が、会話するように、僕らは、話し合い ポケットのコインで、退屈ふたつ分の缶入り飲料を買う 見上げれば、すでに翼を持つことに成功した者が飛翔しているのを見いだす お互いの距離が離れることで、また翼は得られるのだろうが まだ少しだけ時間があるなら 夜明け前