ナミダと雨粒 | 3号倉庫

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窓ガラスを雨粒が斜めに走る


ずっと同じ角度で、雨粒が流れるから


だいぶ同じ速度で、走り続けているんだろう


窓ガラスに映る僕の顔をはしる透明な筋は、垂直に流れていく


夜行列車は、好きで選んだ


この町も好きで選んだ


雨の夜の夜行列車


等速直線運動の軌跡と垂直に流れる涙


選んできた僕が、泣いているのは


選ばれなかったからで


2つの液体は、ガラスの向こうとこちらで、違う方向へ流れた


やがて、力学は、目的地へ着こうとしていることを雨の角度を変えることで、知らせ


列車は、すべてのリズムを失い停止した


雨の軌跡が、僕のナミダと同じになっていったら


ホームで、泣きながら待っている君がいた