聖和学園高等学校女子サッカー部、準々決勝で敗退
第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
聖和学園高等学校女子サッカー部の監督、曽山加奈子(そやま かなこ)さんは、現役時代、日テレ・ベレーザのＧＫであった。聖和学園高校から秋田大学に進学し、大学卒業後、2010年に日テレ・ベレーザに加入。６年間、ベレーザのゴールマウスを守った。2015年度のシーズン終了後、引退。2016年度から聖和学園高校女子サッカー部監督となった。
現在、聖和学園高校女子サッカー部には、日テレ・東京ヴェルディメニーナの「緑の魂🔥💚🔥」を受け継ぐ戦士が３名在籍している。
◎聖和学園高校（宮城県 第１代表）
DF07 今野 杏凪 3年
MF06 石川 麗奈 3年
MF10 伊藤 花恋 2年
今大会、聖和学園高校は、宮城県の第1代表として２回戦より登場した。
宮城県の第2代表は、強豪校として有名な常盤木学園高校である。宮城県高校女子サッカー選手権大会の決勝戦で両校は、大接戦を演じ、3対2で逆転した聖和学園高校が優勝した。聖和学園を優勝に導いたのは、MF10伊藤花恋さんのフリーキックであった。
今大会、聖和学園高校は２回戦から出場し、初戦の相手は山梨県代表の日本航空高校であった。
試合日時：2024年12月30日(月) 14:10KO
試合会場：@五色台運動公園メイングラウンド
日本航空高校は、今季、関東U18女子サッカーリーグ１部において、８チーム中５位の成績を残した強豪校である。
この試合、聖和学園高校は、48分にMF#05倉品渚南さんが先制し、51分にFW#21佐藤実玖さんが追加点を奪った。66分に日本航空高校にゴールを許すも、そのまま逃げ切り、2対1で初戦を突破した。
3回戦の相手は、新潟県代表の帝京長岡高校であった。
試合日時：2025年01月03日 14:10 KickOff
試合会場：@三木総合防災公園 第2球技場
帝京長岡高校は、2回戦から出場し、群馬県代表の前橋育英高校に１対ゼロで勝利して３回戦にコマを進めたチームである。
この試合、聖和学園高校は、前半20分にMF#10伊藤花恋さんが奪ったゴールで先制点をあげた。だが、帝京長岡高校の攻撃を耐えしのぐ時間帯が続いた。そして、奪った１点を守り、逃げ切って3回戦を勝利した。
3回戦から中１日、準々決勝における聖和学園高校の相手は、大阪第1代表の大商学園高校となった。
今大会、大商学園高校は２回戦から出場し、初戦の相手は東京都第２代表の十文字高校であった。
私、個人としては、十文字高校を応援していただけに、１対ゼロの僅差で十文字高校が敗戦したことは、非常に残念であった。大商学園高校の３回戦の相手は、長崎県代表の鎮西学院高校であったが、6対ゼロで圧勝している。
そして、今日、大阪府第1代表と宮城県第1代表の対戦となった。当然のことながら、私個人は宮城県第1代表の聖和学園高校を応援するために、三木総合防災公園 陸上競技場へ足を運んだ。
第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
＜準々決勝＞
大商学園高校(大阪府第1代表)vs聖和学園高校(宮城県第１代表)
日時：2025年01月05日 11:00 KickOff
会場：三木総合防災公園 陸上競技場
試合時間：40分ハーフ(計80分)
大商学園高校
GK 01 勝間田 葵
DF 02 中野 梨緒
DF 04 玉城 菜月
DF 10 太田 美月 (Cap.)
MF 05 笠崎 愛乃
MF 06 枚田 乙愛
MF 07 村上 杏奈
MF 08 稲田 梨音
MF 14 田中 美優
FW 09 佐藤 ももサロワンウエキ
FW 11 三島 ゆな
控え選手
GK 12 西 桃花
DF 03 山本 ノア
DF 13 中谷 奈麗
DF 22 佐竹 結愛
MF 17 近藤 柚月
FW 15 上村 真生子
FW 16 宮本 詩子
監督 岡久 奨
聖和学園高校
GK 12 福田 知未
DF 02 小亀 萌絵
DF 07 今野 杏凪
(Cap.)
DF 19 佐野 美尋
MF 05 倉品 渚南
MF 06 石川 麗奈
MF 10 伊藤 花恋
MF 11 櫻井 梨里花
MF 20 保立 七海
FW 09 今村 栞愛
FW 21 佐藤 実玖
GK 01 益子 恵
DF 23 佐藤 あい奈
MF 08 伊藤 三冬
MF 13 杉森 聖莉
MF 25 小林 凛
FW 17 大黒 ひなの
FW 18 村田 梨帆
監督 曽山 加奈子
前半の得点者
39分 櫻井 梨里花(聖和学園高校)
前半のスタッツ 大商 聖和
シュート数 ： 3本 5本
ゴールキック ： 4回 7回
コーナーキック： 0本 1本
直接FK ： 1回 3回
間接FK ： 0回 0回
オフサイド ： 0回 2回
PK ： 0回 0回
前半を終えて、 1対ゼロと聖和学園高校がリードして折り返す。
前半は、どちらかと言えば、聖和学園高校がボールを保持してパスをつなぎ大商学園高校陣内へ攻め込んだ。前半39分に櫻井さんが放ったミドルシュートは見事であった。
HT、大商の選手交代：OUT #14田中 美優→IN #03山本 ノア
63分、大商の選手交代：OUT #11三島 ゆな→IN #15上村 真生子
77分、聖和学園の選手交代：OUT #09今村 栞愛→IN #17大黒 ひなの
80+1分、大商の選手交代：OUT #07村上 杏奈→IN #16宮本 詩子
後半の得点者
49分 中野 梨緒(大商学園高校)
68分 村上 杏奈(大商学園高校)
80+2分 保立 七海(聖和学園高校)
後半のスタッツ 大商 聖和
シュート数 ： 9本 3本
ゴールキック ： 2回 6回
コーナーキック： 1本 0本
直接FK ： 2回 0回
間接FK ： 0回 2回
オフサイド ： 0回 0回
PK ： 0回 0回
前半41:48(01:48)、後半43:33(03:33)、試合所要時間 01:46:14
80分の試合時間内での結果は2対2と、両者譲らず、即PK戦へ。
ＰＫ戦の経過は以下。
聖和学園：11 ○ 6 ○ 10 × 21 × 7 ×
大商 ：10 ○ 4 ○ 2 × 9 ○
残念ながら聖和学園高校は準々決勝で敗退となった。だが、後半ロスタイムで同点に追いつき、PK戦に持ち込んだ粘りは、今後の聖和学園高校女子サッカー部では語り継がれ、将来の全国大会優勝への礎となるであろう。
