まだ茶道を習っていた頃
先生のお宅では猫を2匹かっておられ
猫好きの私は、彼らと遭遇できることを
楽しみにしていました。
ある時、目が合ったので
おいでおいでをすると
お茶室までやって来てくれました。
正座をする私の膝に
ちんまり座り、こちらを見て
ニャーニャー猫語で話しかけてきます。
メチャクチャ可愛いです。
しかし、その日は他の生徒さんが
皆さん、私に話しかけてくれ
その応対で猫語がかき消されて
しまっていました。
そして、あー。
しびれを切らしたピンピンは
私の膝の上で粗相をしたのです。
あれれ。
キャーとか、ちょっとちょっと、とか
そういう気持ちは湧かず
動物たちにも気持ちはある、と
申し訳なかったなーと反省しました。
ピンピンも同じく、申し訳なさそうに
こっちを見ていましたけどね。
それからは猫を見かけると
心の中で話しかけたりしています。
結構通じているような気がしているのは
私だけかもしれませんが。